2010年11月の夜空

今月の一番星は何?

今月も東天の木星(−3等)です。日没と同時に、夕焼けの反対側、南東の空高く、金色に輝く木星がまぶしいくらいに輝きだします。とにかく今月の夜空の王者でしょう。ちなみに9月まで一番星だった金星は、明け方の東の空で明けの明星として輝き始めます。

夕空の見時

南東の空に輝く木星(−3等星)に、圧倒されます。夕暮れとともに真上に夏の大三角の一等星が見え始めます。16日(火)には、木星に10日の月が近づきます。

三日月はいつ?

三日月は9日(火)、半月(上弦)は14日(日)、その間は西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

今月の惑星

日没後から、南東の空高く、明るく金色に輝く木星(−3等)が見え始め、午後8時頃には南の空でまばゆく輝きます。引き続き木星の見頃です。
また、明け方の東の低い空に明けの明星となった金星(−4等)が顔を出し始め、下旬には−5等となって、明け方の南東天で見やすくなってきます。火星、土星は、引き続き、見かけ上、太陽に近く、見づらい状態が続きます。

見やすい星座

夏の大三角が西の空に残っています。
午後8時頃、わかりやすいWの星の並び、カシオペヤ座が北の真上に昇り、明るい星の多い秋の天の川(カシオペヤ座からペルセウス座にかけて)が北の高い空から東にかけて流れます。北東には冬の星座、ぎょしゃ座の明るい金色の一等星、カペラがよく目立ちます。
秋の星座は、一等星が、みなみのうお座のフォーマルハウトのみで、それも南に低いため、一等星の割には目立たず、全体にきらびやかなものはありませんが、W字のカシオペヤ座や、三ツ矢のマークの星の並びを持つみずがめ座、台形の並びのペガスス座など、玄人好みの渋い星座が目白押しです。また、二重星団とアンドロメダ座銀河、肉眼で見ることができる星雲星団が2つもあります。落ち着いたなりに深いのが、秋の星座です。

見やすい(かも)天文現象

ちなみに12月は、

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。

GGA2.gif

天文宇宙関連行事


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:42