*2011年10月の夜空 [#h05a5886]
**今月の一番星は何? [#wb07248f]
~秋の夕暮れはつるべ落としといいますが、日が暮れるのが早くなり、日没は午後5時半過ぎとなります。
~今月の一番星も、南西の空高く金色に輝く&color(red){アークトゥルス};(0等)です。ほとんど真上に白い&color(red){ベガ};(0等)も同じくらいの明るさですが、真上過ぎるのと色が白くて、夕空でまだ明るさの残る空に溶けて、見つけづらいかもしれません。~
真上を見るときは、首が痛くなるくらい、上を見上げて探してください。首を痛めないように十分、気をつけてください。夕焼けが終わる午後6時頃、空が暗くなりはじめると、ベガの明るさが急に目立ってきます。ベガは七夕のおりひめ星ですが、ひこ星アルタイル(1等)が南東の空、はくちょう座のデネブ(1等)が北東の空、それぞれ高いところにあります。

**夕空の見時 [#h81c225b]
~日が沈むのが早くなり、帰宅しながら、星を眺める機会が増えるのではないでしょうか。折角ですので、1等星くらい探してみましょう。
~南西の空高くまばゆく金色に光る、うしかい座の&color(red){アークトゥルス};(0等)が美しく、首が痛くなるくらい空の真上を見上げると、白色のこと座の&color(red){ベガ};(0等)が、光っています。そこから南東の方に、わし座の&color(red){アルタイル};(1等)、北の方には、はくちょう座の&color(red){デネブ};(1等)が見つかります。この3つの星で夏の大三角形です。町の中でもこの4つは見つけられると思います。
~&color(red){9日(日)は十三夜、後の月};、です。夕空東の空に少しかけた月を探してみてください。

**三日月はいつ? [#y5776ad0]
~&color(red){三日月は29日(土)};、半月(上弦)は4日(月)、先月より続き4日までと29日以降は、西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

**今月の惑星 [#u2d8e3e1]
~午後6時半頃には、東から&color(red){木星};(−2等)が昇ってきます。木星観測の絶好機です。真夜中に、南の空高く非常に明るく輝きます。まさに夜中の明星という感じです。~
&color(red){13日(木)〜14日(金)};には、満月後の月がすぐ上に来ます。その前日には月の東側(左側)、その翌日には月の西側(右側)に明るい木星があります。月のそばにすごく明るい星があったら、木星です。

**今月の流星 [#y0de3f30]
~10月 8日(土)〜 9日(日)は、「りゅう座流星群」の極大です。「りゅう座流星群」は以前「ジャコビニ流星群」と呼ばれ、(「荒井由美」の歌でも)親しまれていましたが、国際的な命名規定の変更により、「りゅう座流星群」と呼ぶことになりました。1998年以来、13年ぶりに多数の出現が期待されていますが、ちょうど、十三夜前の明るい月があり、月が沈むまでは、あまりよくありません。奇跡的に空の透明度が最高によければ、月を避けて、観望できないこともありませんが、そうなるように祈りましょう。なお、月が沈む午前3時から明け方午前5時頃までは、条件が良くなります。なお、(オリオン座流星群の出現を「外した」)ボウバイヨン博士によるダストトレイル法とその改変による計算によると、日本時間9日午前2時9分(世界時17:09)、9日午前4時57分(世界時19:57)にピークが来るそうです。なお出現個数は、ほとんど信憑性はないが、1時間あたり60個(しぶんぎ座流星群程度)のようですが、渡辺潤一先生と佐藤幹哉さんの2008年の論文による指摘を考慮すると、1時間あたり600個の大出現となるかもしれないということです。(本当かどうかわかりません。)
~なお、その「オリオン座流星群」は10月22日(土)の未明(21日(金)の夜中)に極大ですが、下弦の月があり、今年は数も出ないようです。

**見やすい星座 [#w5be1ee9]
~夕方の真上の空には夏の大三角形があります。
~午後7時頃には、秋の星座が東の空に昇っています。~
東の空に暗いけど菱形というか台形の斜めになった形の星の並びがあります。今年は、東の低いところに木星が顔を出しているので、それが目立ちますが、その上の方にそれよりはずっと暗い星(2等と3等)の台形の星が斜めになっていびつな菱形になった星の並びです。「秋の四辺形」とか「ペガススの四辺形」と呼ばれています。ペガスス座の一部です。上、右、下の星がペガスス座に属しています。残りの左の星から斜め下にカーブした星の並びがあります。これは、アンドロメダ座です。カーブの一番先の星は、上下にいくつか3等星が並んでいますが、ペルセウス座です。カーブの上の方にW(ダブリュー)形に星が並んでいますが、これが有名なカシオペア座です。カシオペア座から北極星を探せますが、見つかりますでしょうか?~
午後10時頃には、秋の四辺形が真上に来て、台形になります。

**天文現象と関連行事 [#ddd9f17e]
-10月 1日(土)頃 火星が、プレセペ星団を通過
-10月 3日(月)頃 月齢6の月が、散開星団M20を隠す
-10月 4日(火)上弦
-10月 4日(火)〜10日(月)世界宇宙週間
-10月 8日(土)国際お月見ナイト(InOMN)
-10月 9日(日)りゅう座(ジャコビニ)流星群極大(未明に注意)月齢12
-10月 9日(日)十三夜(後の月)
-10月10日(月)体育の日
-10月11日(火)天王星に月齢13の月が接近
-10月12日(水)満月
-10月14日(金)木星に月齢17の月が接近
-10月15日(土)宵の東の空で、プレアデス星団(すばる)に月齢18の月が接近
-10月20日(木)下弦
-10月22日(土)未明の東の空で、火星に月齢25の月が接近
-10月27日(木)新月
-10月28日(金)夕方の西の低空で、水星、金星に月齢2の月が接近
-10月29日(土)Beauty without Borders - Jupiter

~ちなみに11月は、

-11月 3日(木)文化の日
-11月 3日(木)上弦
-11月 4日(金)海王星に月齢9の月が接近
-11月 7日(月)天王星に月齢12の月が接近
-11月10日(木)夕方の西の空低く金星、水星が接近
-11月10日(木)木星に月齢15の月が接近
-11月11日(金)未明の東の空で火星がレグルスに接近
-11月11日(金)満月
-11月11日(金)プレアデス星団(すばる)に月齢16の月が接近
-11月19日(土)下弦
-11月23日(木)勤労感謝の日
-11月23日(木)明け方の東の空低くスピカ、土星、月齢28の月が接近
-11月25日(金)新月
-11月27日(日)夕方の南西の空で金星に月齢2の月が接近


**双眼鏡、小望遠鏡のある人は [#w09c1792]
-20日(木)の下弦から10月29日(土)頃まで、星雲星団、天の川の見頃となります。
-10月も引き続き、天の川の見時です。ぜひ、双眼鏡で天の川くだりをしてみてください。さすがに、星が見えない日は無理ですが、星座の形がわかるくらいの星が出ていれば、肉眼で天の川が見えなくても、そのあたりを、双眼鏡で流してみてください。細かい星が、急にたくさん視野に入ってきて、感動することでしょう。また、北側のカシオペア座方向に流れ下ると、明るい星(3〜4等星)も増えてきて、違った趣になってきます。~
秋の星座といえば、カシオペア座がありますが、この星座と隣のペルセウス座の間に二重星団というふたつの星の集まりが隣り合わせになっている見所があります。ちょうど、双眼鏡でよくわかる対象ですので、探してみてください。たくさんの星がごちゃっと集まっているのが二つ隣り合っているのがわかるでしょうか。また、アンドロメダ座が昇ってきますが、ここにはアンドロメダ座銀河があります。写真で見るようなきれいではっきりしたものには見えません。何かぼーっとして、何かそこになるのかな?薄い雲かな?位の見え方ですが、これも双眼鏡で一番良くわかる対象です。秋の四辺形の一つの星からアンドロメダ座のカーブをたどって3つ目、さらに上(カシオペア座側)に暗い星を3つたどった星の右上の方にぼーっとしたものがあるかなという感じです。よく晴れた日に挑戦してみてください。
-大きな望遠鏡がある方は、木星をぜひ見てください。29日(土)に衝という木星が太陽と反対側に来る日を迎えますので、最高の見時です。縞模様があるのがわかるでしょうか?

~※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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