2019年6月の夜空†
2019年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
北東のこと座のベガか、南東〜南空高く輝く、うしかい座のアークトゥルス。中旬以降は、南東の低空の木星
(日没は、茨城付近では、午後7時ごろとなります。)
夕空の見時†
2等星と暗くなった火星は、非常に高度が低くなり、さらに見づらくなります。3日(月)ごろから、日の入り直後の西の超低空、火星の下に、水星(0等)が昇ってきて、7月3日(水)ごろまで、今年の夕空での見頃となります。東方最大離角は、24日(月)で、日没直後の高度が17度41分となります。水星は、火星にどんどん近づき、18日(火)には約17分まで、非常に接近します。
4日(火)には、月齢1の非常に細い月が水星の下に近づき、 5日(水)には、月齢2の細い月が、火星と水星の間に来て、日没直後の西の超低空が、賑やかです。
一方、東の空には、南東の低空に木星が現れ、だんだん高度を上げていきます。16日(日)には満月前の月が接近します。
- 6月 3日(月)ごろ〜7月 3日(水)ごろ日没直後の西の超低空に水星が見える(6月24日(月)に東方最大離角)。夕空での水星の見頃
- 6月 4日(火)日没直後の北西の超低空で、月(月齢1.1)が水星に近づく(水星の下に月)
- 6月 5日(水)日没直後の北西の超低空で、月(月齢2.1)が火星に近づく(月の上に火星、右下に水星)
- 6月11日(火)ごろ〜7月 8日(土)ごろ 日没直後の北西の超低空で、水星が火星に近づいて見える
- 6月16日(日)宵の南東の低空〜夜半の南の空で、月(月齢13.1)が木星に接近
- 6月18日(火)日没直後の北西の超低空で、水星が火星に超接近(約17分)
- 6月24日(月)水星が東方最大離角となり、日没直後の高度が17度41分となる
三日月†
半月(上弦)は、6月10日(月)14:59、三日月は 5日(水)で、 4日(火)〜 9日(日)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 17日(月)17:31 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon, Green Corn Moon, Flower Moon, Dyad Moon, Honey Moon, Planting(ミード・ムーン、ストロベリー・ムーン、ローズ・ムーン)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon) ストロベリー・ムーン
イチゴを収穫する頃の月
今月の惑星†
- 木星(−3等)は、午後7時半頃〜日の入り前には南東の空に昇っています。11日(火)衝。
- 水星(0等)は、日没直後の西の極超低空に昇っていて、すぐに沈みます。今年の夕空では一番の見時です。東方最大離角は、24日(月)日没直後の高度は17度41分、明るさ0.5等
- 火星(2等)は、日没時、南西の低空に昇っています。午後9時頃〜午後8時半頃沈みます。
- 金星(−4等)は、日の出前の東の空に昇っていますが、わずかに高度を下げながら、北東の方に動いていきます。
- 土星(0等)は、午後9時半頃〜午後7時半頃、南東の空に昇り、南東の空に昇っています。
夕空の赤い火星は2等星となり、高度も下がって非常に目立たなくなります。日没直後の西の超低空に、水星が昇り、今年の夕空での見時となります。東方最大離角は、24日(月)日没直後の高度は17度41分です。明け方の空に並んでいた木星、土星は、月末にかけて、宵の空に回ってきます。
- 6月 2日(日)日の出直前の東の極超低空で、月(月齢28.6)が、金星に近づく
- 6月 4日(火)日没直後の北西の超低空で、月(月齢1.1)が水星に近づく(水星の下に月)
- 6月 5日(水)日没直後の北西の超低空で、月(月齢2.1)が火星に近づく(月の上に火星、右下に水星)
- 6月11日(火)ごろ〜7月 8日(土)ごろ 日没直後の北西の超低空で、水星が火星に近づいて見える
- 6月12日(水)宵の南の空で、月(月齢9.1)が、おとめ座のスピカに近づく
- 6月16日(日)宵の南東の低空〜夜半の南の空で、月(月齢13.1)が木星に接近
- 6月18日(火)日没直後の北西の超低空で、水星が火星に超接近(約17分)
- 6月18日(火)夜半の南東の空で、月(月齢15.1)が土星に近づく(土星の右に月)
- 6月19日(水)夜半の南東の空で、月(月齢16.1)が土星に近づく(土星の左に月)
見やすい星座†
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
南の空には、春の大曲線があって、星座は春の盛りですが、南東の空に、さそり座、北東の空には、夏の大三角形が出てきて、夏の星座が顔を出します。春から夏へ、星座が変わっていく頃です。
天文現象と関連行事†
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
出典、参考†
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