2010年6月の夜空

今月の一番星は何?

先月よりさらに高度を上げ、夕焼けの中に非常に明るく輝く宵の明星、金星(ー4等)です。夕やけの中にすごくきれいな星が輝きを増していきます。

夕空の見時

21日(月)には夏至となり、日がなかなか沈まず、日の入りが午後7時過ぎとなりますが、梅雨でもあるので、なかなか夕空が見られないかもしれません。晴れれば、夕焼けの中に明るい宵の明星、金星が輝き、夕空が暗くなるつれ、金星の斜め左上にレグルス(1等)、赤い火星(1等)、そして、金色の土星(0等)が並びます。これに三日月から上弦の月が次々と近づき、楽しい夕空になりそうです。また、今年2度目の部分月食を夕方の東天で見ることが出来ます。

15日(火)、三日月が金星に並びます。前日の、14日(月)の月齢2の細い月が見上げる金星も楽しいかもしれません。

さらに、17日(木)には、上弦前の月齢5の月が火星に、19日(土)には、上弦の月が土星に近づきます。

26日(土)、月の出とともに部分月食が始まります。東の空が開けたところで眺めてみてください。欠け始めは19:16、食の最大は20:38で食分は0.542、食の終わりは22:00です。夕方から宵の現象ですので、家族みんなで見たいですね。ただ、梅雨のまっただ中であることが心配ですが。

三日月はいつ?

三日月は15日(火)、半月(上弦)は19日(土)、その間は西空に三日月型の月が見られます。晴れたら見てみてください。
満月は、26日(土)で、部分月食となります。

今月の惑星

まず、日が沈んですぐの宵の明星、金星(ー4等)。
夕方に南西の空で明るい赤い星、火星(1等)。暗くなるに従い、西に傾いていきます。
南から南西の空には、金色の土星(1等)があります。

真夜中に東の空から木星(ー2等)が昇ってきます。

見やすい星座

先月同様、北斗七星(を含むおおぐま座)が、北の空高く昇っています。
北斗七星の柄からたどる春の大曲線の、うしかい座の一等星アークトゥルスが南の空高くまぶしく輝き、おとめ座の一等星スピカは南の低空に白く輝いています。このふたつの星と2等星のデネボラで春の大三角です。デネボラからしし座をたどります。ただし、今年は、デネボラの下に明るい土星が輝き、いびつな三角形になっています。
東の空には、夏の大三角で有名なこと座のベガが明るく真っ白な輝きを見せています。

※ここでは、1等級(小数点以下四捨五入)とそれより明るい星を一等星と表記しています。星座をたどる場合、1等級とそれより明るい星をたとえ−1等級でも一等星と呼ぶことが多いです。星座を覚えやすく(説明しやすく?)するための慣例のようなものです。

見やすい(かも)天文現象

  •  1日(火)〜3日(木)準惑星ケレスがM8の中を通る
  •  6日(日)明け方の東の空で木星(ー2等)に、月齢24の月(下弦直後)が接近
  •  8日(火)明け方の東の空で木星(ー2等)と天王星(6等)が大接近。縞のある木星とガリレオ衛星、天王星が望遠鏡の同一視野に見える
  • 11日(金)明け方の東の空で、月齢28の月(細い逆三日月形)がプレアデスに接近
  • 15日(火)金星(ー4等)に、三日月が接近
  • 17日(木)火星(1等)に、上弦前の月齢5の月が接近
  • 19日(土)土星(1等)に、上弦の月が接近
  • 20日(日)金星(ー4等)が、プレセペ星団に接近
  • 21日(月)夏至
  • 24日(木)さそり座の赤い1等星アンタレスに、満月前の月齢12の月が接近
  • 26日(土)月の出とともに始まる部分月食(食分0.542)

ちなみに7月は、

  •  4日(日)木星(ー3等)に下弦の月が接近
  • 10日(土)金星(ー4等)がしし座のレグルスに接近
  • 12日(月)イースター島で皆既日食

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

  • 15日(火)以降の三日月〜満月がきれいです。
  • 5日(土)頃以降、月が昇るのが遅くなり、12日(土)の新月を挟んで三日月の15日(火)頃まで星雲星団の見頃となります。
  • 先月まで火星が近くにいたプレセペというまばらな散開星団(星の集まり)、今月は、金星が近くを通っていきます。20日(日)に最も近くなります。夕空の西天で確認してみてください。
  • りょうけん座のコル・カロリとしし座のデネボラの間に、双眼鏡で非常に美しい、かみのけ座があります。明るさのそろった星がカタカナの「ム」の形に並び、双眼鏡の視野いっぱいに広がります。
  • 環のある土星が宵空に見頃です。昨年、環消失を迎えてまだまだ環が細いですが、口径60mm位の望遠鏡でも、80倍くらいで、環があることがわかります。挑戦してみてください。南西にある金色の明るい星が土星です。今年の土星もそろそろ見納めです。
  • 8日(火)の明け方の木星(ー2等)と天王星(6等)の大接近は、小口径の望遠鏡でも観望できます。天王星が非常に見つけやすい日ですから、ぜひ、挑戦してみてください。また、双眼鏡でも木星(ー2等)のすぐ近くに6等の天王星らしきものがあるのがわかるかもしれません。

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:38 (1641d)