2019年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
北西のこと座の一等星ベガ(0等)か、南の火星(−1等)か、北東のぎょしゃ座の一等星カペラ(0等)。
(日没は、茨城付近では、午後4時半ごろ〜午後5時ごろとなります。)
南の空に火星(0等)が輝き、13日(日)には、南の空で火星に月齢7.4の月が近づきます。
17日(木)には、夕方の東の空高く、月齢11.4の上限過ぎの月が、おうし座のヒアデス星団の中に入り、一等星のアルデバランに近づきます。
半月(上弦)は14日(月)15:46、三日月は 8日(火)で、 7日(月)〜13日(日)は、西空に三日月形の月が見られます。
スーパームーンの定義は、ここでは、占星術師 Richard Nolle が行い、NASAが受容した方法(2019年天文現象、行事メモ#p910784a)をとります。
2019年には、1月、2月、3月の3回起こります。
夕空には、赤い火星が輝いています。一方、明け方の空には金星が明けの明星として非常に眩しく輝いています。金星の左下、南東の低空には木星があり、金星に近づいていき、23日(水)には、金星に最も近づいて、金星を抜き、金星の右上になります。さらにその左下、南東の極低空には月初めから水星があり、金星、木星、水星と並んでいますが、水星は高度を下げていき月半ばには、見えなくなります。1日(火)には、この並びの右上に下弦過ぎの三日月型の月が来て、左下から、水星、木星、金星、月と並びます。月は、2日(水)に金星に離角約1度まで超接近、3日(木)には、金星と木星の間に入り、4日(金)には、木星と水星の間に来て、5日(土)には、水星に近づきます。
極大時刻はたくさん流れますが、外れてしまうと急に数が減ってしまう(ピークの半分になるのが前後2時間ほど)、しぶんぎ座流星群、今年の極大は11時で昼間になってしまうので少し厳しいかもしれませんが、月の条件は月齢26〜27と日の出前に細い月が昇るのみで「良」と言えます。3日の明け方に多く見えるかもしれません。
空の暗い、周りに街灯など光源がなく、よく開けた場所で、また、天候も快晴で透明度が高ければ、1時間に数十個は見ることができるでしょう。
※参考:国際流星機構 2019 Meteor shower calender (PDF) 4page
冬の流星観望は、とにかく寒さとの戦いです。冬の夜は思いの外、冷え込みます。特に体を動かさないため、どんどん体が冷えてしまいます。風が吹くとさらに体感温度が下がります。防寒具はもちろん、防風の生地やカイロなど、必要以上と思われる防寒対策で臨みましょう。
流星を見るコツは、とにかく、たくさんの空が見える空の開けたところで、できれば横になって、なるべく空全体を見るように顔を動かせば、運が良ければ、見つけることができるでしょう。ただし寒いので、体が直接地面や建物に触れないよう敷物やいす、寝台など工夫しましょう。また、立ったまま首を真上に向け続けると、首を痛めることがありますので、十分注意してください。
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
北西の空高く、カシオペヤ座が昇っていて、隣のペルセウス座が真上に来ます。南東の空には、オリオン座をはじめとして冬の星座が昇っています。空の南西側の秋の寂しい星座と南東側のきらびやかな冬の星座を見比べてみてください。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
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