2011年4月の夜空

今月の一番星は何?

シリウス(−1等)です。日が暮れた南西の空に、白くてまばゆい星、おおいぬ座の一等星シリウスが輝いています。暗くなってくるとともに冬の星座が見え出します。場合によっては、北東の空高く輝く金色のカペラ(ぎょしゃ座の一等星)の方が先に見えるかもしれません。

夕空の見時

南西の空に沈み行く冬の星座が見えます。東の空には、土星(0等)が昇ってきます。
今年の春は、夕空の三日月形の月の位置が高く、いつもより見える機会が多いのではないでしょうか。欠けた側をほとんど上に向けながら、まっすぐ沈んでいきます。4日(月)の二日の月から10日(日)の六日の月ぐらいが楽しめそうです。

三日月はいつ?

三日月は5日(火)、半月(上弦)は11日(月)、その間は西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

今月の惑星

日暮れ時に、南西の空に金色に輝く土星(0等)が見え始めます。いよいよ土星の見ごろです。輪がある土星の姿をぜひ望遠鏡で確かめてください。昨年、ほとんど真横で、輪というより土星本体に刺さる串のような見え方でしたが、今年は、輪という感じがわかるでしょうか。
明け方東の空の金星(−4等)は、高度がだんだん下がってきて、薄明の中に輝くなるようになるでしょう。

ほかの惑星、木星、水星、火星は、見かけ上、太陽に近く、見づらいです。

見やすい星座

日暮れには、まだ、南西の空にオリオン座、冬の大三角形といった、きらびやかな冬の星座が残っています。

宵には、南の空に春の星座が昇っています。春の星座を探すには、まず、北の空、ほとんど真上に昇ってきている北斗七星からたどります。北斗七星の柄の部分は、ゆるくカーブしていますが、この曲がりなりに曲線を延ばしていくと非常に明るい金色の一等星アークトゥルスが見つかります。さらに曲線を延ばしていくと、少し暗めの白い一等星スピカにたどり着きます。アークトゥルスはうしかい座、スピカはおとめ座の一等星です。アークトゥルスとスピカを直線で結び、右側にもうひとつの星で三角形を作る位置に星を探すと、二等星が見つかります。しし座の尻尾にあたる星、デネボラです。デネボラの左側(西側)には、大きな裏像のはてなマーク(?)があり、ししの大がまといってしし座のたてがみと心臓にあたります。心臓の星の一等星はレグルスです。ししの大がまと尻尾の間に胴体があり、曲げた前足と伸ばした後ろ足が伸びていますが、たどれるでしょうか?また、この作った三角を春の大三角形、先ほどたどった長いカーブを春の大曲線と、天文好きの間では呼んでいます。うしかい座は、アークトゥルスとその上側のいびつに縦に伸ばされた五角形、おとめ座はスピカを含んでその上側にたどれる大きな小文字のyの字ですが、わかりますでしょうか?

見やすい(かも)天文現象

ちなみに5月は、


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:32