2023年1月の夜空†
2023年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
- 上旬 南の空の木星
- 中旬〜下旬 南の空の木星か、西の低空の金星
(茨城付近では、日没は午後4時半ごろ〜午後5時ごろ、日暮れは午後5時ごろ〜午後5時半ごろとなります。)
※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室
月日(曜日) | 夜明 | 日の出 | 日の入 | 日暮 |
1月 1日(日) | 06:14 | 06:48 | 16:36 | 17:10 |
2月 1日(水) | 06:06 | 06:39 | 17:06 | 17:38 |
夕空(日暮れの頃)の見時†
年初から日没直後の東〜南西の低空に火星、月(月齢9.1)木星、土星、金星がほぼ等間隔に雄大に並びます。金星は、6月の東方最大離角に向けて、だんだん高度を上げていきます。一方、土星はだんだん高度を下げ、23日(月)金星と土星が離角36分ほどまで接近、その後、2月 1日(水)ごろには、土星は低くなりすぎて見づらくなります。
3日(火)、23日(月)、26日(木)、31日(火)には、これらの惑星に月が近づきます。また、29日(木)には、日没直後の南西の極超低空で、水星が金星に接近します。
- 1月 1日(日)日没直後の東〜南西の低空に火星、月(月齢9.1)木星、土星、金星がほぼ等間隔に雄大に並ぶ(金星の斜め下には水星もある)金星は、宵の明星として、この後、少しずつ高度を上げていき、7月まで夕空に君臨する
- 1月 3日(火)夕空では、東の空で、月(月齢11.1)が火星に近づく
- 1月23日(月)日没直後の南西の極超低空で金星と土星が離角36分ほどまで接近、左下には非常に細い月(月齢1.6)がある
- 1月26日(木)夕方の南西の空で、月(月齢4.6)が木星に接近
- 1月31日(火)夕空では、南東の空高く、月(月齢9.6)が火星に接近
三日月†
半月(上弦)は、29日(日)00:19、三日月は、24日(火)で、23日(月)〜27日(金)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 7日(土)08:08
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Wolf Moon, Old Moon, Moon After Yule, Ice Moon(ウルフ・ムーン、オールド・ムーン、、ムーン・アフター・ユール、アイス・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 1月 Full Wolf Moon(別名:Old Moon, Moon After Yule, Full Snow Moon) ウォルフ・ムーン〜狼の群れがひもじそうに遠吠えする頃の月
今月の惑星†
- 金星(−4等)は、 日没直後の南西の低空に見え、6月24日(土)の東方最大離角に向け、少しずつ高度を上げ、北の方に動き、土星に近づいていき、23日(月)には、金星と土星が離角36分ほどまで接近します。
- 木星(−2等)は、南〜南西の空に昇っています。左側(東側)に火星が、右側(西側)に土星があり、火星にわずかずつ近づいていきますが、金星が土星を追い抜いて西側から近づいてきます。午後11時頃〜午後9時半頃、西の空に沈みます。
- 土星(0等)は、夕空の南西の空に昇っています。だんだん高度を下げ、逆に金星が近づいてきて、23日に接近し、追い抜かれ、1月末には低すぎて見づらくなります。午後8時頃〜午後6時頃、西の空に沈みます。
- 火星(−1等)は月初、夕空の東の空に昇っています。右側(西側)に木星、土星、金星があります。午前5時頃〜午後3時頃、北西の空に沈みます。
- 水星(0等)は、月初、日没直後の極超低空に一瞬顔を出して、すぐ沈み、15日(日)頃からは日の出直前の東の極超低空にまわり、30日(月)に西方最大離角となり、日の出時の高度が14.3度、明るさが0.0等となって、その後、高度を下げていきます。
日没直後の東〜南西の低空に火星、月(月齢9.1)木星、土星、金星がほぼ等間隔に雄大に並び、金星は、6月の東方最大離角に向けて、だんだん高度を上げていきます。一方、土星はだんだん高度を下げ、23日(月)金星と土星が離角36分ほどまで接近、その後、2月 1日(水)ごろには、土星は低くなりすぎて見づらくなります。
- 1月 1日(日)日没直後の東〜南西の低空に火星、月(月齢9.1)木星、土星、金星がほぼ等間隔に雄大に並ぶ(金星の斜め下には水星もある)金星は、宵の明星として、この後、少しずつ高度を上げていき、6月まで夕空に君臨する
- 1月 3日(火)宵の空では、南東の空高く、月(月齢11.1)が火星に近づく
- 1月20日(金)日の出前の南東の超低空で、月(月齢27.1)が水星に近づく
- 1月23日(月)日没直後の南西の極超低空で金星と土星が離角36分ほどまで接近、左下には非常に細い月(月齢1.6)がある
- 1月26日(木)夕方の南西の空で、月(月齢4.6)が木星に接近
- 1月31日(火)宵の空では、南西の空高く、月(月齢9.6)が火星に接近
見やすい星座†
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
一等星を7個も擁する冬の星座が、−1等の火星も加えて豪華な陣容で南東の空に昇っています。寂しい秋の星座は木星だけが異様に輝いて西に沈んでいきます。
今月の流星群†
それでも、観望するとなれば、冬の流星観望は、とにかく寒さとの戦いです。冬の夜は思いの外、冷え込みます。特に体を動かさないため、どんどん体が冷えてしまいます。風が吹くとさらに体感温度が下がります。防寒具はもちろん、防風の生地やカイロなど、必要以上と思われる防寒対策で臨みましょう。
天文現象と関連行事†
- 1月 1日(日)日没直後の東〜南西の低空に火星、月(月齢9.1)木星、土星、金星がほぼ等間隔に雄大に並ぶ(金星の斜め下には水星もある)金星は、宵の明星として、この後、少しずつ高度を上げていき、6月まで夕空に君臨する
- 1月 3日(火)宵の空では、南東の空高く、月(月齢11.1)が火星に近づく
- 1月 3日(火)〜 4日(水)しぶんぎ座流星群 極大:4日12時、月齢:11.1、条件最悪
- 1月 7日(土)08:08 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Wolf Moon, Old Moon, Moon After Yule, Ice Moon(ウルフ・ムーン、オールド・ムーン、、ムーン・アフター・ユール、アイス・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 1月 Full Wolf Moon(別名:Old Moon, Moon After Yule, Full Snow Moon) ウォルフ・ムーン〜狼の群れがひもじそうに遠吠えする頃の月
- 1月 7日(土)宵の空では、東の空で、月(月齢15.1)がポルックスに接近
- 1月11日(水)夜半の東の空で、月(月齢19.1)がレグルスに接近
- 1月12日(木)〜1月25日(水)デジカメ星空診断 powered by 星空公団
- 1月13日(金)〜22日(日)GLOBE at Night 日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。) スマートフォン用アプリ(対象:北半球 オリオン座、おおいぬ座 南半球 オリオン座)
- 1月13日(金)火星、留
- 1月15日(日)11:10 下弦
- 1月15日(日)未明の南東の空で、月(月齢22.1)がスピカに接近
- 1月15日(日)頃〜2月22日(水)頃 水星が日の出直前の東の極超低空に見える
- 1月20日(金)日の出前の南東の超低空で、月(月齢27.1)が水星に近づく
- 1月22日(日)05:53 新月
- 1月23日(月)日没直後の南西の極超低空で金星と土星が離角36分ほどまで接近、左下には非常に細い月(月齢1.6)がある
- 1月26日(木)夕方の南西の空で、月(月齢4.6)が木星に接近
- 1月29日(日)00:19 上弦
- 1月30日(月)水星、西方最大離角(日の出時の高度:14.3度、明るさ0.0等)
- 1月31日(火)宵の空では、南西の空高く、月(月齢9.6)が火星に接近
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、1月15日(日)〜1月24日(火)は、星雲星団、天の川の見頃となります。
- 秋の銀河は、空高く昇り、冬の銀河に繋がっていきます。空も澄み、見どきですので、ぜひ、双眼鏡をむけてください。カシオペヤ座から、ペルセウス座への流れは、ほとんど天頂を通ります。そこから、カペラのあるぎょしゃ座、オリオン座のベテルギウスの上あたり、ふたご座の足下、冬の大三角形の真ん中を通り、おおいぬ座の東側、とも座の方に流れていきます。双眼鏡を向けると、細かい星が見えますので、ぜひ確認してください。
- カシオペヤ座とペルセウス座との間にある二重星団(hχ)、天頂付近で双眼鏡を向けにくいですが、まだまだ見時です。
- ペルセウス座の中央部、天の川を作る細かい星の中に星座を作る明るい3等星が宝石のように見える散開星団。これもまだまだ見どきです。
- 秋の四辺形(ペガススの四辺形)の一つの星から、3つ、3つとたどるアンドロメダ座銀河M31もまだ見どきです。ぜひ、挑戦してみてください。
- オリオン座の三つ星の下ちょっと右寄りに三つ縦に並んだ小三つ星があります。この真ん中の星のまわりにあるオリオン座大星雲もぜひご確認ください。
- ふたご座のカストルの方の足元に散開星団M35があります。まばらな星の集まりなので周りが明るいと分かりづらいですが、暗いところであれば、双眼鏡を向けると、星がパラパラあるのが分かります。これも、探してみてください。
- 冬の大三角形のベテルギウスとプロキオンの間、ちょっとベテルギウス寄りに双眼鏡を向けると星が三つずつ縦に六つ(真田の六文銭のように)並んでいるのが見られます、写真で撮るとまわりに薔薇の形に赤い星雲が広がるバラ星雲の中心部分です。こじんまりとした星の並びが面白いです。これも是非見てみてください。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†
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