2012年4月の夜空

今月の一番星は何

日没は午後6時過ぎとなります。

今月の一番星も、日没後夕焼けの西空に明るく輝く宵の明星、金星(−4等)です。高度がだいぶ高くなってきた金星ですが、6月の金星太陽面通過に向け、高度を下げていきます。先月、接近が話題となった木星(−3等)はだいぶ下になりました。気づくのが遅ければ、沈んでしまっているかもしれません。

夕空の見時

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宵の明星、金星(−4等)が、30日(休)に最も明るく(最大光輝に)なります。また、23日(月)の月齢2の月が沈み行く木星の上に、24日(火)の三日月が金星の下に、25日(水)に月齢4の月が金星の斜め上に来て、夕方の西空を美しいものにすることでしょう。今月の後半、西の空が開けているところがあれば、夕空で、ぜひ、探してみてください。午後6時半過ぎです。

三日月はいつ?

三日月は24日(火)、半月(上弦)は29日(日)、23日以降は、西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

今月の惑星

夕方、西の空に宵の明星、金星(−4等)が眩しく輝きます。どんどん高度を上げていきます。木星(−3等)は高度を下げ、沈むのが早くなっていきます。小接近を過ぎた火星(−1等)は、夕方には東の空に昇り未明前に沈んでしまいます。午後8時頃には、土星(1等)も東の空に昇ってきます。夜半前、東の空にアークトゥルス(0等)と、火星土星で明るい星の三角形をつくります。

見やすい星座

金星は、冬の星座、おうし座の中にあって、空が暗くなるに連れ、近くに冬の星座の一等星がたくさん見えてきます。
東の空には、火星が混じった、しし座、土星が混じった、おとめ座が昇っています。春の大曲線の行き先がいつものスピカの隣の土星になったり、春の大三角形が正三角形ではなく、火星と結んでしまって、二等辺三角形になってしまったり、二つの惑星が星座の形を混乱させますが、迷わずに結んでみて下さい。

天文現象と関連行事

ちなみに5月は、


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:44