2023年11月の夜空†
2023年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
- 月初、西の空高くベガか、東の超低空の木星
- 中旬ごろから東の低空の木星
(茨城付近では、日没は午後4時半ごろ、日暮れは午後5時半ごろ〜午後5時ごろとなります。)*2023年11月の夜空 [#bdfe4cad]
2023年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
- 月初、西の空高くベガか、東の超低空の木星
- 中旬ごろから東の低空の木星
(茨城付近では、日没は午後4時半ごろ、日暮れは午後5時半ごろ〜午後5時ごろとなります。)
※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室
月日(曜日) | 夜明 | 日の出 | 日の入 | 日暮 |
11月 1日(水) | 05:27 | 05:59 | 16:45 | 17:16 |
12月 1日(金) | 05:55 | 06:29 | 16:25 | 16:59 |
夕空(日暮れの頃)の見時†
東の超低空〜低空に木星が昇り、非常に明るく輝きます。南東〜南の空には土星が昇り、西へ動いていきます。西の空高くには、ベガがあって、明るく輝き、高度を下げていきます。16日(木)頃から、日没直後の南西の極超低空に水星が見え始め、高度を上げていきます。20日(月)には、土星に、25日(土)には、木星に月が近づきます。
- 11月16日(木)頃から、日没直後の南西の極超低空に水星が見え始める
- 11月20日(月)夕空では、南の空で、月(月齢7.1)が土星に近づく
- 11月25日(土)夕空では、東の空で、月(月齢12.1)が木星に離角2度弱まで接近
三日月†
半月(上弦)は、20日(月)19:50、三日月は、15日(水)で、11月15日(水)〜18日(土)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 27日(月)18:16 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Oak Moon, Cold Moon, Long Night’s Moon, Long Night moon, Snow Moon, Moon Before Yule(オーク・ムーン、コールド・ムーン、ロング・ナイツ・ムーン、スノー・ムーン、ムーン・ビフォー・ユール)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 11月 Full Beaver Moon(別名:Frosty Moon, Frost Moon) ビーバー・ムーン〜ビーバーを獲るために仕掛けをかける頃の月
今月の惑星†
- 土星(1等)は、日没時には南東の空に昇っていて、午前0時半頃〜午後10時半頃、西の空に沈みます。
- 木星(−3等)は、日没時には東の低空に昇っていて、午前6時頃〜午前4時頃、西の空に沈みます。
- 金星(−4等)は、 午前2時半頃〜午前3時頃、東の空から昇ってきて、明けの明星として東の未明の空に輝きます。
- 水星(0等)は、16日(木)頃から、日没直後の南西の極超低空に見え始め、高度を上げていきます。
- 火星(2等)は、太陽方向で、見づらいです。18日(土)に合となります。
夕空では、東の超低空〜低空に木星が昇り、非常に明るく輝きます。南東〜南の空には土星が昇り、西へ動いていきます。16日(木)頃から、日没直後の南西の極超低空に水星が見え始め、高度を上げていきます。20日(月)には、土星に、25日(土)には、木星に月が近づきます。朝方の空では、金星が、東の空に昇り、高度を下げていきます。30日(木)にはスピカに最も近づきます
- 11月10日(金)未明の東の低空で、月(月齢25.8)が金星に近づく
- 11月16日(木)頃から、日没直後の南西の極超低空に水星が見え始める
- 11月20日(月)宵の空では、南西の空で、月(月齢7.1)が土星に近づく
- 11月25日(土)宵の空では、南東の空で、月(月齢12.1)が木星に離角2度弱まで接近
- 11月30日(木)日の出前の南東の低空で、金星がスピカに最も近づく
天文現象と関連行事†
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、 5日(日)〜15日(水)は、星雲星団、天の川の見頃となります。
- 秋の銀河は、空も澄み、見どきですので、ぜひ、双眼鏡をむけてください。北にあるおなじみの星の並び、カシオペヤ座は、天の川の中にあるので、ここから双眼鏡をむけていくと良いでしょう。カシオペヤ座から天頂付近を通って夏の大三角形の方へ、天の川が流れていますので、双眼鏡を向けると、細かい星が見えます、ぜひ確認してください。
- 天の川はカシオペヤ座から下の方、ペルセウス座との間にある二重星団(hχ)を、ぜひ、双眼鏡で見てみてください。
- ペルセウス座の中央部、天の川を作る細かい星の中に星座を作る明るい3等星が宝石のように見える散開星団。ぜひ見てみてください。
- 秋の四辺形(ペガススの四辺形)の一つの星から、3つ、3つとたどって、アンドロメダの膝頭の星の少し離れて隣にある、アンドロメダ座銀河M31は見どきです。ぜひ、挑戦してみてください。
- 秋の星座、みずがめ座の球状星団M2も、見どきです。
- 秋の星座、ペガスス座の鼻先の球状星団M15も、見どきです。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†
※このページは、ツイッター、ブログなどでの拡散大歓迎です!また、事実の羅列なので、著作権はありません。コピペも可です。ネタ作りに大いにご利用ください。