2018年12月の夜空

2018年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)

今月の一番星は何?

南東の火星(−1等)か、西の空高く輝くこと座の一等星ベガ(0等)か、北西の空のぎょしゃ座の一等星カペラ(0等)。

(日没は、茨城付近では、午後4時半ごろとなります。)

夕空の見時

南東の空に火星(0等)、南西の超低空に土星(1等)が輝いていますが、土星は、月半ばには太陽に近くなりすぎ、見づらくなります。9日(日)、日没直後の南西の超低空にある土星に三日月が非常に近づきます(離角1度以下)。また、15日(土)には、南東の火星に上弦の月が近づきます。
9日から16日には、これらの惑星の近くを月が通っていきます。

三日月

半月(上弦)は15日(土)20:49、三日月は 9日(日)で、 9日(日)〜14日(金)は、西空に三日月形の月が見られます。

満月

今月の惑星

 夕空に賑やかだった惑星は、土星、火星の2つだけとなり、月半ばには土星も沈んで火星一つとなります。一方、明け方の空に金星が現れ、どんどん高度を上げて、明けの明星として非常に眩しく輝きます。日の出直前には、月初めから水星が現れ、月半ばに高度が最高となり、月末に向け、高度を下げていきます。金星の上には、おとめ座の一等星スピカがあって、スピカ、金星、水星と並び、月半ばには木星が顔を出して、この列に加わります。3日ごろから、この並びの左側を有明の月が通っていきます。また、木星が高度を上げ、水星が高度を下げている22日(土)、木星と水星が非常に近づき、1離角度以下となります。

今月の流星

見やすい星座

※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。

 北の空高く、カシオペヤ座が昇っていて、秋の四辺形の一つの星からつながるアンドロメダ座が真上に来ます。冬の星座、ぎょしゃ座の一等星カペラが北西の空に昇っていて、アンドロメダ座とカペラの間に、篆書の「人」という漢字の形に並ぶ星の並びがあります。ペルセウス座です。南の空にはくじら座が昇っていますが、暗い星ばかりで、星を結ぶのは難しいかもしれません。秋の四辺形からたどる、秋の南の一つ星、一等星フォーマルハウトも南西に低くなりますが、上の方には赤い火星があって、フォーマルハウトより明るく輝いています。

天文現象と関連行事

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

出典、参考


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Last-modified: 2018-12-06 (木) 19:53:04