2025年9月の夜空†
2025年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)
今月の一番星は何?†
※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台
※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室
| 月日(曜日) | 夜明 | 日の出 | 日の入 | 日暮 |
| 9月 1日(月) | 04:36 | 05:08 | 18:09 | 18:40 |
| 10月 1日(水) | 05:01 | 05:32 | 17:24 | 17:55 |
夕空(日暮れの頃)の見時†
ほとんど真上、東寄りに白い一等星ベガを筆頭に夏の大三角の3つの星があり、西の空には金色の一等星アークトゥルスが輝いています。西の極超低空に2等星になった火星が頼りなく輝いていますが、13日には、左(東)隣のスピカに接近します。日没直後の西の非常に低い空でのことですので、見づらいでしょう。また24日には、火星に細い月が近づきます。これも非常に低い空での現象です。
- 9月13日(土)日没直後の西の超低空で火星がスピカに接近
- 9月24日(水)日没直後の西の超低空で月(月齢2.7)が火星に近づく
- 9月27日(土)南の低空で月(月齢5.7)がアンタレスに近づく
今月の月食†
- 9月 8日(月)(7日(日)夜半)皆既月食(未明に全国で見られる)
三日月†
半月(上弦)は、30日(火)08:54、三日月は、24日(水)、24日(木)〜29日(火)は、西空に三日月形の月が見られます。
- 8日(月)03:09 満月
- アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
- Harvest Moon, Full Corn Moon, Fruit Moon, Nut Moon, Barley Moon, Moon of the Black Calf, Moon When the Plums are Scarlet(ハーベスト・ムーン、フル・コーン・ムーン、フルーツ・ムーン、ナッツ・ムーン、バーレイ・ムーン、ムーン・オブ・ザ・ブラック・カーフ、ムーン・ホエン・ザ・プラム・アー・スカーレット)
- 現行アメリカ農暦(Farmers’ Almanac、Old Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
- 9月 Full Corn Moon(別名:Barley Moon) コーン・ムーン〜とうもろこしの収穫の頃の月
今月の惑星†
- 火星(2等)は、日の入り直後の夕空の西の極超低空にあって、あまり動かずにとどまっています。午後7時半頃〜午後6時半頃、西の空に沈みます。13日(土)には、この火星がスピカに接近します。24日(水)には、日没直後の西の超低空で月が近づきます。どちらも非常に低い高度での現象で見づらいでしょう。
- 土星(1等)は、宵前の東の空に昇り、高度を上げていきます。 8日(月)夜半の南東の空で月が近づきます。午後7時頃〜中旬には午後5時頃、東の空に昇ります。下旬には、日没時に夕空の東の超低空に昇っています。
- 金星(−4等)は、未明の東の低空に輝き、わずかずつ高度を下げていきます。20日(土)には、月が近づきます。午前2時半頃〜午前3時半頃、東の空に昇ります。
- 木星(ー2等)は、未明の北東の低空に見え始め、高度を上げていきます。午前1時頃〜午後11時半頃、北東の空に昇ります。
- 水星(ー1等〜ー2等)は、日の出直前の東の極超低空にあり、高度を下げて、 7日(日)には、低すぎて見づらくなります。
夕空では、西の極超低空に2等星になった火星が頼りなく輝いていますが、13日には、左(東)隣のスピカに接近します。日没直後の西の非常に低い空でのことですので、見づらいでしょう。また24日には、火星に細い月が近づきます。これも非常に低い空での現象です。
宵前の空では、東の低空に土星が昇ってきて、宵〜未明の空に輝きます。
未明の空では、金星が東の低空に輝き、わずかずつ高度を下げていきます。 すぐ上には、木星が昇っていて、高度を上げていきます。日の出直前の東の極超低空には水星がありますが、高度を下げていき、 7日(日)には、低すぎて見づらくなります。
- 9月 7日(日)水星が東に低すぎて見づらくなる。
- 9月 8日(月)夜半の南東の空で月(月齢16.2)が土星に接近
- 9月13日(土)日没直後の西の超低空で火星がスピカに接近
- 9月17日(水)未明の東の空で月(月齢24.2)がポルックスに接近し、木星に近づく(木星とポルックスの間に入る)
- 9月20日(土)日の出前の東の低空で月(月齢27.2)が金星に近づく
- 9月21日(日)土星、衝
- 9月24日(水)日没直後の西の超低空で月(月齢2.7)が火星に近づく
見やすい星座†
※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
真上には、こと座の一等星ベガ、はくちょう座の一等星デネブ、わし座の一等星アルタイルで作る夏の大三角形が昇っていますが、南の空のさそり座は南西に傾き始め、夏も終わりになっています。
天文現象と関連行事†
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦〜三日月となる、14日(日)〜24日(水)は、星雲星団、天の川の見頃となります。
- 秋の四辺形(ペガススの四辺形)の一つの星から、3つ、3つとたどって、アンドロメダの膝頭の星の少し離れて隣に、アンドロメダ座銀河M31があります。私たちの銀河のお隣の銀河です。双眼鏡でやっと全景が入るほど大きな天体ですが、非常に淡いため、真ん中の明るい部分しか見えません。双眼鏡では、何かモヤッとしたものがあるかもしれないくらいの見え方です。230万光年彼方の天体から、230万年かけて到来した光です。ぜひ、確認してみてください。
- 秋の星座、みずがめ座の球状星団M2は、これから見どきです。
- 秋の星座、ペガスス座の鼻先の球状星団M15も、これから見どきです。
- さそり座のしっぽの付近から夏の大三角の真ん中を通り、北のカシオペヤ座まで、夏の天の川の川下り、天の川は天頂付近を通ります。寝転がりながらの観望がおすすめです。ぜひ、挑戦してみてください。
- いて座の、散開星団と散光星雲の重なったM8、球状星団M22、散光星雲M20と散開星団M21を含む星の集まり、星の集まりの大きな領域M24、小さく星が集まるM25、こちらはそろそろ見納めです。
- や座の矢羽根の斜め上のコートハンガー、散開星団Cr(コリンダー)399、ぜひ、確認してみてください。
- や座も双眼鏡で確認してみましょう。
- ヘルクレス座にある球状星団M13は、まだまだ見頃です。ぜひ、挑戦してみてください。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。
出典、参考†