*2023年10月の夜空 [#v2d788c5] [[2023年天文現象、行事メモ]]~ ※月齢は21時の値([[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]]にて計算、未明の現象は前日の月齢とする) **今月の一番星は何? [#mb38c92b] -西の低空のアルクトゥルスか天頂付近〜西の空高くベガ ~(茨城付近では、日没は午後5時半ごろ〜午後4時半ごろ、日暮れは午後6時ごろ〜午後5時半ごろとなります。) ~※参考:[[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]](日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台~ ~※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:[[こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/faq/glossary.html]] |~月日(曜日)|~夜明|~日の出|~日の入|~日暮| |10月 1日(日)|05:01|05:31|17:25|17:56| |11月 1日(水)|05:27|05:59|16:45|17:16| **夕空(日暮れの頃)の見時 [#t56ce915] 南東の空には土星が昇り、高度を上げていきます。ほぼ真上には、ベガが、西の低空にはアルクトゥルスが、あって、明るく輝き、高度を下げていきます。20日(金)頃には、東の空に木星が見えるようになり、高度を上げていきます。24日(火)には、土星に、29日(日)には、木星に月が近づきます。 -10月18日(水)夕方の南西の低空で、月(月齢3.8)がアンタレスに近づく -10月20日(金)頃、夕方の東の空に木星が見えるようになる -10月24日(火)夕空では、南東の空で、月(月齢9.8)が土星に近づく -10月29日(日)夕空では、東の低空で、月(月齢14.8)が木星に近づく **三日月 [#j10915e3] ~半月(上弦)は、22日(日)12:29、三日月は、17日(火)で、10月16日(月)〜20日(金)は、西空に三日月形の月が見られます。 **満月 [#wbb34a39] -29日(日)05:24 満月 --アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法) ---Beaver Moon, Frosty Moon, Frost Moon, Trading Moon, Hunter’s Moon, Snow Moon(ビーバー・ムーン、フロスティー・ムーン、フロスト・ムーン、トレーディング・ムーン、ハンターズ・ムーン、スノー・ムーン) --現行アメリカ農暦([[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]、[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] 現在発行版)による満月の名前 ---10月 Full Hunter’s Moon(別名:Blood Moon, Sanguine Moon, Travel Moon, Dying Moon) ハンターズムーン〜冬に備えて狩りをする頃の月 **今月の惑星 [#jeca380b] -&color(red){土星};(1等)は、日没時には東の空に昇っていて、午前2時半頃〜午前0時半頃、西の空に沈みます。 -&color(red){木星};(−3等)は、午後7時頃〜午後5時頃、東の空に昇ってきて、高度を上げていきます。 -&color(red){金星};(−4等〜−5等)は、 午前2時半頃、東の空から昇ってきて、明けの明星として東の未明の空に輝きます。24日(火)には、西方最大離角(日の出時の高度:42.7度、明るさ:-4.5等)となります。 -&color(red){水星};(1等〜−1等)は、月初から、日の出直前の東の極超低空に見え、その後高度を下げて、9日(月)ごろには見づらくなります。 -&color(red){火星};(2等)は、太陽方向で、見づらいです。 夕空では、南東の空には土星が昇り、高度を上げていきます。20日(金)頃には、東の空に木星が見えるようになり、高度を上げていきます。24日(火)には、土星に、29日(日)には、木星に月が近づきます。朝方の空では、金星が、東の空に昇り、高度を上げ、24日(火)には、西方最大離角となり、今度は高度を下げていきます。日の出直前の東の極超低空に見える、水星は、高度を下げ、9日(月)ごろには、見づらくなります。 ~ -10月 1日(日)宵の空では、東の低空で、月(月齢16.4)が木星に近づく -10月 9日(月)頃、水星が見づらくなる。 -10月10日(火)日の出前の東の低空で、金星がレグルスに最も近づく -10月11日(水)未明の東の空で月(月齢25.4)が金星に近づく(金星の近くにはレグルス) -10月24日(火)西方最大離角(日の出時の高度:42.7度、明るさ:-4.5等) -10月24日(火)宵の空では、南の空で、月(月齢9.8)が土星に近づく -10月28日(水)火星、地球最遠 -10月29日(日)宵の空では、東の空で、月(月齢14.8)が木星に近づく **天文現象と関連行事 [#cc29e3d2] -10月 1日(日)立待月(たちまちづき) 旧暦8月17日の月 -10月 1日(日)宵の空では、東の低空で、月(月齢16.4)が木星に近づく -10月 2日(月)居待月、座待月(いまちづき) 旧暦8月18日の月 -10月 3日(火)臥待月(ふしまちづき)、寝待月 旧暦8月19日の月 -10月4日(水)〜10日(火)世界宇宙週間 [[World Space Week>http://www.worldspaceweek.org/]] -10月 4日(水)更待月(ふけまちづき) 旧暦8月20日の月 -10月 4日(水)〜 宵闇 旧暦8月20日過ぎの月が出るまでの闇 -10月 4日(水)〜13日(金)[[GLOBE at Night>http://www.globeatnight.org/]](対象:北半球 はくちょう座、ペガスス座 南半球 つる座、ペガスス座)[[日本語サポートページ>http://idatokyo.org/gan/]] [[日本語Webアプリ>http://www.globeatnight.org/jp/webapp/]](スマホでも使えます。) [[スマートフォン用アプリ>http://idatokyo.org/528/]] -10月 5日(木)23:38:37 [[SpaceX>http://www.spacex.com]]、[[小惑星>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F]]探査機 [[Psyche>https://en.wikipedia.org/wiki/Psyche_(spacecraft)]]([[サイキ>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AD_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)]])を[[Falcon Heavy>https://en.wikipedia.org/wiki/Falcon_Heavy]]([[ファルコン・ヘビー>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%93%E3%83%BC]])にて打ち上げ ※[[NASA Continues Psyche Asteroid Mission>https://www.jpl.nasa.gov/news/nasa-continues-psyche-asteroid-mission]] -10月 7日(土)二十三夜 旧暦8月23日の月 -10月 8日(日)夜半の東の低空で、月(月齢22.4)がポルックスに近づく -10月 9日(月)頃、水星が見づらくなる。 -10月10日(火)日の出前の東の低空で、金星がレグルスに最も近づく -10月11日(水)未明の東の空で月(月齢25.4)が金星に近づく(金星の近くにはレグルス) -10月18日(水)夕方の南西の低空で、月(月齢3.8)がアンタレスに近づく -10月21日(土)[[国際お月見ナイト>https://sites.google.com/site/inomnjapan/]]([[International Observe the Moon Night>https://moon.nasa.gov/observe-the-moon-night/]]) -10月24日(火)西方最大離角(日の出時の高度:42.7度、明るさ:-4.5等) -10月24日(火)宵の空では、南の空で、月(月齢9.8)が土星に近づく -10月27日(金)後の月、十三夜、後の月、豆名月、栗名月 旧暦9月13日の月 ※[[暦Wiki/中秋の名月とは/十三夜 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C3E6BDA9A4CECCBEB7EEA4C8A4CF2FBDBDBBB0CCEB.html]] -10月28日(水)火星、地球最遠 -10月29日(日)宵の空では、東の空で、月(月齢14.8)が木星に近づく -10月29日(日)05:24 満月 --アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法) ---Beaver Moon, Frosty Moon, Frost Moon, Trading Moon, Hunter’s Moon, Snow Moon(ビーバー・ムーン、フロスティー・ムーン、フロスト・ムーン、トレーディング・ムーン、ハンターズ・ムーン、スノー・ムーン) --現行アメリカ農暦([[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]、[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] 現在発行版)による満月の名前 ---10月 Full Hunter’s Moon(別名:Blood Moon, Sanguine Moon, Travel Moon, Dying Moon) ハンターズムーン〜冬に備えて狩りをする頃の月 **双眼鏡、小望遠鏡のある人は [#w8cafcd6] -下弦〜三日月となる、 6日(金)〜17日(火)は、星雲星団、天の川の見頃となります。 -秋の銀河は、空も澄み、見どきですので、ぜひ、双眼鏡をむけてください。北にあるおなじみの星の並び、カシオペヤ座は、天の川の中にあるので、ここから双眼鏡をむけていくと良いでしょう。カシオペヤ座から天頂付近を通って夏の大三角形の方へ、天の川が流れていますので、双眼鏡を向けると、細かい星が見えます、ぜひ確認してください。 -天の川はカシオペヤ座から下の方にも流れていて、こちらには、二つの散開星団がすぐ近くで隣り合う二重星団(hχ)があります。これは双眼鏡で見て、星がごちゃっと集まっているのがわかりますので、双眼鏡でわかりやすい散開星団です。ぜひ、見てみてください。 -天の川をさらに下ると、ペルセウス座に入りますが、ペルセウス座の中央部を双眼鏡で見ると、天の川を作る細かい星の中に星座を作る明るい3等星が宝石のように見え、夜空の宝石箱や〜〜と叫びたくなる見え方です。ぜひ見てみてください。 -秋の四辺形(ペガススの四辺形)の一つの星から、3つ、3つとたどって、アンドロメダの膝頭の星の少し離れて隣にある、アンドロメダ座銀河M31は見どきです。ぜひ、挑戦してみてください。 -秋の星座、みずがめ座の球状星団M2も、見どきです。 -秋の星座、ペガスス座の鼻先の球状星団M15も、見どきです。 -や座の矢羽根の斜め上のコートハンガー、散開星団Cr(コリンダー)399、まだ見えます。ぜひ、確認してみてください。 -や座も双眼鏡で確認してみましょう。 ~※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。 **出典、参考 [#md8f4824] -[[早水勉のサイト−天文現象2023−>http://hal-astro-lab.com/data/event2023.html]] [[HAL星研>http://hal-astro-lab.com]] -[[Stellarium(ステラリウム)>http://www.stellarium.org/ja/]]によるシミュレーション -[[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]] -[[朔・弦・望 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/cande/phenomena_p.cgi]] -[[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]] -[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] -[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]] -[[GLOBE at Night>http://www.globeatnight.org/]] -[[日本語サポートページ>http://idatokyo.org/gan/]] -[[日本語Webアプリ>http://www.globeatnight.org/jp/webapp/]] -[[スマートフォン用アプリ>http://idatokyo.org/528/]] -[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]] -[[World Space Week>http://www.worldspaceweek.org/]] -[[SpaceX>http://www.spacex.com]] -[[小惑星>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F]] -[[Psyche>https://en.wikipedia.org/wiki/Psyche_(spacecraft)]] -[[サイキ>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AD_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)]] -[[Falcon Heavy>https://en.wikipedia.org/wiki/Falcon_Heavy]] -[[ファルコン・ヘビー>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%93%E3%83%BC]] -[[NASA Continues Psyche Asteroid Mission>https://www.jpl.nasa.gov/news/nasa-continues-psyche-asteroid-mission]] -[[国際お月見ナイト>https://sites.google.com/site/inomnjapan/]] -[[International Observe the Moon Night>https://moon.nasa.gov/observe-the-moon-night/]] -[[暦Wiki/中秋の名月とは/十三夜 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C3E6BDA9A4CECCBEB7EEA4C8A4CF2FBDBDBBB0CCEB.html]] ~ ~※このページは、ツイッター、ブログなどでの拡散大歓迎です!また、事実の羅列なので、著作権はありません。コピペも可です。ネタ作りに大いにご利用ください。