2023年天文現象、行事、宇宙開発関係メモ

Wiki作成の覚え書きとして、主に肉眼で(機材なしで)楽しめる2023年の天文現象などを軽くまとめてみます。また、天文関係の会議、行事、宇宙開発関係日程(ロケット打ち上げなど)もまとめてあります。ツイッター、ブログなどでの拡散大歓迎です!このページについては、事実の羅列なので、著作権はありません。コピペも可です。ネタ作りに大いにご利用ください。ただし、「天文(他)行事」 、「宇宙開発」は、どんどん変更されますので、コピペ時点の日付を書いていただいた方が読み手が混乱せずに済むと思います。
大枠で、早水勉氏のHAL星研早水勉のサイト−天文現象2023−を参考とさせていただいています。早水様、いつもありがとうございます。
惑星の位置関係や一番星など星空の見え方のシミュレーションには、Stellarium(ステラリウム)を使用しております。
国立天文台暦計算室 こよみの計算(月齢など)、暦象年表(朔・弦・望、二至二分など)、 暦Wiki(中秋の名月など)を使用しています。 --つるつる亭やかん 2022-12-01 (木) 19:58:17

目次

2023年は何の年?

※参考:2023年 - WikipediaInternational Years | United Nations国際年 - Wikipedia宇宙開発 - Wikipedia宇宙開発競争 - Wikipediaアメリカ合衆国の宇宙開発 - Wikipediaソビエト連邦の宇宙開発 - Wikipedia日本の宇宙開発 - Wikipedia日本の宇宙機の一覧 - Wikipedia宇宙飛行の記録一覧 - Wikipedia宇宙飛行の年表 - Wikipedia

2023年の天文現象見所

月初の日の出入り、夜明薄暮

※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室

年月日夜明日の出日の入り日暮れ
1月 1日(日)06:1406:4816:3617:10
2月 1日(水)06:0606:3917:0617:38
3月 1日(水)05:3706:0817:3518:05
4月 1日(土)04:5305:2418:0218:33
5月 1日(月)04:1104:4418:2819:01
6月 1日(木)03:4404:2018:5319:29
7月 1日(土)03:4504:2219:0319:39
8月 1日(火)04:0804:4218:4819:21
9月 1日(木)04:3605:0818:0918:41
10月 1日(日)05:0105:3117:2517:56
11月 1日(水)05:2705:5916:4517:16
12月 1日(金)05:5506:2916:2516:59

一番星

Stellarium にてシミュレーション

夕空の見時

※ここでの「接近」、「間に入る」などの表現はすべて見かけ(見た目)の現象

※月齢は、21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算)

※惑星の位置関係は、Stellarium にて星空を表示させて確認

日月食

月食各地予報 - 国立天文台暦計算室 にて計算(時刻、食分は、ふれあいの里天文台にて)

流星群

3大流星群

ここでは、毎年はずれなく必ず流れ、1時間に10個以上は見える三大流星群、ペルセウス座流星群とふたご座流星群と、毎年活動をしていて条件が合えばよく流れる、しぶんぎ座流星群をご紹介します。

見えるかも?なB級流星群

ここでは、当たり外れもあり、当たっても1時間に数個見えればよい方で、さらに極大日に月明かりがない(条件の良い)流星群を紹介します。

惑星

※日没、日の出時の高度はふれあいの里天文台での値(日の出入りはこよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、高度はStellarium にてシミュレーション)
※惑星の最大離角、最大光度、合、衝、留、西矩、東矩、地球最近は、天象 - 国立天文台暦計算室にて計算(黄経にて計算)、光度、視直径、観望会での見時は、Stellarium にてシミュレーション

輝星、惑星の接近

※ここでの「接近」、「間に入る」などの表現はすべて見かけ(見た目)の現象です。

※月齢は、21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)

※惑星の位置関係は、Stellarium にて星空を表示させて確認

最遠の満月(マイクロムーン)、最近の満月、スーパームーン

地心距離計算:月の地心座標 - 国立天文台暦計算室
最小近地点(Dpmin)と最大遠地点(Damax)の距離の差の90%の距離=Damax-0.9*(Damax-Dpmin) Richard Nolleによる計算は、近地点距離、遠地点距離は平均値で行う(368630km)がここでは2023年の最小近地点距離と最大遠地点距離を使った。

アメリカの民間伝承による満月の名前(日付は旧メイン州農暦の計算法による)

参考:Farmers' Almanacs - Full moon - WikipediaThe Names of the MoonsWhat Is A Blue Moon - Variations of a Full Moon

計算方法:ブルームーン - Wikipedia(二至二分間に満月が4回あった時の3度目の満月をブルームーンとする)

この方法での満月の名前の決め方は、春の初めの月 Egg Moon(Easter Moon, Paschal Moon ともいう)を教会暦の計算法による計算上の復活祭直前の満月に近い実際の満月とし、その後上記のような順番に満月の名を当てはめ、各季節、つまり、二至二分間に3つの満月があると、冬至の前に Moon Before Yule、後に Moon After Yule が来て、Lenten Moon までの名前が決まる。この名付けに合わない、二至二分間に4つの満月が来てしまう場合、3番目の月をブルームーンとする。 ※教会暦の復活祭の計算法 - コンプトゥス - Wikipedia
今は廃刊となっているメイン州の農暦 Maine Farmers' Almanac(1819年〜1962年分が現存)では、1932〜1962年のブルームーンについて、上記の方法で計算されていたことが、Sky&Telescope によって確認された。そこで、ここでは、旧メイン州農暦の計算法とした。 ※What Is A Blue Moon - Variations of a Full Moon
なお、古いイギリスの農暦でも、この方法が用いられていたそうである。 ※The Names of the Moons.

Yule は、ゲルマン民族の冬至祭 ※ユール - Wikipedia 12月22日(金)12:27 冬至

Lenten は、Lent(四旬節 - 復活祭46日前から前日まで)の形容詞形 ※四旬節 - Wikipedia復活祭 - Wikipedia 西方教会:4月 9日(日)、東方教会:4月16日(日)

この方法での、今年のブルームーンは、なし

現行アメリカ農暦(Farmer's AlmanacOld Farmer's Almanac 現在発行版)による満月の名前

参考:Full Moon Names and Their Meanings - Farmer's Almanac
Full Moon Names | Old Farmer's Almanac
(ブルームーンは、ひと月に2度起きる満月の2度目とする)

西暦(グレゴリオ暦)のその月に起こる満月の名前

この方法では、各月に起こる満月の名前をあらかじめ決めておき、これに当てはまらない、ひと月に満月が2度起きた時の2度目の満月をブルームーンとする。時間帯によって瞬時の満月の日付が変わるため、世界的に同じにはならない。
What is a Blue Moon? - Farmers' AlmanacWhen Is the Next Full Moon? | 2020 Full Moon Dates and Names
Blue Moon - The Double Blue Moon of 2018
また、この方法では、Lenten Moon、Egg Moon と復活祭、Moon before Yule、Moon after Yule と冬至が無関係になってしまい、ずれる年もある。

この方法は、SKY&Telescope 1946年3月号に勘違いで書かれた間違った説が、1980年に放送されたラジオ番組によって広まってしまったもの。(SKY&Telescope は、1990年5月号で検証、訂正している。なお、1950年5月号でこの説を駄目押しで認めてしまった創業編集者の Charles A. Federer Jr. は、"I don't see any harm in it. It's something fun to talk about, and it helps attract people to astronomy." (超意訳:問題ない。話のネタになるし、天文に興味を持つきっかけになる。)としている。) ※Article by Philip Hiscock - 1999 - International Planetarium Society, Inc.Uh-Oh! A "Blue Moon" Ends the OOs - Sky&TelescopeWhat Is A Blue Moon - Variations of a Full Moon

この方法での、今年のブルームーンは、

また、現行のアメリカ農暦では、別に Full Harvest Moon を秋分に近い方の満月と定義している。

日没時の三日月形の月(Waxing crescent moon)

Stellarium にてシミュレーション

中秋の名月前後の月と関連の名前

暦Wiki/中秋の名月とは - 国立天文台暦計算室の表の中秋の名月を旧暦8月15日として、旧暦を逆算しています。

季語としての中秋の名月にまつわる月の名前
参考:新改訂版俳諧歳時記 秋 新潮社編 新潮文庫

天文(他)行事

日本天文学会秋季年会 開催:名古屋大学  日本天文学会 年会

宇宙開発

参照サイト

中継サイト

朔望上下弦表

※参照:朔・弦・望 - 国立天文台暦計算室天象 データベース - 国立天文台暦計算室

下弦新月三日月上弦満月
1月 7日(土)08:08
1月15日(日)11:101月22日(日)05:531月24日(火)1月29日(日)00:192月 6日(月)03:29
2月14日(火)01:012月20日(月)16:062月22日(水)2月27日(月)17:063月 7日(火)21:40
3月15日(水)11:083月22日(水)02:233月24日(金)3月29日(水)11:324月 6日(木)13:35
4月13日(木)18:114月20日(木)13:134月22日(土)4月28日(金)06:205月 6日(土)02:34
5月12日(金)23:285月20日(土)00:535月22日(月)5月28日(日)00:226月 4日(日)12:42
6月11日(日)04:316月18日(日)13:376月20日(火)6月26日(月)16:507月 3日(月)20:39
7月10日(月)10:487月18日(火)03:327月20日(木)7月26日(水)07:078月 2日(水)03:32
8月 8日(火)19:288月16日(水)18:388月18日(金)8月24日(月)18:578月31日(木)10:36
9月 7日(木)19:289月15日(金)10:409月17日(日)9月23日(土)04:329月29日(金)18:58
10月 6日(金)22:4810月15日(日)02:5510月17日(火)10月22日(日)12:2910月29日(日)05:24
11月 5日(日)17:3711月13日(月)18:2711月15日(水)11月20日(月)19:5011月27日(月)18:16
12月 5日(火)14:4912月13日(水)08:3212月15日(水)12月20日(水)03:3912月27日(水)09:33
1月 4日(木)12:301月11日(木)20:571月13日(土)1月18日(木)12:531月26日(金)02:54
2月 3日(土)08:182月10日(土)07:592月12日(月)2月17日(土)00:012月24日(日)21:30
3月 4日(月)00:233月10日(日)18:003月12日(火)3月17日(日)21:303月25日(月)16:00

2022年以降の大きな現象

出典、参照、参考まとめ

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Last-modified: 2023-11-30 (木) 16:13:50