2016年8月の夜空

2016年天文現象、行事メモ

今月の一番星は何?

中旬までは、西の低空に金色に輝く木星(−1等)か、南に赤く輝く火星(−1等)
下旬は西の超低空に金色に輝く木星(−1等)か、金星(−3等)または、南に赤く輝く火星(−1等)

(日没は、茨城付近では、午後6時半頃となります。)

夕空の見時

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日が暮れて、西の低空に金色の木星が、南の空には赤く輝く火星が目を引きます。火星の近くには土星が昇っていて、さそり座のアンタレスと三角形を作っていますが、この土星とアンタレスの間に火星がどんどん接近、24日(水)には、土星、火星、アンタレスが縦に一直線に並び、右側(東側)に抜けていきます。
日没直後の西の超低空には、17日(水)に東方最大離角となって高度を上げる水星が見え、また、宵の明星、金星が戻って来ます。木星は西の空に高度を下げていき、8日(月)には、木星、水星、金星が直線に並び、23日(火)には、西の超低空に3星が集合、28日(日)には、金星と木星が接近します。
5日(金)、6日(土)には、三日月型の細い月が、西の低空で木星、水星に近づき、12日(金)には、上弦を過ぎた月が火星が近寄ってきた土星に近づきます。
※右の画像は、無料のオープンソースプラネタリウムソフト Stellarium にて作成した画像をgifアニメにしました。

  • 8月5日(金)日没直後の西の低空で、細い三日月(月齢2.6)が木星と水星(超低空)の間にくる
  • 8月6日(土)夕方の西の低空で、月(月齢3.6)が木星に接近(右下超低空には水星が見えるかも)
  • 8月8日(月)日没直後の西の低空〜超低空で、木星、水星、金星が斜め直線に並ぶ。
  • 8月12日(金)夕方の南西の空で、月(月齢9.6)が土星に接近(右下に火星)
  • 8月22日(月)夕方過ぎの南西の空で、火星がM4に接近(上に土星)
  • 8月23日(火)日の入り直後の西の超低空で、金星、水星、木星が集合
  • 8月24日(水)夕方過ぎの南西の空で、火星が、アンタレスに接近し、土星、火星、アンタレスが縦に一直線に並ぶ
  • 8月28日(日)日没後の西の超低空で金星が木星に接近(左下に水星)

三日月と満月

三日月は5日(土)、半月(上弦)は11日(木)で、5日(金)〜10日(水)は、西空に三日月形の月が見られます。満月は18日(木)("Corn Moon", "Sturgeon Moon", "Red Moon", "Green Corn Moon", "Grain Moon"、または、Full Sturgeon Moon(別名:Full Red Moon, Green Corn Moon, Grain Moon)スタージェン・ムーン(チョウザメの月))です。

今月の惑星

  • 木星(−1等)は、月初は西の空に昇っていて、午後8時頃に西の空に沈みますが、どんどん高度を下げていき、月末には、日の入り直後の超低空で沈みます。
  • 火星(−1等)は、南の空に昇っていて、上旬は午後11時ごろ、下旬は午後10時ごろに南西の空に沈みます。
  • 土星(0等)は、南の空に昇っていて、上旬は午前0時頃に、下旬には午後10時に南西の空に沈みます。宵の南の空で火星、アンタレスとともに輝いています。
  • 金星(−3等)は、下旬から、日の入り直後の西の超低空に現れ、すぐ沈みます。
  • 水星(0等)は、上旬から中旬に日の入り直後の西の超低空に見えます。8月17日(水)に東方最大離角となり、日の入り直後の高度が12度となります。
  • 宵の南東の空に、火星(−1等)と土星(1等)が並んで昇っています。土星のすぐ下にはさそり座のアンタレスがあり、明るい星で下向きの三角形を作っています。この土星とアンタレスの間に火星がどんどん接近、24日(水)には、土星、火星、アンタレスが縦に一直線に並び、右側(東側)に抜けていきます。

今月の流星

  • 8月12日(金)22:00〜24:30(IMO) ペルセウス座流星群極大 (月齢:10 条件良)
    三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群が流れます。上弦過ぎの月が夜中の13日0時過ぎに沈むので、月がだいぶ傾き、光が弱くなった頃から見始めるのがオススメです。

    夏のペルセ群は、とにかく虫との戦いです。虫除けスプレーなど虫除けグッズを用意して、蚊や他の虫に刺されないように十分注意しましょう。
    流星を見るコツは、とにかく、たくさんの空が見える空の開けたところで、できれば横になって、なるべく空全体を見るように顔を動かせば、運が良ければ、見つけることができるでしょう。立ったまま首を真上に向け続けると、首を痛めることがありますので、十分注意してください。

見やすい星座

 こと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルの夏の大三角形が東の空高く輝き、南の空には火星、土星を引き連れた、さそり座が昇っています。さそり座の左(東)隣には、いて座が昇っていて、そこから、はくちょう座に向かって夏の天の川が流れています。

天文現象と関連行事

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  • 7月28日(木)〜8月6日(土)GLOBE at Night(対象:はくちょう座) 日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。)
  • 8月 1日(月)月齢28 〜7日(日)月齢5 スターウィーク『夜空のわくわくをキミと』
  • 8月 3日(水)新月
  • 8月 5日(金)三日月
  • 8月 5日(金)日没直後の西の低空で、細い三日月(月齢2.6)が木星と水星(超低空)の間にくる
  • 8月 6日(土)夕方の西の低空で、月(月齢3.6)が木星に接近(右下超低空には水星が見えるかも)
  • 8月 7日(日)月遅れの七夕
  • 8月 9日(火)伝統的七夕
  • 8月 9日(火)伝統的七夕ライトダウン2016
  • 8月10日(水)夜〜14日(日)夜(15日(月)朝)国立天文台「夏の夜、流れ星を数えよう 2016」キャンペーン
  • 8月11日(木)上弦
  • 8月12日(金)宵の南西の空で、月(月齢9.6)が土星に接近(右下に火星)
  • 8月12日(金)22:00〜24:30(IMO) ペルセウス座流星群極大 (月齢:10 条件良)
  • 8月17日(水)水星 東方最大離角(日没直後高度12度、光度0.3等)
  • 8月18日(木)満月 (”Corn Moon", "Sturgeon Moon", "Red Moon", "Green Corn Moon", "Grain Moon"、または、Full Sturgeon Moon(別名:Full Red Moon, Green Corn Moon, Grain Moon)スタージェン・ムーン(チョウザメの月))
  • 8月21日(日)オービタル・サイエンシズ社 シグナス補給機 (CRS-5)打ち上げ
  • 8月22日(月)夕方過ぎの南西の空で、火星がM4に接近(上に土星)
  • 8月23日(火)日の入り直後の西の超低空で、金星、水星、木星が集合
  • 8月24日(水)夕方過ぎの南西の空で、火星が、アンタレスに接近し、土星、火星、アンタレスが縦に一直線に並ぶ
  • 8月25日(木)下弦
  • 8月25日(木)〜9月 2日(金)GLOBE at Night(対象:はくちょう座) 日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。)
  • 8月26日(金)未明の南東の空で、月(月齢23.6)が、アルデバランに接近
  • 8月26日(金)〜28日(日)胎内星まつり
  • 8月28日(日)7:30 青空の中、東の超低空で金星と木星が4分まで大接近する(望遠鏡で同視野)。日没後の西の超低空で金星と木星が接近しているのが見える。(左下に水星)

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

  • 下弦となる 7月27日頃から三日月となる3日頃、次の下弦の25日頃から三日月となる9月3日まで、星雲星団、天の川の見頃となります。
  • 北半球で最も大きな球状星団ヘラクレス座の球状星団M13は、引き続き見頃です。双眼鏡でも微かな小さな綿毛、非常に小さい丸い雲のように見えます。空の透明度が良い時にぜひ挑戦してください。
  • 東の空高く天の川が昇っています。南のさそり座から東のはくちょう座まで双眼鏡で辿ってみてください。何もないように見えるところに星がたくさん見えてびっくりします。これも空の透明度の良い時に狙ってみてください。
  • 火星を小望遠鏡で覗くと、赤くて点ではないことはわかりますが、模様を見るのは難しいでしょう。ひょっとすると、極環という、上か下の縁の白い輝きがわかるかもしれません。
  • 小さい望遠鏡でも土星を覗いてみましょう。ひょっとすると、土星が楕円である(環が本体と混じっている)状態では見えるかもしれません。
  • 天の川の濃いところ、いて座からさそり座のところには、M8の散光星雲に重なる散開星団、M22球状星団、さそり座の尾っぽの散開星団、M7、M6、アンタレスの近くの球状星団M4などたくさんの星団があります。空が澄んで、低空まで澄み切った日に双眼鏡で探してみてください。

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2016-08-01 (月) 23:17:58 (1222d)