2023年4月の夜空†
2023年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
(茨城付近では、日没は午後6時ごろ〜午後6時半ごろ、日暮れは午後6時半ごろ〜午後7時ごろとなります。)
※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室
月日(曜日) | 夜明 | 日の出 | 日の入 | 日暮 |
4月 1日(土) | 04:53 | 05:24 | 18:02 | 18:33 |
5月 1日(月) | 04:11 | 04:44 | 18:28 | 19:01 |
夕空(日暮れの頃)の見時†
金星が西の空に君臨します。この金星に23日(日)、細い月が接近します。
3月から見えていた水星が、12日の東方最大離角に向け高度を上げ、その後、高度を下げて、20日ごろには、見えなくなります。
- 4月 2日(日)夕空では、東の空で、月(月齢11.8)がレグルスに接近
- 4月12日(水)水星、東方最大離角(日没直後の高度:18.2度 明るさ:-0.4等)
- 4月23日(日)夕方の西の空で、月(月齢3.3)が金星に接近
- 4月26日(水)夕空では、西の空で、月(月齢6.3)がポルックスと火星の間に入りほぼ縦に並ぶ
- 4月29日(金)夕空では、南の空高く、月(月齢9.3)がレグルスに近づく
三日月†
半月(上弦)は、28日(金)06:20、三日月は、22日(土)で、21日(金)〜26日(水)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 6日(木)13:35 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Seed Moon, Pink Moon, Sprouting Grass Moon, Egg Moon, Fish Moon, Flower Moon, Awakening Moon, Easter Moon, Paschal Moon(シード・ムーン、ピンク・ムーン、スプロウティング・グラス・ムーン、エッグ・ムーン、フィッシュ・ムーン、フラワー・ムーン、アウェイクニング・ムーン、イースター・ムーン、パスカル・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 4月 Full Pink Moon(別名:Full Sprouting Grass Moon, Egg Moon, Full Fish Moon) ピンク・ムーン〜(北米では)春の訪れを告げる芝桜(モスピンク)が咲く頃の月
今月の惑星†
- 金星(−4等)は、 夕方の西の空に見え、北の方に動きます。午後9時頃〜午後10時頃、北西の空に沈みます。
- 火星(0等)は夕空の南の空高く昇っています。午前0時半頃〜午後11時半頃、北西の空に沈みます。
- 水星(−1等)は、先月から日没直後の西の極超低空に見え始め、4月12日(水)に東方最大離角(日没直後の高度:18.2度 明るさ:-0.4等)に向けて高度を上げ、その後高度を下げ、20日ごろ。見えなくなります。
- 土星(0等)は、日の出前の東の超低空に見え始めます。
- 木星(−2等)は、太陽方向で見づらいです。
夕空では、金星が西の空に君臨します。この金星に23日(日)、細い月が接近します。
3月から日没直後の西の極超低空に見えていた水星が、12日の東方最大離角に向け高度を上げ、その後、高度を下げて、20日ごろには、見えなくなります。
明け方の空では、日の出前の東の超低空に土星が見え始めます。16日(日)には、土星に細い月が近づきます。
- 4月12日(水)水星、東方最大離角(日没直後の高度:18.2度 明るさ:-0.4等)
- 4月12日(水)木星、合
- 4月16日(日)日の出前の南東の低空で、月(月齢24.8)が土星に近づく
- 4月23日(日)夕方の西の空で、月(月齢3.3)が金星に接近
見やすい星座†
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
一等星を7個も擁し、0等の火星も加えて豪華な冬の星座も少し西に傾き、南東の空には、しし座が昇り、東の空には明るい、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカも出ていて、しし座の尻尾の二等星、デネボラと共に、春の大三角形を作っています。
天文現象と関連行事†
- 4月 SpaceX、Starship(スターシップ)をSuper Heavy(スーパーヘビー)に接続して、初の軌道テスト飛行のため打ち上げ、地球をほぼ1周した後、ハワイ付近に着水。 ※Launch Schedule - Spaceflight Now
- 4月 1日(土)〜30日(日)世界天文月間2023 (Global Astronomy Month 2023) 主催:Astronomers Without Borders
- 4月 2日(日)宵の空では、南東の空で、月(月齢11.8)がレグルスに接近
- 4月 6日(木)宵の空では、東の低空で、月(月齢15.8)がスピカに近づく
- 4月 6日(木)13:35 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Seed Moon, Pink Moon, Sprouting Grass Moon, Egg Moon, Fish Moon, Flower Moon, Awakening Moon, Easter Moon, Paschal Moon(シード・ムーン、ピンク・ムーン、スプロウティング・グラス・ムーン、エッグ・ムーン、フィッシュ・ムーン、フラワー・ムーン、アウェイクニング・ムーン、イースター・ムーン、パスカル・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 4月 Full Pink Moon(別名:Full Sprouting Grass Moon, Egg Moon, Full Fish Moon) ピンク・ムーン〜(北米では)春の訪れを告げる芝桜(モスピンク)が咲く頃の月
- 4月11日(火)夜半の南東の低空で月(月齢19.8)がアンタレスに近づく
- 4月12日(水)Yuri’s Night
- 4月12日(水)木星、合
- 4月12日(水)水星、東方最大離角(日没時の高度:18.2度 明るさ:-0.4等)
- 4月12日(水)〜21日(金)GLOBE at Night(対象:北半球 しし座 南半球 みなみじゅうじ座、しし座)日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。) スマートフォン用アプリ
- 4月13日(木)18:11 下弦
- 4月13日(木)21:15 Arianespace、esaの木星氷衛星探査機「JUICE」をAriane 5(アリアン 5ロケット)にて打ち上げ
- 4月15日(土)〜22日(土)国際ダークスカイ週間2023International Dark Sky Week 主催:International Dark-Sky Association 国際ダークスカイ協会 東京支部
- 4月16日(日)日の出前の南東の低空で、月(月齢24.8)が土星に近づく
- 4月17日(月)〜4月23日(日)科学技術週間
- 4月18日(火)発明の日
- 4月20日(木)部分日食(熊本−千葉を結ぶ線以南、ふれあいの里天文台では、現象が起きない)
- 4月20日(木)13:13 新月
- 4月21日(金)Northrop Grumman 、国際宇宙ステーション補給ミッション(Cygnus NG-19)のため、シグナス補給船をアンタレス230+ロケットにて打ち上げ ※Launch Schedule - Spaceflight Now
- 4月22日(土)アースデイ Earth Day
- 4月22日(土)三日月
- 4月23日(日)10時 こと座流星群極大 月齢:2.3(22日) 条件良 1時間あたり数個 ※国際流星機構 2023 Meteor shower calendar (PDF) 7page
- 4月23日(日)夕方の西の空で、月(月齢3.3)が金星に接近
- 4月24日(月)〜4月30日(日)Astronomy Week by Astronomical League
- 4月26日(水)宵の空では、西の空で、月(月齢6.3)がポルックスと火星の間に入りほぼ縦に並ぶ
- 4月28日(金)06:20 上弦
- 4月29日(土)宵の空では、南西の空高く、月(月齢9.3)がレグルスに近づく
- 4月29日(土)Astronomy day by Astronomical League
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、13日(木)〜22日(土)は、星雲星団、天の川の見頃となります。
- ふたご座の2等星、カストルとしし座の一等星レグルスの真ん中ちょっと下がったところに双眼鏡を向けるとパラパラ暗い星が集まっています。プレセペ星M44です。見頃です。是非狙って見てください。
- 春の大三角形の一つ、しし座の尻尾にある2等星デネボラと、りょうけん座の3等星コルカロリの間のカタカナのムの字に並ぶ星の並び、散開星団メロッテ(Mel)111、双眼鏡で最も美しい天体ですので、ぜひ、挑戦してみてください。
- りょうけん座の3等星コルカロリとうしかい座のアルクトゥルスの間の球状星団M3、これから見どきです。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†
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