2013年12月の夜空

今月の一番星は何?

日没は、茨城付近では、午後4時半頃となります。

今月の一番星も、南西の超低空の金星(−4等)、宵の明星です。日没直後の西の空、夕空のまだ明るい中に、ひとつポツンと、しかし、明るく輝く姿は、まさに一番星という風情です。

今月は、7日(土)の最大光度(-4.88等)に向け、明るさも高度も上がり、その後は、高度を落として行きます。来年1月になると、明けの明星となるために明け方の空に移っていきますので、宵の明星としては、今月が見納めです。空が澄んで夕焼けがきれいになってくる季節、焼けの中、明るさを増していく宵の明星の様子をぜひご覧ください。

夕空の見時

日没直後の南西の低空に金星(−4等)があります。7日(土)の最大光度(-4.88等)に向け明るさと高度を増し、その後は、高度を下げて行きます。明るさを増す金星をご覧ください。

5日(木)には、この金星の右に三日月(月齢2.5)が並び、翌6日(金)には、この月が月齢3.5となって金星の上に来ます。夕焼けの中の細い月と金星との競演、来年は、1月に非常に見づらい接近があるほかは、金星が明け方の明けの明星に移ってしまうため、当分、見ることができません。この機会にぜひご覧ください。

三日月と満月

三日月は5日(木)、半月(上弦)は10日(火)5日〜9日は、西空に三日月形の月が見られます。満月は17日(火)です。

今月の惑星

見やすい星座

午後8時頃には、東の空には冬の星座が現れ始めます。オリオン座やふたご座、おうし座とおなじみの星座が出てきて、空もにぎやかになってきます。すばる(プレアデス星団)も良く見えるようになるでしょう。
秋の星座を結ぶ練習をしている人はラストスパートです。沈まないうちに、トライしてみてください。

今月の彗星

ISON彗星(C/2012 S1)が、太陽を無事通過してくれれば、夜明け直前の東の空に雄大な姿を現せてくれるでしょう。この辺は、11月29日の太陽最接近次第ですが、みんなで無事を祈りましょう。うまくいけば、6日(金)には、見え始めるはずです。その後、16日(月)には、周極星となって、夕方の超低空でも見ることができるようになってきます。

今月の流星

今月13日(土)に、三大流星群のひとつ、ふたご座流星群がピークとなります。前日の12日(金)の夜から期待しましょう。ただし、満月前の月があり、月明に邪魔されますが、明るい流星も多いので、期待してみて見ましょう。また、明け方に多くなる傾向もありますので、月が沈んでから、集中してみてみましょう。

天文現象と関連行事

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:35