2023年10月の夜空†
2023年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
- 西の低空のアルクトゥルスか天頂付近〜西の空高くベガ
(茨城付近では、日没は午後5時半ごろ〜午後4時半ごろ、日暮れは午後6時ごろ〜午後5時半ごろとなります。)
※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室
月日(曜日) | 夜明 | 日の出 | 日の入 | 日暮 |
10月 1日(日) | 05:01 | 05:31 | 17:25 | 17:56 |
11月 1日(水) | 05:27 | 05:59 | 16:45 | 17:16 |
夕空(日暮れの頃)の見時†
南東の空には土星が昇り、高度を上げていきます。ほぼ真上には、ベガが、西の低空にはアルクトゥルスが、あって、明るく輝き、高度を下げていきます。20日(金)頃には、東の空に木星が見えるようになり、高度を上げていきます。24日(火)には、土星に、29日(日)には、木星に月が近づきます。
- 10月18日(水)夕方の南西の低空で、月(月齢3.8)がアンタレスに近づく
- 10月20日(金)頃、夕方の東の空に木星が見えるようになる
- 10月24日(火)夕空では、南東の空で、月(月齢9.8)が土星に近づく
- 10月29日(日)夕空では、東の低空で、月(月齢14.8)が木星に近づく
三日月†
半月(上弦)は、22日(日)12:29、三日月は、17日(火)で、10月16日(月)〜20日(金)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 29日(日)05:24 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Beaver Moon, Frosty Moon, Frost Moon, Trading Moon, Hunter’s Moon, Snow Moon(ビーバー・ムーン、フロスティー・ムーン、フロスト・ムーン、トレーディング・ムーン、ハンターズ・ムーン、スノー・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 10月 Full Hunter’s Moon(別名:Blood Moon, Sanguine Moon, Travel Moon, Dying Moon) ハンターズムーン〜冬に備えて狩りをする頃の月
今月の惑星†
- 土星(1等)は、日没時には東の空に昇っていて、午前2時半頃〜午前0時半頃、西の空に沈みます。
- 木星(−3等)は、午後7時頃〜午後5時頃、東の空に昇ってきて、高度を上げていきます。
- 金星(−4等〜−5等)は、 午前2時半頃、東の空から昇ってきて、明けの明星として東の未明の空に輝きます。24日(火)には、西方最大離角(日の出時の高度:42.7度、明るさ:-4.5等)となります。
- 水星(1等〜−1等)は、月初から、日の出直前の東の極超低空に見え、その後高度を下げて、9日(月)ごろには見づらくなります。
- 火星(2等)は、太陽方向で、見づらいです。
夕空では、南東の空には土星が昇り、高度を上げていきます。20日(金)頃には、東の空に木星が見えるようになり、高度を上げていきます。24日(火)には、土星に、29日(日)には、木星に月が近づきます。朝方の空では、金星が、東の空に昇り、高度を上げ、24日(火)には、西方最大離角となり、今度は高度を下げていきます。日の出直前の東の極超低空に見える、水星は、高度を下げ、9日(月)ごろには、見づらくなります。
- 10月 1日(日)宵の空では、東の低空で、月(月齢16.4)が木星に近づく
- 10月 9日(月)頃、水星が見づらくなる。
- 10月10日(火)日の出前の東の低空で、金星がレグルスに最も近づく
- 10月11日(水)未明の東の空で月(月齢25.4)が金星に近づく(金星の近くにはレグルス)
- 10月24日(火)金星、西方最大離角(日の出時の高度:42.7度、明るさ:-4.5等)
- 10月24日(火)宵の空では、南の空で、月(月齢9.8)が土星に近づく
- 10月28日(水)火星、地球最遠
- 10月29日(日)宵の空では、東の空で、月(月齢14.8)が木星に近づく
天文現象と関連行事†
- 10月 1日(日)立待月(たちまちづき) 旧暦8月17日の月
- 10月 1日(日)宵の空では、東の低空で、月(月齢16.4)が木星に近づく
- 10月 2日(月)居待月、座待月(いまちづき) 旧暦8月18日の月
- 10月 3日(火)臥待月(ふしまちづき)、寝待月 旧暦8月19日の月
- 10月 4日(水)〜10日(火)世界宇宙週間 World Space Week
- 10月 4日(水)更待月(ふけまちづき) 旧暦8月20日の月
- 10月 4日(水)〜 宵闇 旧暦8月20日過ぎの月が出るまでの闇
- 10月 4日(水)〜13日(金)GLOBE at Night(対象:北半球 はくちょう座、ペガスス座 南半球 つる座、ペガスス座)日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。) スマートフォン用アプリ
- 10月 6日(金)22:48 下弦
- 10月 7日(土)二十三夜 旧暦8月23日の月
- 10月 8日(日)夜半の東の低空で、月(月齢22.4)がポルックスに近づく
- 10月 9日(月)頃、水星が見づらくなる。
- 10月10日(火)日の出前の東の低空で、金星がレグルスに最も近づく
- 10月11日(水)未明の東の空で月(月齢25.4)が金星に近づく(金星の近くにはレグルス)
- 10月12日(木)23:16 SpaceX、小惑星探査機 Psyche(サイキ)をFalcon Heavy(ファルコン・ヘビー)にて打ち上げ ※NASA Continues Psyche Asteroid Mission
- 10月15日(日)02:55 新月
- 10月18日(水)夕方の南西の低空で、月(月齢3.8)がアンタレスに近づく
- 10月21日(土)国際お月見ナイト(International Observe the Moon Night)
- 10月22日(日)12:29 上弦
- 10月24日(火)金星、西方最大離角(日の出時の高度:42.7度、明るさ:-4.5等)
- 10月24日(火)宵の空では、南の空で、月(月齢9.8)が土星に近づく
- 10月27日(金)後の月、十三夜、後の月、豆名月、栗名月 旧暦9月13日の月 ※暦Wiki/中秋の名月とは/十三夜 - 国立天文台暦計算室
- 10月28日(水)火星、地球最遠
- 10月29日(日)宵の空では、東の空で、月(月齢14.8)が木星に近づく
- 10月29日(日)05:24 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Beaver Moon, Frosty Moon, Frost Moon, Trading Moon, Hunter’s Moon, Snow Moon(ビーバー・ムーン、フロスティー・ムーン、フロスト・ムーン、トレーディング・ムーン、ハンターズ・ムーン、スノー・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 10月 Full Hunter’s Moon(別名:Blood Moon, Sanguine Moon, Travel Moon, Dying Moon) ハンターズムーン〜冬に備えて狩りをする頃の月
- 10月29日(日)早朝、日の出前に西の低空でわずかに欠ける部分月食
- ふれあいの里天文台での時刻:半影食開始 2:59.9 部分食開始 4:34.5、食の最大 5:14.1(食分:0.128、高度:8.7度)、部分食終了 5:53.6、月没 6:07.0
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、 6日(金)〜17日(火)は、星雲星団、天の川の見頃となります。
- 秋の銀河は、空も澄み、見どきですので、ぜひ、双眼鏡をむけてください。北にあるおなじみの星の並び、カシオペヤ座は、天の川の中にあるので、ここから双眼鏡をむけていくと良いでしょう。カシオペヤ座から天頂付近を通って夏の大三角形の方へ、天の川が流れていますので、双眼鏡を向けると、細かい星が見えます、ぜひ確認してください。
- 天の川はカシオペヤ座から下の方にも流れていて、こちらには、二つの散開星団がすぐ近くで隣り合う二重星団(hχ)があります。これは双眼鏡で見て、星がごちゃっと集まっているのがわかりますので、双眼鏡でわかりやすい散開星団です。ぜひ、見てみてください。
- 天の川をさらに下ると、ペルセウス座に入りますが、ペルセウス座の中央部を双眼鏡で見ると、天の川を作る細かい星の中に星座を作る明るい3等星が宝石のように見え、夜空の宝石箱や〜〜と叫びたくなる見え方です。ぜひ見てみてください。
- 秋の四辺形(ペガススの四辺形)の一つの星から、3つ、3つとたどって、アンドロメダの膝頭の星の少し離れて隣にある、アンドロメダ座銀河M31は見どきです。ぜひ、挑戦してみてください。
- 秋の星座、みずがめ座の球状星団M2も、見どきです。
- 秋の星座、ペガスス座の鼻先の球状星団M15も、見どきです。
- や座の矢羽根の斜め上のコートハンガー、散開星団Cr(コリンダー)399、まだ見えます。ぜひ、確認してみてください。
- や座も双眼鏡で確認してみましょう。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†
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