2023年5月の夜空†
2023年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
(茨城付近では、日没は午後6時半ごろ〜午後7時ごろ、日暮れは午後7時ごろ〜午後7時半ごろとなります。)
※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室
月日(曜日) | 夜明 | 日の出 | 日の入 | 日暮 |
5月 1日(月) | 04:11 | 04:44 | 18:28 | 19:01 |
6月 1日(木) | 03:44 | 04:20 | 18:53 | 19:29 |
夕空(日暮れの頃)の見時†
金星が西の空に君臨します。また、斜め上には火星があり、金星が近づいていきます。この金星に23日(日)、細い月が接近します。また、24日(火)には、火星とポルックスの間に細い月が入り、火星、月、ポルックスが斜めに並び、その斜め下には金星があります。
- 5月 4日(水)夕空では、南東の空で月(月齢14.3)がスピカに近づく
- 5月23日(月)夕方の西の空で、月(月齢3.8)が金星に接近
- 5月24日(火)夕方の西の空で、月(月齢4.8)がポルックスと火星の間に入り、火星、細い月、ポルックスが斜めに並ぶ斜め下には金星がある
- 5月27日(金)夕空では、南西の空で、月(月齢7.8)がレグルスに近づく
- 5月31日(火)夕空では、南の空で、月(月齢11.8)がスピカに接近
三日月†
半月(上弦)は、28日(日)00:22、三日月は、22日(月)で、20日(土)〜26日(金)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 6日(土)02:34 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Milk Moon, Flower Moon, Corn Planting Moon, Planting Moon, Hare Moon(ミルク・ムーン、フラワー・ムーン、コーン・プランティング・ムーン、プランティング・ムーン、ヘア・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 5月 Full Flower Moon(別名:Full Corn Planting Moon, Milk Moon) フラワー・ムーン〜春の花々が咲き誇る頃の月
今月の惑星†
- 金星(−4等)は、 夕方の西の空に見え、高度を上げていきます。午後10時頃、北西の空に沈みます。
- 火星(1等〜2等)は夕空の南の空高く昇っています。午後11時半頃〜午後10時半頃、北西の空に沈みます。
- 水星(1等〜0等)は、22日(月)ごろから日の出直前の東の極超低空に見え始め、29日(月)に西方最大離角(日没直後の高度:11.8度 明るさ:0.5等)に向けて高度を上げ、その後高度を下げ、6月21日ごろ。見えなくなります。
- 土星(1等)は、午前2時頃〜午前0時頃、東の空に昇ってきます。南東方向に動き、高度を上げていきます。
- 木星(−2等)は、5日(金)ごろから日の出直前の東の超低空に見え始め、高度を上げていきます。
夕空では、金星が西の空に君臨します。また、火星が金星の斜め上にあり、金星が火星に近づいていきます。金星に23日(日)、細い月が接近します。また、24日(火)には、火星とポルックスの間に細い月が入り、火星、月、ポルックスが斜めに並び、その斜め下には金星があります。
明け方の空では、東〜南東の空に土星が昇り、14日(日)には、土星に細い月が近づきます。また、5日(金)ごろから日の出直前の東の超低空に木星が見え始め、18日(木)には、日の出直前の東の極超低空で、月(月齢27.3)が木星に近づきます。
- 5月 5日(金)ごろから日の出直前の東の超低空に木星が見え始める
- 5月10日(水)天王星、合
- 5月14日(日)日の出前の南東の空で、月(月齢23.3)が土星に接近
- 5月18日(木)日の出直前の東の極超低空で、月(月齢27.3)が木星に近づく
- 5月23日(月)夕方の西の空で、月(月齢3.8)が金星に接近
- 5月24日(火)夕方の西の空で、月(月齢4.8)がポルックスと火星の間に入り、火星、細い月、ポルックスが斜めに並ぶ
- 5月28日(日)土星、西矩
見やすい星座†
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
南の空には、しし座が昇り、南東の空には明るい、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカも出ていて、しし座の尻尾の二等星、デネボラと共に、春の大三角形を作っています。北東の空には、夏の大三角形の一つ、こと座のベガが昇り、夏の星が顔を出しています。
天文現象と関連行事†
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、12日(金)〜22日(月)は、星雲星団、天の川の見頃となります。
- ふたご座の2等星、カストルと、しし座の一等星レグルスの真ん中ちょっと下がったところにある、プレセペ星団M44は見頃です。是非見てください。
- しし座の2等星デネボラと、りょうけん座の3等星コルカロリの間のカタカナのムの字に並ぶ星の並び、散開星団メロッテ(Mel)111、見頃です。ぜひ、挑戦してみてください。
- りょうけん座の3等星コルカロリとうしかい座のアルクトゥルスの間の球状星団M3、まだまだ見どきです。
- ヘルクレス座にある球状星団M13は北半球で最も大きな球状星団です。双眼鏡では、ほんのかすかな綿埃のような見え方です。見えるかどうか、ぜひ、挑戦してみてください。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†
※このページは、ツイッター、ブログなどでの拡散大歓迎です!また、事実の羅列なので、著作権はありません。コピペも可です。ネタ作りに大いにご利用ください。