2020年6月の夜空†
2019年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
北西の低空のカペラか、東〜南東の空高くアークトゥルスか、北東の低空のこと座のベガか。
(茨城付近では、日没は午後7時ごろ、日暮れは午後7時半ごろとなります。)
※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室
月日(曜日) | 夜明 | 日の出 | 日の入 | 日暮 |
6月 1日(月) | 03:44 | 04:20 | 18:53 | 19:29 |
7月 1日(水) | 03:46 | 04:22 | 19:03 | 19:39 |
夕空(日暮れの頃)の見時†
夕方の西の空に君臨していた金星は、6月 4日に内合となり、太陽方向となって、見えなくなります。
一方、水星は日没直後の西北西の超低空で東方最大離角となり、今月上旬が夕空での見時となります。
- 6月 4日(木)水星、東方最大離角(日没時の高度が19度10分、夕空の水星の見時)
- 6月 4日(木)金星、内合(太陽方向で見えづらい)
- 6月23日(火)夕方の北西の超低空で、月(月齢2.2)が、ふたご座のポルックスに近づく
- 6月25日(木)夕方の西の空で、月(月齢4.2)が、しし座のレグルスに近づく
- 6月29日(月)夕方の南西の空で、月(月齢4.2)が、おとめ座のスピカに近づく
三日月†
半月(上弦)は、6月28日(日)17:16、三日月は 6月24日(水)で、 6月23日(火)〜27日(土)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 6日(土)04:12 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon, Green Corn Moon, Flower Moon, Dyad Moon, Honey Moon(ミード・ムーン、ストロベリー・ムーン、ローズ・ムーン、サンダー・ムーン、ハニー・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon) ストロベリー・ムーン〜イチゴを収穫する頃の月
今月の惑星†
- 木星(−3等)は、夜半の南東の低空に見えます。午後10時頃〜午後8時頃、東南東の空に昇ってきます。
- 土星(1等)は、夜半の南東の低空に見えます。午後10時頃〜午後8時頃、東南東の空に昇ってきます。
- 火星(0等)は、未明の東の低空で見えます。午前0時半頃〜午後11時半頃、東の空に昇ってきます。
- 水星(−1等)は、日没直後の西北西の極超低空にあらわれ、6月 4日(木)の西方最大離角で、日没直後の高度、19度10分となり、高度を下げて、中旬には見えなくなります。
- 金星(−4等)は、中旬以降、日の出直前の東北東の極超低空に現れ、少しずつ高度を上げていきます。
夕空に輝いていた金星は、中旬には明け方の日の出直前の極超低空に現れ、明けの明星として輝きます。日没直後の西北西の超低空の水星は、6月 4日(木)に東方最大離角となり夕空での高度が今年最高となって、見頃となりますが、すぐ高度を下げて中旬には見づらくなります。
夜半の南東の低空では、土星、木星が並び、少し遅れて火星が昇ってきます。土星と木星は未明には南の空に来ます。
- 6月 8日(月)夜半の南東の低空で、月(月齢16.8)が、木星に接近、木星に接近中の土星と三角形を作る
- 6月13日(土)未明の南東の空で、月(月齢20.8)が、火星に接近
- 6月19日(金)日の出直前の東の超低空で、月(月齢26.8)が、金星に近づく
- 6月20日(土)日の出直前の東の超低空で、月(月齢27.8)が、金星に近い
今月の日食†
- 6月21日(日)夕方日没直前まで西の空で、部分日食(食分:0.332)
- 部分食開始 16:11:46
- 食の最大 17:09:22(食分 0.332)
- 部分食終了 18:01:48
- 日没 19:02
※日食各地予報 - 国立天文台暦計算室 にて計算(時刻、食分は、ふれあいの里天文台にて)
見やすい星座†
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
しし座の尻尾の2等星デネボラ、おとめ座の1等星スピカ、うしかい座の1等星アークトゥルスで作る春の大三角形が南の空高く昇っていますが、南東の低空にはさそり座が頭を出し、1等星アンタレスが見えてきます。
天文現象と関連行事†
- 6月 2日(火)夕方の南東の空高く、月(月齢10.8)が、おとめ座のスピカに近づく
- 6月 4日(木)水星、東方最大離角(日没直後の高度:19度10分 光度:-0.6等)
- 6月 4日(木)金星、内合
- 6月 5日(金)宵の南東の低空で、月(月齢13.8)が、さそり座のアンタレスに近づく
- 6月 6日(土)04:12 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon, Green Corn Moon, Flower Moon, Dyad Moon, Honey Moon(ミード・ムーン、ストロベリー・ムーン、ローズ・ムーン、サンダー・ムーン、ハニー・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon) ストロベリー・ムーン〜イチゴを収穫する頃の月
- 6月 7日(日)火星、西矩
- 6月 8日(月)関東地方梅雨入り平年
- 6月 8日(月)夜半の南東の低空で、月(月齢16.8)が、木星に接近、木星に接近中の土星と三角形を作る
- 6月13日(土)未明の南東の空で、月(月齢20.8)が、火星に接近
- 6月13日(土)15:24 下弦
- 6月13日(土)〜22日(月)GLOBE at Night(対象:北半球 うしかい座、南半球 みなみじゅうじ座)日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。) スマートフォン用アプリ
- 6月19日(金)日の出直前の東の超低空で、月(月齢26.8)が、金星に近づく
- 6月20日(土)日の出直前の東の超低空で、月(月齢27.8)が、金星に近い
- 6月21日(日)夕方日没直前まで西の空で、部分日食(食分:0.332)
- 6月21日(日)15:41 新月
- 6月21日(日)06:44 夏至
- 6月21日(日)Worldwide Solstice Festival 世界至点(夏至、冬至)祭
- 6月23日(火)夕方の北西の超低空で、月(月齢2.2)が、ふたご座のポルックスに近づく
- 6月24日(水)三日月
- 6月25日(木)夕方の西の空で、月(月齢4.2)が、しし座のレグルスに近づく
- 6月28日(日)17:16 上弦
- 6月29日(月)夕方の南西の空で、月(月齢4.2)が、おとめ座のスピカに近づく
- 6月30日(火)Asteroid Day アステロイドディ 国際小惑星デー ※国際デー | 国連広報センター
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、6月13日(土)頃〜24日(水)頃は、星雲星団、天の川の見頃となります。
- しし座の2等星デネボラとりょうけん座の3等星コルカロリの間にあるかみのけ座の散開星団Mel.111は、まだまだ、見頃です。
- うしかい座のアークトゥルスとりょうけん座のコルカロリの間に球状星団M3もまだまだ見頃です。
- ヘルクレス座の脇腹にある球状星団M13もまだまだ見頃です。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†
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