*2023年6月の夜空 [#a985a1c2]
[[2023年天文現象、行事メモ]]~
※月齢は21時の値([[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]]にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)

**今月の一番星は何? [#c8cd4359]
-西の空の金星

~(茨城付近では、日没は午後7時ごろ、日暮れは午後7時半ごろとなります。)
~※参考:[[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]](日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台~
~※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:[[こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/faq/glossary.html]]
|~月日(曜日)|~夜明|~日の出|~日の入|~日暮|
|6月 1日(木)|03:44|04:20|18:53|19:29|
|7月 1日(土)|03:45|04:22|19:03|19:39|

**夕空(日暮れの頃)の見時 [#m67a4194]
金星が西の空に君臨します。また、斜め上には2等星の火星があり、金星が近づいていきます。30日(金)には、夕方の西の低空で、金星と火星が離角3.5度ほどまで近づきます。金星は、 4日(月)に東方最大離角となり、日没直後の高度が36.9度、明るさが-4.4等となります。この金星と火星の斜め下に、21日(火)細い月が来て斜めに並び、22日(水)には、火星に近づき火星、細い月、金星で、逆三角形に並びます。

-6月頃〜7月中旬頃 夕方の西の空で金星が火星に近づいていき斜めに並ぶ
-6月 3日(金)夕空では、南東の低空で、月(月齢14.8)がアンタレスに近づく
-6月 4日(日)金星、東方最大離角(日没時の高度:36.9度、明るさ:-4.4等)
-6月 4日(月)金星、東方最大離角(日没直後の高度:36.9度、明るさ:-4.4等)
-6月21日(火)日没後の西の低空で、月(月齢3.3)が火星、金星の斜め下に来て斜めに並ぶ
-6月22日(水)日没後の西の低空で、月(月齢4.3)が火星に近づき火星、細い月、金星で、逆三角形に並ぶ
-6月23日(木)夕方の西の空で、月(月齢5.3)がレグルスに近づく
-6月27日(火)夕空では、南西の空で、月(月齢9.3)がスピカの近づく
-6月30日(金)夕方の西の低空で、金星と火星が最も近づく(離角3.5度ほど)


**三日月 [#k715819c]
~半月(上弦)は、26日(月)16:50、三日月は、20日(火)で、6月19日(月)〜24日(土)は、西空に三日月形の月が見られます。

**満月 [#o29836a7]
- 4日(日)12:42 満月
--アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
---Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon, Green Corn Moon, Flower Moon, Dyad Moon, Honey Moon(ミード・ムーン、ストロベリー・ムーン、ローズ・ムーン、サンダー・ムーン、グリーン・コーン・ムーン、フラワー・ムーン、ダイアド・ムーン、ハニー・ムーン)
--現行アメリカ農暦([[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]、[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] 現在発行版)による満月の名前
---6月 Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon) ストロベリー・ムーン〜イチゴを収穫する頃の月

**今月の惑星 [#t1726e89]
-&color(red){金星};(−4等)は、 夕方の西の空に見え、高度を上げていき、 4日(日)東方最大離角となって、日没時の高度が36.9度、明るさが-4.4等となります。午後10時頃〜午後9時半頃、西の空に沈みます。
-&color(red){火星};(2等)は夕空の西の空に昇っています。午後10時半頃〜午後9時半頃、西の空に沈みます。
-&color(red){水星};(0等〜−1等)は、日の出直前の東の極超低空に見えていて、高度を下げ、21日ごろ。見えなくなります。
-&color(red){土星};(1等)は、午前0時頃〜午後10時半頃、東の空に昇ってきます。南東方向に動き、高度を上げていきます。
-&color(red){木星};(−2等)は、午前2時半頃〜午前1時頃東の空に昇ってきて、高度を上げていきます。

夕空では、金星が西の空に君臨します。また、斜め上には2等星の火星があり、金星が近づいていきます。30日(金)には、夕方の西の低空で、金星と火星が離角3.5度ほどまで近づきます。金星は、 4日(月)に東方最大離角となり、日没直後の高度が36.9度、明るさが-4.4等となります。この金星と火星の斜め下に、21日(火)細い月が来て斜めに並び、22日(水)には、火星に近づき火星、細い月、金星で、逆三角形に並びます。
明け方の空では、未明の南東の低空に土星が昇り、10日(土)には、土星に細い月が近づきます。また、夜明け前の東の低空に木星が昇っていて、14日(水)には、夜明け前の東の低空で、月(月齢24.8)が木星に近づきます。
~
-6月頃〜7月中旬頃 夕方の西の空で金星が火星に近づいていき斜めに並ぶ
-6月 4日(日)金星、東方最大離角(日没時の高度:36.9度、明るさ:-4.4等)
-6月10日(土)未明の南東の空で、月(月齢20.8)が土星に近づく
-6月14日(水)夜明け前の東の低空で、月(月齢24.8)が木星に近づく
-6月21日(火)日没後の西の低空で、月(月齢3.3)が火星、金星の斜め下に来て斜めに並ぶ
-6月22日(水)日没後の西の低空で、月(月齢4.3)が火星に近づき火星、細い月、金星で、逆三角形に並ぶ
-6月30日(金)夕方の西の低空で、金星と火星が最も近づく(離角3.5度ほど)


**見やすい星座 [#nf6d0e8f]
~※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
~ 南の空には、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ、しし座の尻尾の二等星、デネボラで作る、春の大三角形が昇っています。さそり座のアンタレスが顔を出します。北東の空には、夏の大三角形のこと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座アルタイルが見え始め、夏の星が顔を出しています。


**天文現象と関連行事 [#yd91b4f0]
-6月 [[SpaceX>http://www.spacex.com]]、[[NASA>https://www.nasa.gov]]の商用月輸送サービスプログラム([[Commercial Lunar Payload Services program>https://www.nasa.gov/content/commercial-lunar-payload-services]])の2番目のミッション、[[Intuitive Machines>https://www.intuitivemachines.com/]]の[[Intuitive Machines Mission 1>https://ja.wikipedia.org/wiki/IM-1]](インツイティブマシンミッションワン)のため[[Nova-C>https://en.wikipedia.org/wiki/Nova-C]](ノバ-C)ランダーを[[Falcon9>http://www.spacex.com/falcon9]] [[Block5>https://en.wikipedia.org/wiki/Falcon_9_Block_5]]([[ファルコン9ロケット>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B39]])にて打ち上げ ※[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]]
-6月頃〜7月中旬頃 夕方の西の空で金星が火星に近づいていき斜めに並ぶ
-6月 1日(木) [[SpaceX>http://www.spacex.com]]、国際宇宙ステーションへの補給([[CRS-28>https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_CRS-28]])のため [[Cargo Dragon>https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Dragon_2#Cargo_Dragon]]([[Dragon>https://www.spacex.com/vehicles/dragon/]] [[ドラゴン2>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B32]])を[[Falcon9>http://www.spacex.com/falcon9]]([[ファルコン9ロケット>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B39]])にて打ち上げ    ※[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]]
-6月 3日(金)宵の空では、南東の低空で、月(月齢14.8)がアンタレスに近づく
-6月 4日(日)12:42 満月
--アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
---Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon, Green Corn Moon, Flower Moon, Dyad Moon, Honey Moon(ミード・ムーン、ストロベリー・ムーン、ローズ・ムーン、サンダー・ムーン、グリーン・コーン・ムーン、フラワー・ムーン、ダイアド・ムーン、ハニー・ムーン)
--現行アメリカ農暦([[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]、[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] 現在発行版)による満月の名前
---6月 Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon) ストロベリー・ムーン〜イチゴを収穫する頃の月
-6月 4日(日)金星、東方最大離角(日没時の高度:36.9度、明るさ:-4.4等)
-6月 7日(水)関東地方梅雨入り平年 [[気象庁 | 過去の梅雨入りと梅雨明け(関東甲信)>http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu09.html]]
-6月 9日(金)〜18日(日)[[GLOBE at Night>http://www.globeatnight.org/]](対象:北半球 うしかい座、ヘルクレス座 南半球 みなみじゅうじ座、うしかい座)[[日本語サポートページ>http://idatokyo.org/gan/]] [[日本語Webアプリ>http://www.globeatnight.org/jp/webapp/]](スマホでも使えます。) [[スマートフォン用アプリ>http://idatokyo.org/528/]]
-6月10日(土)未明の南東の空で、月(月齢20.8)が土星に近づく
-6月11日(日)04:31 下弦
-6月12日(月)〜14日(水)[[全国プラネタリウム大会>https://planetarium.jp/jpa2023/]] 倉敷科学センター(岡山県倉敷市)
-6月14日(水)夜明け前の東の低空で、月(月齢24.8)が木星に近づく
-6月16日(金)[[女性の初宇宙飛行から60年>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2%E4%B8%80%E8%A6%A7]]
-6月18日(日)13:37 新月
-6月19日(月)土星、留
-6月20日(火)三日月
-6月21日(火)日没後の西の低空で、月(月齢3.3)が火星、金星の斜め下に来て斜めに並ぶ
-6月21日(水)23:58 夏至 ※[[令和 5年(2023)暦要項 二十四節気および雑節 - 国立天文台暦計算室>https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2023/rekiyou232.html]]
-6月22日(水)日没後の西の低空で、月(月齢4.3)が火星に近づき火星、細い月、金星で、逆三角形に並ぶ
-6月23日(木)夕方の西の空で、月(月齢5.3)がレグルスに近づく
-6月26日(月)〜28日(水)[[日本公開天文台協会(JAPOS)>https://www.koukaitenmondai.jp]][[第17回全国大会>https://www.koukaitenmondai.jp/convention/2023_himeji/himeji2023.html]] 姫路大会 会場:姫路科学館、星の子館
-6月26日(月)16:50 上弦
-6月27日(火)宵の空では、南西の空で、月(月齢9.3)がスピカの近づく
-6月30日(金)[[Asteroid Day - Home>http://asteroidday.org/]] [[アステロイドディ>http://planetary.jp/AsteroidDay/index.html]] 国際小惑星デー ※[[国際デー | 国連広報センター>http://www.unic.or.jp/activities/international_observances/days/]]
-6月30日(金)夕方の西の低空で、金星と火星が最も近づく(離角3.5度ほど)


**双眼鏡、小望遠鏡のある人は [#m82fbbeb]
-下弦〜三日月となる、11日(日)〜20日(火)は、星雲星団、天の川の見頃となります。
-かみのけ座の散開星団メロッテ(Mel)111は、まだまだ見頃です。ぜひ、挑戦してみてください。
-りょうけん座の球状星団M3、まだまだ見どきです。
-ヘルクレス座にある球状星団M13は、見頃です。ぜひ、挑戦してみてください。

~※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。

**出典、参考 [#xb1b5eb2]
-[[早水勉のサイト−天文現象2023−>http://hal-astro-lab.com/data/event2023.html]] [[HAL星研>http://hal-astro-lab.com]]
-[[Stellarium(ステラリウム)>http://www.stellarium.org/ja/]]によるシミュレーション
-[[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]]
-[[朔・弦・望 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/cande/phenomena_p.cgi]]
-[[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]
-[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]]
-[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]]
-[[GLOBE at Night>http://www.globeatnight.org/]]
-[[日本語サポートページ>http://idatokyo.org/gan/]]
-[[日本語Webアプリ>http://www.globeatnight.org/jp/webapp/]]
-[[スマートフォン用アプリ>http://idatokyo.org/528/]]
-[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]]
-[[SpaceX>http://www.spacex.com]]
-[[NASA>https://www.nasa.gov]]
-[[Commercial Lunar Payload Services program>https://www.nasa.gov/content/commercial-lunar-payload-services]]
-[[Intuitive Machines>https://www.intuitivemachines.com/]]
-[[Intuitive Machines Mission 1>https://ja.wikipedia.org/wiki/IM-1]]
-[[Nova-C>https://en.wikipedia.org/wiki/Nova-C]]
-[[Falcon9>http://www.spacex.com/falcon9]]
-[[Block5>https://en.wikipedia.org/wiki/Falcon_9_Block_5]]
-[[ファルコン9ロケット>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B39]]
-[[CRS-28>https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_CRS-28]]
-[[Cargo Dragon>https://en.wikipedia.org/wiki/SpaceX_Dragon_2#Cargo_Dragon]]
-[[Dragon>https://www.spacex.com/vehicles/dragon/]]
-[[ドラゴン2>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B32]]
-[[気象庁 | 過去の梅雨入りと梅雨明け(関東甲信)>http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu09.html]]
-[[全国プラネタリウム大会>https://planetarium.jp/jpa2023/]]
-[[女性の初宇宙飛行から60年>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2%E4%B8%80%E8%A6%A7]]
-[[令和 5年(2023)暦要項 二十四節気および雑節 - 国立天文台暦計算室>https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2023/rekiyou232.html]]
-[[日本公開天文台協会(JAPOS)>https://www.koukaitenmondai.jp]]
-[[第17回全国大会>https://www.koukaitenmondai.jp/convention/2023_himeji/himeji2023.html]]
-[[Asteroid Day - Home>http://asteroidday.org/]]
-[[アステロイドディ>http://planetary.jp/AsteroidDay/index.html]] 
-[[国際デー | 国連広報センター>http://www.unic.or.jp/activities/international_observances/days/]]


~
~※このページは、ツイッター、ブログなどでの拡散大歓迎です!また、事実の羅列なので、著作権はありません。コピペも可です。ネタ作りに大いにご利用ください。

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