2012年11月の夜空

一番星ベガと夏の大三角形を実際に見てみるとすごく高い位置にあったので、表現を変えました。 -- つるつる亭やかん 2012-11-03 (土) 23:31:01

今月の一番星は何

日没は午後5時〜午後4時半頃となります。

今月の一番星は、日没後、西の夕焼けのオレンジの空の上、遥か高く、白く輝く、こと座のベガ(0等)です。暗くなってくると左の方に金色の、わし座のアークトゥルス(1等)、さらに上の右の方に、はくちょう座のデネブ(1等)が見えてきます。また、北東の方角に山や建物がなくて遠くまで見通せるなら、北東の空に昇ってくる、金色の星、ぎょしゃ座のカペラ(ー1等)の方が先に見つかるかもしれません。なお、カペラの後からもっと明るく金色に輝く木星(−3等)が昇ってきます。カペラも明るい星ですが、木星が出てくると、さすがにかないません。

夕空の見時

日が暮れたばかりの夕空の西の空高く、ほとんど真上の方に、白く輝く明るい星が見つかります。こと座のベガ(0等)です。こと座のベガは、夏の大三角形のひとつで、空が暗くなると、他の二つの星、右(北)のさらに上、天頂近くに白い星、はくちょう座のデネブ(1等)、左側に金色の星、わし座のアルタイル(1等)も見つかるでしょう。西空の高いところにあるので、思い切って上を見上げてください。大きな直角三角形の夏の大三角形が見つかります。

実は、夕空の南西の空、低いところに火星(1等)がありますが、あまりに低くて、見つからないと思います。ところが、11月16日(金)には、月齢2.4の細い月が、すぐ右の方にきますので、見つけられるかもしれません。午後5時頃です。試してみてください。

三日月はいつ?

三日月は16日(金)、半月(上弦)は20日(火)、16日〜19日は、西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

今月の惑星

夕焼けも終わって、空が暗くなる頃(午後6時過ぎ)北東の空に木星(−3等)が昇ってきます。夜遅く(午後11時頃)には東の空に高くなり、見頃になります。金星(−4等)は明けの明星となり、未明の午前4時頃に東の空に昇ってきます。昇ってくる時刻はだんだんと遅くなります。また、午前5時頃には、同じく東の空に土星(1等)が昇ってきます。なお、月の下旬には、日の出直前の東の超低空に水星(0等)が昇ってきます。低すぎるので、見つけるのは難しいでしょう。火星(1等)は、上述の通り、西の空の超低空にいるのですが、これも見つけるのが難しそうです。月がそばに来る16日(金)に挑戦してみてください。

なお、11月27日(火)には、日の出直前の東の低い空で、土星(1等)と金星(−4等)が大接近します。明るい金星のすぐ左に金色の土星が見つかります。朝、午前5時半ぐらいには見ないと夜が明けそうですが、早起きが出来る人はぜひ見てみてください。

見やすい星座

午後8時頃、西の空高くを見上げると、夏の大三角形があります。一番明るいのが、こと座のベガ(0等)、左(南)の方に、わし座のアルタイル(1等)、右(北)の上の方に、はくちょう座のデネブ(1等)です。帰宅帰りにでも西の方を見ることがあったら探してみてください。南の空には秋の星座が広がりますが、暗い星が多く、星座をつなぐのは難しいかもしれません。南東の空に大きな台形に星が並ぶ「秋の四辺形」または「ペガススの四辺形」が見つかれば、そこから秋の星座をたどることが出来ます。見つかるでしょうか?東の空には、ギラギラまばゆく金色に輝く木星も加わった冬の星座が昇ってきます。

天文現象と関連行事

  • 11月 7日(水)下弦
  • 11月11日(日)未明の東の空低く、金星に月齢27の月が接近
  • 11月12日(月)未明の東の空低く、スピカに月齢28の月が接近
  • 11月14日(水)新月、オーストリア北部で皆既日食
  • 11月16日(金)日没後の西の空低く、火星に月齢3の月が接近
  • 11月17日(土)17:00〜22:00 小さなふれあいの里星空観望会
  • 11月19日(月)10:53 星出宇宙飛行士帰還
  • 11月20日(火)上弦
  • 11月23日(金)12:45〜24日(土)12:00 天文愛好者ミーティング2012(JAAA2012)
  • 11月27日(火)夜明け前の東の空で、土星に金星が大接近
  • 11月28日(水)半影月食、満月

ちなみに12月は、

  • 12月 3日(月)未明の東の空低く、土星、金星、水星が等間隔に並ぶ
  • 12月 3日(月)10:45 木星が衝
  • 12月 5日(水)水星西方最大離角。未明の東の空低く集合した、土星、金星、水星が探しやすくなる
  • 12月 7日(金)下弦
  • 12月10日(月)未明の東の空、スピカに月齢26の月が接近
  • 12月11日(火)未明の東の空低く、金星、土星に月齢27の月が接近
  • 12月12日(水)日の出前の東の超低空、金星、水星に月齢28の月が接近
  • 12月13日(木)新月
  • 12月14日(金)8時ごろ ふたご座流星群極大
  • 12月15日(土)日没後の西の空低く、火星に月齢2の月が接近
  • 12月20日(木)上弦
  • 12月21日(金)20:12 冬至
  • 12月21日(金)Seasons Without Borders?
  • 12月21日(金)20:00〜22:00 100万人のキャンドルナイト
  • 12月28日(金)満月

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

  •  7日(金)の下弦から17日(月)頃まで、星雲星団、天の川の見頃となります。
  • 11月も、天の川の見時です。ぜひ、双眼鏡で天の川くだりをしてみてください。二重星団アンドロメダ座銀河も見頃です。
  • 木星が見頃となってきます。夜中に東の空でギラギラと明るい金色の星が木星です。双眼鏡で見ると、木星のまわりの4つの衛星「ガリレオ衛星」が見えるかもしれません。大きめの望遠鏡だと、木星の縞模様が見える時があるかもしれません。惑星の見え方は気流に左右されやすく、星がきらきらと瞬く夜より、何か少しどんよりとして晴れている日の方が見えやすかったりします。

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:34 (1723d)