2022年6月の夜空†
2022年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
- 南東〜南の高空のアークトゥルスか、北東の低空〜東の空のベガ
(茨城付近では、日没は午後7時ごろ、日暮れは午後7時〜午後7時半ごろとなります。)
※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室
月日(曜日) | 夜明 | 日の出 | 日の入 | 日暮 |
6月 1日(水) | 03:44 | 04:20 | 18:53 | 19:29 |
7月 1日(金) | 03:45 | 04:22 | 19:03 | 19:39 |
夕空(日暮れの頃)の見時†
空の高いところに金色にまばゆく輝く、うしかい座の一等星アルクトゥルス、北東の空には白く明るく輝く、こと座の一等星ベガが昇っていて、夕空に目立っています。
- 6月 3日(金)夕方の西の空で、月(月齢4.0)がポルックスに近づく
- 6月 6日(月)夕方の南西の空で、月(月齢7.0)がレグルスに近づく
- 6月10日(金)夕方の南の空で、月(月齢11.0)がスピカに接近
- 6月30日(木)日没直後の南西の極超低空で、細い月(月齢1.4)がポルックスに近づく
三日月†
半月(上弦)は、7日(火)23:48、三日月は、1日(水)で、 5月31日(火)〜6月 6日(月)、6月30日(木)〜7月 6日(水)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 14日(火)20:52 満月 スーパームーン(今年4回あるスーパームーンの2回目)
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon, Green Corn Moon, Flower Moon, Dyad Moon, Honey Moon, Planting, Milk(ミード・ムーン、ストロベリー・ムーン、ローズ・ムーン、サンダー・ムーン、グリーン・コーン・ムーン、フラワー・ムーン、ダイアド・ムーン、ハニー・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 6月 Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon) ストロベリー・ムーン〜イチゴを収穫する頃の月
今月の惑星†
- 土星(1等)は、午後11時半頃〜午後9時半頃、東の空に昇ってきます。未明の南東の低空に斜め下に木星、火星、金星を従え、高度を上げていきます。
- 木星(−2等)は、午前1時半頃〜午後11時半頃、東の低空に上ってきます。5月30日(月)に、火星と大接近した後、高度を上げ、土星の方に近づいていきます。夜明け前の南から東の空にかけて、土星、木星、火星、金星が斜めに直線状に並んでいます。
- 火星(1等)は、午前1時半頃〜午前0時半頃、東の低空に昇ってきます。5月30日(月)に、木星と大接近した後、金星の方に近づいてきます。夜明け前の南から東の空にかけて、土星、木星、火星、金星が斜めに直線状に並んでいます。
- 金星(−4等)は、2時半頃に東の低空に昇ってきます。あまり高度を上げず、北東へ動いていきます。
- 水星(0等〜2等)は、6月 4日(土)頃から、日の出直前の東の超低空で見え始め、高度を上げ、6月16日(木)に西方最大離角(日の出時の高度:12度32分、明るさ:0.6等)となった後、高度を下げて、7月 9日(土)頃には、見づらくなります。
日没直後の西の空では、惑星は見えなくなります。
その代わり、日の出前の南〜東の空に、南の空から、土星、木星、火星、金星が斜めに、ほぼ直線上に並び、6月 4日(土)頃からは、水星がこれに加わります。5月30日(月)に大接近した木星と火星は、木星が土星側、火星が金星側に離れていきます。
6月18日(土)〜6月28日(火)には、この朝の空に並んでいる惑星の近くを月が通っていきます。
- 6月 4日(土)頃〜7月 9日(土)頃 水星が日の出直前の東の極超低空に見える
- 6月16日(木)水星、西方最大離角 高度:12度32分、明るさ:0.6等
- 6月18日(土)夜半の南東の低空で、月(月齢19.0)が土星に近づく
- 6月21日(火)頃、夜明け直前の東の超低空で、水星が金星に近づく
- 6月22日(水)未明の南東の空で、月(月齢22.0)が木星に接近
- 6月23日(木)未明の南東の空で、月(月齢23.0)が火星に接近
- 6月26日(日)未明の東の低空で、月(月齢26.0)が金星に近づく
- 6月27日(月)夜明け直前の東の超低空で、月(月齢27.0)が金星と水星の間に入り、三角形を作る
- 6月28日(火)夜明け直前の東の超低空で、月(月齢28.0)が水星、金星と斜めに並ぶ
見やすい星座†
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
うしかい座の一等星、アルクトゥルスが南の空高くほとんど天頂付近に明るく輝き非常に目立っており、斜め下には、白く輝くおとめ座の一等星、スピカが輝いています。右側に正三角形を作る位置にある二等星がしし座のデネボラで。これで春の大三角形です。デネボラから右側にしし座があり、スピカから小文字のyの字を書くおとめ座があり、アルクトゥルスの北側には北斗七星を含む、おおぐま座があります。東の空にはこと座の一等星、ベガを含む夏の大三角形が昇っていて、夏の足音が聞こえます。
天文現象と関連行事†
- 6月 1日(水)三日月
- 6月 3日(金)18:23 国際宇宙ステーション補給ミッションのため、プログレスMS-20(81p)、ソユーズ-2.1a ロケットにて打ち上げ ※Launch Schedule - Spaceflight Now
- 6月 3日(金)夕方の西の空で、月(月齢4.0)がポルックスに近づく
- 6月 4日(土)頃〜7月 9日(土)頃 水星が日の出直前の東の極超低空に見える
- 6月 5日(日)土星、留
- 6月 6日(月)〜 8日(水)全国プラネタリウム大会(福島県郡山市)日本プラネタリウム協議会
- 6月 6日(月)夕方の南西の空で、月(月齢7.0)がレグルスに近づく
- 6月 7日(火)関東地方梅雨入り平年
- 6月 7日(火)23:48 上弦
- 6月10日(金)夕方の南の空で、月(月齢11.0)がスピカに接近
- 6月13日(月)夜半の南の空で、月(月齢14.0)がアンタレスに接近
- 6月14日(火)20:52 満月 スーパームーン(今年4回あるスーパームーンの2回目)
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon, Green Corn Moon, Flower Moon, Dyad Moon, Honey Moon, Planting, Milk(ミード・ムーン、ストロベリー・ムーン、ローズ・ムーン、サンダー・ムーン、グリーン・コーン・ムーン、フラワー・ムーン、ダイアド・ムーン、ハニー・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 6月 Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon) ストロベリー・ムーン〜イチゴを収穫する頃の月
- 6月16日(木)水星、西方最大離角 高度:12度32分、明るさ:0.6等
- 6月18日(土)夜半の南東の低空で、月(月齢19.0)が土星に近づく
- 6月19日(日)〜28日(火)GLOBE at Night(対象:北半球 ヘラクレス座、南半球 さそり座)日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。) スマートフォン用アプリ
- 6月21日(火)頃、夜明け直前の東の超低空で、水星が金星に近づく
- 6月21日(火)12:11 下弦
- 6月21日(火)18:14 夏至 ※令和 4年(2022)暦要項 二十四節気および雑節 - 国立天文台暦計算室
- 6月22日(水)未明の南東の空で、月(月齢22.0)が木星に接近
- 6月23日(木)未明の南東の空で、月(月齢23.0)が火星に接近
- 6月26日(日)未明の東の低空で、月(月齢26.0)が金星に近づく
- 6月27日(月)夜明け直前の東の超低空で、月(月齢27.0)が金星と水星の間に入り、三角形を作る
- 6月27日(月)〜29日(水)日本公開天文台協会(JAPOS)第16回全国大会 会場:島根県立三瓶自然館サヒメル(島根県大田市) 日本公開天文台協会(JAPOS)
- 6月28日(火)夜明け直前の東の超低空で、月(月齢28.0)が水星、金星と斜めに並ぶ
- 6月28日(火)18:55 Rocket Lab(ロケットラブ)、月宇宙ステーションゲートウェイ用の軌道の安定性を検証する月周回衛星CAPSTONEをElectron(エレクトロン)ロケットにて打ち上げ ※Launch Schedule - Spaceflight Now
- 6月29日(水)木星、西矩
- 6月29日(水)11:52 新月
- 6月30日(木)日没直後の南西の極超低空で、細い月(月齢1.4)がポルックスに近づく
- 6月30日(木)〜2023年6月30日(金)持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)
- 6月30日(木)Asteroid Day - Home アステロイドディ 国際小惑星デー ※国際デー | 国連広報センター
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、5月23日(月)頃〜6月 1日(水)頃、6月21日(火)頃〜7月 1日(金)頃は、星雲星団、天の川の見頃となります。
- かみのけ座の散開星団メロッテ(Mel)111は、見頃です。ぜひ、挑戦してみてください。
- りょうけん座の球状星団M3も見頃です。
- ヘルクレス座にある球状星団M13は、見頃です、ぜひ、挑戦してみてください。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†
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