2024年4月の夜空†
2024年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
- 中旬まで、西の空〜低空の木星
- 下旬から、南西の低空のシリウス
※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室
月日(曜日) | 夜明 | 日の出 | 日の入 | 日暮 |
4月 1日(月) | 04:52 | 05:24 | 18:02 | 18:34 |
5月 1日(水) | 04:10 | 04:44 | 18:27 | 19:02 |
夕空(日暮れの頃)の見時†
西の空に明るく輝く木星が高度を下げ西の低空に動いていき、下旬ごろにはだいぶ低くなります。また近くには、ポン-ブルックス彗星があります。10日(水)には、木星とポン-ブルックス彗星に月が近づきます。また、木星にポン-ブルックス彗星が近づいていって、15日(月)に最も近づきます。月初から日没直後の西の超低空にある水星は、3日には、見づらくなります。
- 4月 3日(水)ごろ、日没直後の西の極超低空で水星が太陽に近く見づらくなる
- 4月10日(水)西の低空で月(月齢)がポン-ブルックス彗星、木星に接近(月と木星の間にポン-ブルックス彗星(4.7等))
- 4月12日(金)西の空で月(月齢3.7)がアルデバランに近づく
- 4月15日(月)西の超低空でポン-ブルックス彗星が木星に最接近
- 4月15日(月)南西の空高く月(月齢6.7)がポルックスに接近
- 4月18日(木)南東の空高く月(月齢9.7)がレグルスに接近
- 4月23日(火)夕空では、南東の低空で月(月齢14.7)がスピカに接近
三日月†
半月(上弦)は、16日(火)04:13、三日月は、11日(木)で、4月 9日(火)〜15日(月)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 24日(水)08:49 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Milk Moon, Flower Moon, Corn Planting Moon, Planting Moon, Hare Moon(ミルク・ムーン、フラワー・ムーン、コーン・プランティング・グラス・ムーン、プランティング・ムーン、ヘア・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 4月 Full Pink Moon(別名:Full Sprouting Grass Moon, Egg Moon, Full Fish Moon) ピンク・ムーン〜(北米では)春の訪れを告げる芝桜(モスピンク)が咲く頃の月
今月の惑星†
- 木星(−2等)は、日没時には西の空に昇っていて、午後9時頃〜午後7時半頃、西の空に沈みます。14日(木)、15日(金)木星に月が近づきます。
- 火星(2等)は、日の出直前の南東の極超低空にいて、わずかに東に動き、土星に近づいていき、11日(木)には、離角30分以下まで、最も近づきます。6日(土)には月が近づき、近くの土星とともにへの字に並びます。
- 土星(1等)は、日の出直前の西の極超低空にあり、南東方向に動いていって、火星に近づき、11日(木)には、離角30分以下まで、最も近づいて、追い越していきます。7日(日)には月が近づき、近くの金星との間に入ります。
- 金星(−4等)は、午前5時頃、東の空から昇ってきて、すぐに沈み、ç
- 水星(0等)は、日没直後の西の極超低空に見え始め、高度を下げて、3日(水)ごろには、見づらくなります。
夕空では、西の空に明るく輝く木星が高度を下げ西の低空に動いていき、下旬ごろにはだいぶ低くなります。また近くには、ポン-ブルックス彗星があります。10日(水)には、木星とポン-ブルックス彗星に月が近づきます。また、木星にポン-ブルックス彗星が近づいていって、15日(月)に最も近づきます。月初から日没直後の西の超低空にある水星は、3日には、見づらくなります。
未明の空では、日の出直前の東の極超低空に火星、土星、金星が昇ってきて、高度を下げていきます。6日(土)には、日の出直前の南東の極超低空で月が火星に近づき、近くの土星とともに、土星、火星、月がへの字に並び、7日(日)には、日の出直前の東の極超低空で月が金星と土星の間に入ります。金星は、8日(月)ごろには、硬度が下がり過ぎ、見づらくなります。
- 4月 3日(水)ごろ、日没直後の西の極超低空で水星が太陽に近く見づらくなる
- 4月 6日(土)日の出直前の南西の超低空で月(月齢26.1)が火星に近づく(火星の近くには土星があり、土星、火星、月と並ぶ)
- 4月 7日(日)日の出直前の南西の超低空で月(月齢27.1)が土星に近づく(土星の近くには火星があり、月、土星、火星と並ぶ)
- 4月 8日(月)ごろ、日没直後の西の極超低空で金星が太陽に近く見づらくなる
- 4月10日(水)夕方の西の低空で月(月齢1.7)がポン-ブルックス彗星、木星に接近(月と木星の間にポン-ブルックス彗星(4.7等?))
- 4月11日(木)日の出直前の東の極超低空で火星が土星の最接近(離角30分弱)
- 4月15日(月)夕方の西の超低空でポン-ブルックス彗星が木星に最接近
見やすい星座†
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
明るい一等星が7つ輝く冬の星座はすっかり西に傾き、南の空には、しし座が昇って、南東の空にはおとめ座のスピカがあり、東には、うしかい座のアルクトゥルスがあって、しし座の尻尾の二等星デネボラとともに春の三角形を作ります。
天文現象と関連行事†
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、 2日(火)〜11日(木)は、星雲星団、天の川の見頃となります。
- ふたご座の2等星、カストルとしし座の一等星レグルスの真ん中ちょっと下がったところに双眼鏡を向けるとパラパラ暗い星が集まっています。プレセペ星M44です。見頃です。是非狙って見てください。
- 春の大三角形の一つ、しし座の尻尾にある2等星デネボラと、りょうけん座の3等星コルカロリの間のカタカナのムの字に並ぶ星の並び、散開星団メロッテ(Mel)111、双眼鏡で最も美しい天体ですので、ぜひ、挑戦してみてください。
- りょうけん座の3等星コルカロリとうしかい座のアルクトゥルスの間の球状星団M3、これから見どきです。
- ポン-ブルックス彗星が西の低空に見え、木星に近づいていきます。15日(月)には、夕方の西の超低空で木星に最接近します。この日より後は、月明かりがあって、見づらいでしょう。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†
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