*2019年6月の夜空 [#f343d145] [[2019年天文現象、行事メモ]]~ ※月齢は21時の値([[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]]にて計算、未明の現象は前日の月齢とする) **今月の一番星は何? [#n1d02d45] ~北東のこと座のベガか、南東〜南空高く輝く、うしかい座のアークトゥルス。 ~(日没は、茨城付近では、午後6時半〜午後7時ごろとなります。) **夕空の見時 [#h467631e] 2等星と暗くなった&color(red){火星};は、非常に高度が低くなり、さらに見づらくなります。3日(月)ごろから、日の入り直後の西の超低空、火星の下に、&color(red){水星};(0等)が昇ってきて、7月3日(水)ごろまで、今年の夕空での見頃となります。東方最大離角は、24日(月)で、日没直後の高度が17度41分となります。水星は、火星にどんどん近づき、18日(火)には約17分まで、非常に接近します。~ 4日(火)には、水星のすぐ下に月齢1の非常に細い月が水星の下に近づき、 5日(水)には、2月齢の細い月が、火星と水星の間に来て、日没直後の西の超低が、賑やかです。 -6月 3日(月)ごろ〜7月 3日(水)ごろ日没直後の西の超低空に水星が見える(6月24日(月)に東方最大離角)。夕空での水星の見頃 -6月 4日(火)日没直後の北西の超低空で、月(月齢1.1)が水星に近づく(水星の下に月) -6月 5日(水)日没直後の北西の超低空で、月(月齢2.1)が火星に近づく(月の上に火星、右下に水星) -6月11日(火)ごろ〜7月 8日(土)ごろ 日没直後の北西の超低空で、水星が火星に近づいて見える -6月18日(火)日没直後の北西の超低空で、水星が火星に超接近(約17分) -6月24日(月)水星が東方最大離角となり、日没直後の高度が17度41分となる **三日月 [#i63f2dd2] ~半月(上弦)は、6月10日(月)14:59、&color(red){三日月は 5日(水)};で、 4日(火)〜 9日(日)は、西空に三日月形の月が見られます。 **満月 [#w5b209c2] -&color(red){17日(月)17:31 満月}; --アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法) ---Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon, Green Corn Moon, Flower Moon, Dyad Moon, Honey Moon, Planting(ミード・ムーン、ストロベリー・ムーン、ローズ・ムーン) --現行アメリカ農暦([[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]、[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] 現在発行版)による満月の名前 ---Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon) ストロベリー・ムーン~ イチゴを収穫する頃の月 **今月の惑星 [#x0a82d90] -&color(red){木星};(−3等)は、午後7時半頃〜日の入り前には南東の空に昇っています。11日(火)衝。 -&color(red){水星};(0等)は、日没直後の西の極超低空に昇っていて、すぐに沈みます。今年の夕空では一番の見時です。東方最大離角は、24日(月)日没直後の高度は17度41分、明るさ0.5等 -&color(red){火星};(2等)は、日没時、南西の低空に昇っています。午後9時頃〜午後8時半頃沈みます。 -&color(red){金星};(−4等)は、日の出前の東の空に昇っていますが、わずかに高度を下げながら、北東の方に動いていきます。 -&color(red){土星};(0等)は、午後9時半頃〜午後7時半頃、南東の空に昇り、南東の空に昇っています。 ~ 夕空の赤い火星は2等星となり、高度も下がって非常に目立たなくなります。日没直後の西の超低空に、水星が昇り、今年の夕空での見時となります。東方最大離角は、24日(月)日没直後の高度は17度41分です。明け方の空に並んでいた木星、土星は、月末にかけて、宵の空に回ってきます。 -6月 2日(日)日の出直前の東の極超低空で、月(月齢28.6)が、金星に近づく -6月 4日(火)日没直後の北西の超低空で、月(月齢1.1)が水星に近づく(水星の下に月) -6月 5日(水)日没直後の北西の超低空で、月(月齢2.1)が火星に近づく(月の上に火星、右下に水星) -6月11日(火)ごろ〜7月 8日(土)ごろ 日没直後の北西の超低空で、水星が火星に近づいて見える -6月12日(水)宵の南の空で、月(月齢9.1)が、おとめ座のスピカに近づく -6月16日(日)宵の南東の低空〜夜半の南の空で、月(月齢13.1)が木星に接近 -6月18日(火)日没直後の北西の超低空で、水星が火星に超接近(約17分) -6月18日(火)夜半の南東の空で、月(月齢15.1)が土星に近づく(土星の右に月) -6月19日(水)夜半の南東の空で、月(月齢16.1)が土星に近づく(土星の左に月) **見やすい星座 [#a0eccc13] ~※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。 ~ 南の空には、春の大曲線があって、星座は春の盛りですが、南東の空に、さそり座、北東の空には、夏の大三角形が出てきて、夏の星座が顔を出します。春から夏へ、星座が変わっていく頃です。 **天文現象と関連行事 [#ue65fc01] -5月25日(土)〜6月 3日(月)[[GLOBE at Night>http://www.globeatnight.org/]](対象:北半球 うしかい座、南半球 みなみじゅうじ座)[[日本語サポートページ>http://idatokyo.org/gan/index.html]] [[日本語Webアプリ>http://www.globeatnight.org/jp/webapp/]](スマホでも使えます。) [[スマートフォン用アプリ>http://idatokyo.org/528/]] -6月 2日(日)日の出直前の東の極超低空で、月(月齢28.6)が、金星に近づく -6月 3日(月)〜 5日(水)[[全国プラネタリウム大会2019・福岡>https://planetarium.jp/jpa2019/]] [[福岡市科学館>https://www.fukuokacity-kagakukan.jp]]にて -6月 3日(月)19:02 新月 -6月 4日(火)日没直後の北西の超低空で、月(月齢1.1)が水星に近づく(水星の下に月) -6月 5日(水)三日月 -6月 5日(水)日没直後の北西の超低空で、月(月齢2.1)が火星に近づく(月の上に火星、右下に水星) -6月 7日(金)15時〜20時、月齢4.1の月が、かに座のプレセペのど真ん中を通る。ただし、日没:18:56。夕空の低空、夕方から薄暮の明るい中での現象 -6月 8日(土)[[関東地方梅雨入り平年>http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu09.html]] -6月10日(月)14:59 上弦 -6月11日(火)ごろ〜7月 8日(土)ごろ 日没直後の北西の超低空で、水星が火星に近づいて見える -6月11日(火)木星 衝 -6月12日(水)宵の南の空で、月(月齢9.1)が、おとめ座のスピカに近づく -6月16日(日)宵の南東の低空〜夜半の南の空で、月(月齢13.1)が木星に接近 -6月17日(月)17:31 満月 --アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法) ---Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon, Green Corn Moon, Flower Moon, Dyad Moon, Honey Moon, Planting(ミード・ムーン、ストロベリー・ムーン、ローズ・ムーン) --現行アメリカ農暦([[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]、[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] 現在発行版)による満月の名前 ---Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon) ストロベリー・ムーン (イチゴの収穫の頃の月) -6月18日(火)日没直後の北西の超低空で、水星が火星に超接近(約17分) -6月18日(火)夜半の南東の空で、月(月齢15.1)が土星に近づく(土星の右に月) -6月19日(水)夜半の南東の空で、月(月齢16.1)が土星に近づく(土星の左に月) -6月21日(金)世界至点(夏至、冬至)祭(Worldwide Solstice Festival) [[Worldwide Solstice FestivalのFacebookページ>https://www.facebook.com/groups/worldwidesolsticefestival/]] 呼びかけ人:Facebook内の「[[SOLARACTIVITY>https://www.facebook.com/groups/solaractivity/]]」グループ -6月21日(金) [[ロスコスモス>https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9]]、[[プロトン-Mロケット>https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%88%E3%83%B3-M]]にて、[[マックス・プランク地球外物理学研究所>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%A4%96%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80]]/[[ロシア宇宙科学研究所>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%AE%87%E5%AE%99%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80]]開発の全天X線観測衛星 [[Spektr-RG>https://en.wikipedia.org/wiki/Spektr-RG]](スペクトル-RG)打ち上げ ※[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]] -6月22日(土)00:54 夏至 -6月22日(土)[[夏至ライトダウンは中止>https://ondankataisaku.env.go.jp/coolearthday/]] -6月23日(日)〜7月 2日(火)[[GLOBE at Night>http://www.globeatnight.org/]](対象:北半球 ヘルクレス座、南半球 さそり座)[[日本語サポートページ>http://idatokyo.org/gan/index.html]] [[日本語Webアプリ>http://www.globeatnight.org/jp/webapp/]](スマホでも使えます。) [[スマートフォン用アプリ>http://idatokyo.org/528/]] -6月24日(月)〜26日(水)日本公開天文台協会(JAPOS)第14回全国大会(都城市「[[たちばな天文台>http://www.laspa-takazaki.jp/tenmondai/tachibana-tenmondai-index.html]]」) -6月24日(月)水星、東方最大離角で日没直後の高度が17度41分となり、今年の夕空では最も見やすい。 -6月25日(火)18:46 下弦 -6月30日(日)国際小惑星デー [[アステロイド・ディ>http://planetary.jp/AsteroidDay/index.html]] [[Asteroid Day - Home>http://asteroidday.org/]] ※[[国際デー | 国連広報センター>http://www.unic.or.jp/activities/international_observances/days/]] **双眼鏡、小望遠鏡のある人は [#t00f91de] -下弦となる、5月27日(月)頃から6月 5日(水)頃まで、6月25日(火)頃から7月 5日(金)頃までは、星雲星団、天の川の見頃となります。 -かに座の散開星団プレセペ(M44)はまだ見頃です。 - 7日(金)15時〜20時、月齢4.1の三日月型の月がこのプレセペのど真ん中を通り、星団の星を次々と隠して行きます。ただし、城里町での日没は18:56で、日の入り前から薄暮の明るい中での現象となり、相当、見づらそうです。終わり際に、西の低い空で、双眼鏡でギリギリ見えるかもしれません。 -双眼鏡で非常に美しい、かみのけ座の散開星団メロッテ111(Mel.111)は、まだまだ見頃です。 -ヘルクレス座の球状星団M13は、北半球で最も明るい球状星団です。双眼鏡では、小さなちょっとしたホコリの集まり、小さな煙のような見え方です。見ることができるか、ぜひ、挑戦してみてください。 -球状星団としては、もう一つ、りょうけん座のM3があります。アルクトゥルスとコルカロリの間ちょっとアルクトゥルス寄りにあります。双眼鏡で、ぜひ探してみてください。 ~※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。 **出典、参考 [#sd086ccb] -[[早水勉のサイト−天文現象2019−>http://hal-astro-lab.com/data/event2019.html]] [[HAL星研>http://hal-astro-lab.com]] -[[Stellarium(ステラリウム)>http://www.stellarium.org/ja/]]によるシミュレーション -[[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]] -[[朔・弦・望 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/cande/phenomena_p.cgi]] -[[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]] -[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] -[[GLOBE at Night>http://www.globeatnight.org/]] -[[GaN 日本語サポートページ>http://idatokyo.org/gan/]] -[[日本プラネタリウム協議会>https://planetarium.jp]] -[[気象庁 | 過去の梅雨入りと梅雨明け(関東甲信)>http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu09.html]] -[[Worldwide Solstice FestivalのFacebookページ>https://www.facebook.com/groups/worldwidesolsticefestival/]] -[[ライトダウンキャンペーン>https://ondankataisaku.env.go.jp/coolearthday/]] -[[日本公開天文台協会(JAPOS)>http://www.koukaitenmondai.jp/]] -[[国際デー | 国連広報センター>http://www.unic.or.jp/activities/international_observances/days/]] -[[アステロイド・ディ>http://planetary.jp/AsteroidDay/index.html]] -[[Asteroid Day - Home>http://asteroidday.org/]] -[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]] ~ ~※このページは、ツイッター、ブログなどでの拡散大歓迎です!また、事実の羅列なので、著作権はありません。コピペも可です。ネタ作りに大いにご利用ください。