2020年12月の夜空

2020年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)

今月の一番星は何?

南西の低空の木星、または、南東の火星

(茨城付近では、日没は午後4時半ごろ、日暮れは午後5時ごろとなります。)

※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台

※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室

月日(曜日)夜明日の出日の入日暮
12月 1日(火)05:5606:3016:2516:59
2021年 1月 1日(金)06:1406:4816:3617:10

夕空(日暮れの頃)の見時

南西の低空で木星と土星が非常に近くに並んでいます。これから、12月21日の離角6分台の超大接近まで、どんどん近づいていきます。また、東の空には火星が昇っています。17日(木)には木星と土星に細い三日月が接近、24日(木)には火星に上弦過ぎの月が近づきます。

三日月

半月(上弦)は、12月22日(火)08:41、三日月は 12月17日(木)で、12月16日(水)〜21日(月)は、西空に三日月形の月が見られます。

満月

今月の惑星

 夕方の南西の低空には、土星、木星が非常に接近して並んでいて、どんどん近づいていきます。12月21日(月)には離角6分台まで超大接近します。また、夕方の南東の空には、火星が昇っています。
朝方の空では、日の出前の南東の低空に金星が明けの明星として輝いていますが、高度を下げていきます。水星は、今月いっぱい太陽方向で見づらいです。

見やすい星座

※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。

 火星が南の空高く君臨し、暗い星の多い秋の星座をさらにわかりにくくしています。天頂にはアンドロメダ座、北の空高くW時のカシオペヤ座、南西の空高く台形の星の並び、秋の四辺形(ペガススの四辺形)があり、ここから、秋の一つ星、みなみのうお座のフォーマルハウト、くじら座のデネブ・カイトスを見つけることができます。
東の空には冬の星座が昇っており、オリオン座が東の空に目立っています。

今月の流星群

 冬の流星観望は、とにかく寒さとの戦いです。冬の夜は思いの外、冷え込みます。特に体を動かさないため、どんどん体が冷えてしまいます。風が吹くとさらに体感温度が下がります。防寒具はもちろん、防風の生地やカイロなど、必要以上と思われる防寒対策で臨みましょう。
流星を見るコツは、とにかく、たくさんの空が見える空の開けたところで、できれば横になって、なるべく空全体を見るように顔を動かせば、運が良ければ、見つけることができるでしょう。ただし寒いので、体が直接地面や建物に触れないよう敷物やいす、寝台など工夫しましょう。また、立ったまま首を真上に向け続けると、首を痛めることがありますので、十分注意してください。

天文現象と関連行事

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。

出典、参考


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Last-modified: 2020-12-05 (土) 12:48:33