2017年5月の夜空

2017年天文現象、行事メモ

今月の一番星は何?

南東の空に明るく金色に輝く木星(−2等)。

(日没は、茨城付近では、午後6時半頃〜午後7時頃となります。)

夕空の見時

西の空に残った赤い火星(2等)は、日没後の非常に低い高度ながら、なんとか頑張っていますが、明るさが暗くなり、周りの冬の一等星と比べても、見つけづらくなります。一方、南東の空には、非常に明るい木星(−2等)が昇っていて、月末にかけて、日没時の高度を上げていき人々の目を引くことでしょう。木星の少し下にはおとめ座のスピカ(1等)があり、暗くなるにつれて、白く慎ましやかに輝く姿が見えてきて、木星との良い対比になるでしょう。
4日(木)には、上弦後の明るい月が、南の空で、しし座のレグルス(1等)に月1個分(約30分)ほどまでに接近。7日(日)には、南東の空で、満月前の明るい月が木星に近づき、月、木星、スピカと縦に並びます。31日(水)に再び、南西の空で、上弦前の六日の月がレグルスに近づきます。

三日月と満月

半月(上弦)は3日(水)、三日月は28日(日)で、1日(月)〜2日(火)、27日(土)〜31日(水)は、西空に三日月形の月が見られます。満月は11日(木)(Milk Moon, Flower Moon, Corn Planting Moon、または、Full Flower Moon(別名:Full Corn Planting Moon, Milk Moon)フラワー・ムーン(春の花の咲き誇る頃の月の意味)です。

今月の惑星

見やすい星座

 北の空高く昇る北斗七星からたどる春の大曲線でうしかい座のアークトゥルスとおとめ座のスピカを探しますが、今年はスピカのすぐ上に明るく金色に輝く木星があるため、そちらに結んでしまうかもしれません。春の大曲線をさらに伸ばすといびつな四辺形のからす座が見つかります。アークトゥルス、スピカと、2等星デネボラを結んで春の大三角形を作ります。デネボラから右へ大きな獅子の形がわかるでしょうか。獅子のたてがみは、はてなマークを左右反転した形になっていて、逆はてなとか、大きな草刈り鎌の形で「ししの大がま」とも呼ばれます。

天文現象と関連行事

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2017-05-17 (水) 15:55:38