2019年8月の夜空†
2019年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
南南東〜南の木星
(日没は、茨城付近では、午後7時ごろ〜午後6時ごろとなります。)
夕空の見時†
南東の低空には土星(0等)、南の空には木星(ー3等)が、昇っています。木星の右下には赤いさそり座の一等星、アンタレスがあります。 9日(金)には、上弦すぎの月が木星に近づき、木星と土星の間を通って、12日(月)には土星に離角1度まで超接近します。
- 8月 6日(火)夕方の南西の空で、月(月齢5.4)がおとめ座のスピカに近づく
- 8月 9日(金)夕方の南の空で、月(月齢8.4)が、木星に近づく(月の左に木星、下にさそり座のアンタレス)
- 8月10日(土)夕方の南の空で、月(月齢9.4)が、木星に近づく(月の右に木星)
- 8月12日(月)夕方の南東の空で、月(月齢11.4)が、土星に超接近(離角約1度)
三日月†
半月(上弦)は、8月 8日(木)02:31、三日月は 3日(土)で、 2日(金)〜 7日(水)は、西空に三日月形の月が見られます。また、9月の三日月は、9月 1日(日)、上弦は、9月 6日(金)12:10 で、8月31日(土)〜9月 5日(木)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 15日(木)21:29 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Corn Moon, Sturgeon Moon, Red Moon, Green Corn Moon, Grain Moon, Fruit Moon, Wyrt Moon, Lightning Moon(コーン・ムーン、スタージェン・ムーン、レッド・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- Full Sturgeon Moon(別名:Full Red Moon, Green Corn Moon, Grain Moon) スタージェン・ムーン
北米五大湖でチョウザメがよく獲れる頃の月
今月の惑星†
- 木星(−3等)は、夕空の南の空に昇っていて、午前1時頃〜午後11頃に沈みます。
- 土星(0等)は、夕空の南東の低空に昇っていて、午前3時頃〜午前1時頃に沈みます。
- 水星(2等〜−1等)は、月初めに日の出直前の東北東の極超低空に昇っていて、すぐに沈みます。徐々に高度をあげ、10日(土)には西方最大離角となって、日の出直前の高度が16度、明るさ0.0等、そこから高度を下げていき、下旬には見づらくなります。
- 火星(2等)は、太陽方向で見づらいです。9月 2日(月)には、合となります。
- 金星(−4等)は、8月14日(水)外合となり、太陽に近すぎて見づらいです。
夕方の南東の空に土星、南の空に木星がならんで輝いています。水星は、上中旬、日の出直前の東の極超低空に見えます。火星、金星は太陽方向で見づらいです。
- 8月 6日(火)夕方の南西の空で、月(月齢5.4)がおとめ座のスピカに近づく
- 8月 9日(金)夕方の南の空で、月(月齢8.4)が、木星に近づく(月の左に木星、下にさそり座のアンタレス)
- 8月10日(土)夕方の南の空で、月(月齢9.4)が、木星に近づく(月の右に木星)
- 8月12日(月)夕方の南東の空で、月(月齢11.4)が、土星に超接近(離角約1度)
- 8月24日(水)未明の東の空で、月(月齢20.7)が、ヒアデス星団に近づく
- 8月25日(木)未明の東の空で、月(月齢21.7)が、おうし座のアルデバランに近づく
今月の流星群†
8月12日(月)〜13日(火)〜14日(水)に毎年よく流れる2.5大流星群のうちの一つ「ペルセウス座流星群」の極大となり、条件が良ければ、一時間あたり十数個の流星が見られる可能性があります。今年は、12日は月齢11、13日は月齢12で月の入りが2:26、14日は月齢13、月の入り3:21と満月前の月が未明に沈むので、沈んでから明け方まで探すのが良さそうです。極大時刻は13日の11時〜24時ですので、日本では、昼間か月明のある頃になってしまいますが、13日の明け方、14日の明け方を狙うことになるでしょう。周りに明かりがなく、遮蔽物がなくて、よく空が開けた場所で、空をなるべく、まんべんなく見てみましょう。
参考:国際流星機構 2019 Meteor shower calender (PDF) 12page
夏の流星観望で注意すべきことは
- 虫刺され対策
とにかく、蚊などの虫刺されが、大変です。対策をしないで、観望を始めると、あちこち刺されて大変なことになります。虫除けスプレーや、蚊取り線香などとにかく虫除け対策を十分に行いましょう。
一般的な流星観望の注意点としては
- 楽に空を見上げらえる姿勢
星を見る時に首を上に曲げ続けると首の痛みに繋がりますし落ち着いて見ることが出来ません、できれば、土から離れた高い位置に、楽に横になれるような場所を確保しましょう。
見やすい星座†
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
東の空高く、夏の大三角形が昇っています。南の空には、さそり座が昇り、星空は、夏真っ盛りです。
天文現象と関連行事†
- 7月23日(火)〜8月 2日(金)GLOBE at Night(対象:北半球 ヘルクレス座、南半球 さそり座)日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。) スマートフォン用アプリ
- 8月 1日(木)月齢0.4 〜7日(水)月齢6.4 スター・ウィーク(新月〜上弦前日)
- 8月 1日(木)12:12 新月
- 8月 3日(土)三日月
- 8月 6日(火)夕方の南西の空で、月(月齢5.4)がおとめ座のスピカに近づく
- 8月 7日(水)月遅れの七夕
- 8月 7日(水)伝統的七夕 ※国立天文台 | 質問3-10)伝統的七夕について教えて
- 8月 7日(水)伝統的七夕ライトダウン2019
- 8月 8日(木)02:31 上弦
- 8月 9日(金)夕方の南の空で、月(月齢8.4)が、木星に近づく(月の左に木星、下にさそり座のアンタレス)
- 8月10日(土)夕方の南の空で、月(月齢9.4)が、木星に近づく(月の右に木星)
- 8月12日(月)夕方の南東の空で、月(月齢11.4)が、土星に超接近(離角約1度)
- 8月12日(月)木星 留
- 8月12日(月)〜14日(水)ペルセウス座流星群見頃(極大:13日(火)11時〜24時)
- 8月15日(木)21:29 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Corn Moon, Sturgeon Moon, Red Moon, Green Corn Moon, Grain Moon, Fruit Moon, Wyrt Moon, Lightning Moon(コーン・ムーン、スタージェン・ムーン、レッド・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- Full Sturgeon Moon(別名:Full Red Moon, Green Corn Moon, Grain Moon) スタージェン・ムーン(北米五大湖でチョウザメがよく獲れる頃の月)
- 8月22日(木)〜8月31日(土)GLOBE at Night(対象:北半球 はくちょう座、南半球 いて座)日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。) スマートフォン用アプリ
- 8月22日(木)ロスコスモス、ロケット変更に伴う打ち上げ脱出システムテストのため、無人でSoyuz MS-14、ソユーズ2.1aロケットにて打ち上げ ※Launch Schedule - Spaceflight Now
- 8月23日(金)〜25日(日)胎内星まつり
- 8月23日(金)23:56 下弦
- 8月24日(水)未明の東の空で、月(月齢20.7)が、ヒアデス星団に近づく
- 8月25日(木)未明の東の空で、月(月齢21.7)が、おうし座のアルデバランに近づく
- 8月30日(金)19:37 新月
- 8月30日(金)初月(しょげつ)、初月夜(はつづきよ) 旧暦8月1日の月
- 8月31日(土)二日月 旧暦8月2日の月
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、7月25日(木)頃から8月 3日(土)頃まで、8月23日(金)頃から9月 1日(日)頃までは、星雲星団、天の川の見頃となります。
- さそり座の尻尾あたりから夏の大三角形のど真ん中を通り、北東に昇ったカシオペヤ座まで流れる天の川を双眼鏡で、ぜひ、覗いてみてください。細かい星があるのが見え、そこが天の川であることがはっきりわかります。
- 南に低い散開星団M6とM7はまだ見頃です。双眼鏡で美しい天体です。南側が開けて、透明度が良い日に挑戦してみてください。
- ヘルクレス座の球状星団M13はまだまだ見頃です。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†
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