2012年3月の夜空

今月の一番星は何

日没は午後5時半過ぎとなります。

今月の一番星は、日没後夕焼けの西空に明るく輝く宵の明星、金星(−4等)です。そしてそのすぐ近くに、木星(−3等)も見えてくるでしょう。
一番星が2倍楽しめる豪華な星空です。

夕空の見時

201203closers2.png

宵の明星、金星(−4等)と、金星よりはちょっと明るさは劣りますが、他の星よりは全然明るい木星(−3等)が、だんだん近づき、13日(火)には最も近づきます。夕空での明るい星の競演、いやでも目につくことでしょう。26日(月)には、離れ始めた金星と木星の間に月齢4の三日月形の月が入り込み、ほぼ10度ほどの中にまっすぐに並ぶ、めずらしくも美しい眺めとなります。この前後の日も月と金星、木星の競演が見られますので、西の空が開けているところがあれば、夕空で、ぜひ、探してみてください。

三日月はいつ?

三日月は25日(日)、半月(上弦)は31日(土)、25日以降は、西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

今月の惑星

夕方、西の空に宵の明星、金星(−4等)が眩しく輝きます。どんどん高度を上げる金星と、南西の空から西に下がっていく、木星(−3等)が13日(火)にすれ違います。夕空の非常に美しい光景となりますので、その前から、2つの星がどんどん近づいていくのを楽しみましょう。火星(−1等)は、3月6日(火)の小接近を控え、夕方には東の空に昇っています。午後9時頃には、土星(1等)も東の空に昇ってきます。夜遅く東の空にアークトゥルス(0等)と、火星土星で明るい星の三角形をつくります。

なお、3月5日に東方最大離角となって高度を増した水星(0等)が、日の入り直後の西の空の超低空に顔を出しますので、3月の前半は、水、金、火、木、土の惑星と月を同夜に見ることができます。つまり、日の入り直後に西の空の低空に水星を探し、西空に明るい金星、木星を見て、東の空には赤い火星を見、午後9時まで、東の空に土星が昇ってくるのを待ちます。月は15日(木)が下弦なので、午前0時まで待てば、昇ってきます。

見やすい星座

金星と木星の明るい惑星の接近を空が暗くなるまで見ているとその左側には明るい一等星がたくさんの冬の星座が見えて来ます。
東の空には、火星があって、形がわかりにくくなった、しし座が登っています。夜が更けるにつれ、春の星座が次々と昇ってきます。

天文現象と関連行事

ちなみに4月は、


添付ファイル: file201203closers2.png 51件 [詳細]

トップ   編集 凍結解除 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:33