*2021年2月の夜空 [#g599a26b]
[[2021年天文現象、行事メモ]]~
※月齢は21時の値([[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]]にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)

**今月の一番星は何? [#c21576f9]
-上旬、中旬頃 北東の空高くカペラか、南東の低空のシリウス
-下旬 南東の空のシリウス

~(茨城付近では、日没は午後5時〜5時半ごろ、日暮れは午後5時半〜午後6時ごろとなります。)
~※参考:[[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]](日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台~
~※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:[[こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/faq/glossary.html]]
|~月日(曜日)|~夜明|~日の出|~日の入|~日暮|
|2月 1日(月)|06:06|06:38|17:06|17:39|
|3月 1日(月)|05:37|06:08|17:35|18:06|

**夕空(日暮れの頃)の見時 [#ib5fed68]
南の空天高くには、火星が昇っていますが、明るい一等星の多い冬の星座に近く、あまり目立ちません。7つある冬の一等星に加わり、8つになっているように見えます。19日(金)には、この火星に上弦前の月が接近します。~
-2月 2日(火)頃、日没直後の極超低空の水星が見えづらくなる
-2月19日(金)南西の空高く、火星に月(月齢7.7)が接近
-2月15日(月)南の空高くおうし座のアルデバランに月(月齢8.7)が接近
-2月24日(水)火星が冬の星座(おうし座)に入る
-2月24日(水)東の空で、ふたご座のポルックスに月(月齢12.7)が近い


**三日月 [#ncc94c49]
~半月(上弦)は、2月20日(土)03:47、三日月は 2月14日(日)で、2月13日(土)〜19日(金)は、西空に三日月形の月が見られます。

**満月 [#pc675c76]
-27日(土)17:17
--アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
---Worm Moon, Crow Moon, Sap Moon, Lenten Moon, Chaste moon, Crust Moon, Death Moon(ウォーム・ムーン、クロー・ムーン、サップ・ムーン、レンテン・ムーン、チェイスト・ムーン、クラスト・ムーン、デス・ムーン)
--現行アメリカ農暦([[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]、[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] 現在発行版)による満月の名前
---2月 Full Snow Moon(別名:Full Hunger Moon) スノー・ムーン〜雪が激しく降る頃の月


**今月の惑星 [#wedd90ae]
-&color(red){火星};(0等〜1等)は、日没時には、南の空高く昇っています。午前0時半頃〜午前0時頃、西〜北西の空に沈みます。
-&color(red){金星};(−4等)は、日の出前の南東の極超低空に見えますが、どんどん高度を下げ、中旬ごろには見づらくなります。
-&color(red){木星};(−2等)は、中頃から日の出直前の東の超低空に現れ、少しずつ高度が上がっていきます。
-&color(red){土星};(1等)は、中頃から日の出直前の東の超低空に現れ、少しずつ高度が上がっていきます。
-&color(red){水星};(−1等)は、16日(火)頃から日の出直前の極超低空に見え始め、高度を少しずつ上げて、3月 6日(土)に西方最大離角となります。近くに夕空から回ってきた木星と土星があって、いろいろな並び方になり、その変化が面白いです。ただし、日の出直前の極超低空の出来事で、見づらいです。

~夕空の南の空高くには火星が輝きますが、冬の一等星に混じって、わかりづらいでしょう。24日(水)には、冬の星座、おうし座に入ってしまうので、ますます、わかりづらくなります。~
日の出直前の南東の極超低空で、並んでいる木星、土星に水星が加わり、並びが賑やかとなります。水星は、初め木星、土星の間に向かい、途中から木星に近づきます。ただし、日の出直前の高度20度以下での現象なので、見づらいです。

-2月19日(金)夕方の南西の空高く、火星に月(月齢7.7)が接近
-2月20日(土)頃〜3月18日(木)頃、日の出直前の南東の極超低空で、並んでいる木星、土星に水星が加わり、並びが賑やか(水星が初め木星、土星の間に向かい、途中から木星に近づいた30分程まで接近、その後、木星を追い越し、3星直線上に並ぶ。ただし、日の出直前の高度20度以下での話)
-2月24日(水)火星が冬の星座(おうし座)に入る

**見やすい星座 [#a6ac99da]
~※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。
~ 南の空に、7つの一等星がある冬の星座が昇っていて、豪華な星空になっています。南西の空に輝く火星も冬の一等星に押されて、あまり目立たないかもしれません。

**天文現象と関連行事 [#ddf7ed19]
-2月 2日(日)夜半の東の低空で、おとめ座のスピカに月(月齢20.3)が近づく
-2月 3日(水)〜12日(金)[[GLOBE at Night>http://www.globeatnight.org/]] (対象:北半球 オリオン座、南半球 オリオン座 こいぬ座)[[日本語サポートページ>http://idatokyo.org/gan/]] [[日本語Webアプリ>http://www.globeatnight.org/jp/webapp/]](スマホでも使えます。) [[スマートフォン用アプリ>http://idatokyo.org/528/]]
-2月 5日(金)02:37 下弦
-2月 6日(木)未明の南東の空で、さそり座のアンタレスに月(月齢23.3)が近づく
-2月12日(金)04:06 新月
-2月14日(日)三日月
-2月15日(月)13:45 国際宇宙ステーション補給ミッションのため、プログレス[[MS-16>https://en.wikipedia.org/wiki/Progress_MS-16]](77p)、[[ソユーズ-2.1a>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BA2]] ロケットにて打ち上げ  ※[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]]
-2月19日(金)夕方の南西の空高く、火星に月(月齢7.7)が接近
-2月20日(土)03:47 上弦
-2月20日(土)頃〜3月18日(木)頃、日の出直前の南東の極超低空で、並んでいる木星、土星に水星が加わり、並びが賑やか(水星が初め木星、土星の間に向かい、途中から木星に近づいた30分程まで接近、その後、木星を追い越し、3星直線上に並ぶ。ただし、日の出直前の高度20度以下での話)
-2月20日(土)夕方の南の空高くおうし座のアルデバランに月(月齢8.7)が接近
-2月21日(日)02:36  [[Northrop Grumman>http://www.northropgrumman.com]] 、国際宇宙ステーション補給ミッション([[Cygnus NG-15>https://en.wikipedia.org/wiki/Cygnus_NG-15]])のため、[[シグナス補給船>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%82%B9_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9)]]を[[アンタレス230ロケット>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%B9_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)]]にて打ち上げ   ※[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]]
-2月24日(水)火星が冬の星座(おうし座)に入る
-2月24日(水)夕方の東の空で、ふたご座のポルックスに月(月齢12.7)が近い
-2月27日(土)17:17 満月
--アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
---Worm Moon, Crow Moon, Sap Moon, Lenten Moon, Chaste moon, Crust Moon, Death Moon(ウォーム・ムーン、クロー・ムーン、サップ・ムーン、レンテン・ムーン、チェイスト・ムーン、クラスト・ムーン、デス・ムーン)
--現行アメリカ農暦([[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]、[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]] 現在発行版)による満月の名前
---2月 Full Snow Moon(別名:Full Hunger Moon) スノー・ムーン〜雪が激しく降る頃の月
-2月26日(金)宵の南東の空で、しし座のレグルスに月(月齢14.7)が近づく


**双眼鏡、小望遠鏡のある人は [#l2053f44]
-下弦〜三日月となる、2月 5日(金)頃〜2月14日(日)頃は、星雲星団、天の川の見頃となります。
-南東の低空のとも座から冬の大三角形の真ん中を通り、天頂付近のぎょしゃ座を通り、ペルセウス座、北西のカシオペヤ座に流れていく天の川、冬の大三角形の中の散開星団を探してみてください。
-オリオン座の小三つ星の真ん中のオリオン座大星雲(M42)は、見頃です。探しやすいのでぜひ、双眼鏡で見てみてください。
-おおいぬ座のシリウスの斜め右下の散開星団M41は見頃です。ぜひ、探してみてください。
-ペルセウス座の中心付近の散開星団、天の川の細かい星の中に浮かぶ宝石の輝きは、見ごろです。是非、双眼鏡で覗いてみてください。
-カシオペヤ座とペルセウス座の間の、二つの散開星団が仲良くならぶ、二重星団、hχもまだ見頃です。ぜひ、挑戦してみてください。
-ぎょしゃ座の散開星団、M36、M37、M38も、好機ですので、是非、覗いてみてください。
-ふたご座の足元の散開星団、M35も見時です。確認してみてください。
-ふたご座のポルックスとしし座のレグルスの間、少しポルックス寄りの所に双眼鏡を向けると、パラパラと細かい、暗い星が少しある感じがわかります。これが、M44、散開星団プレセペです。周りが明るいと見つけづらいかもしれません。

~※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。

**出典、参考 [#i4a3d15c]
-[[早水勉のサイト−天文現象2020−>http://hal-astro-lab.com/data/event2020.html]] [[HAL星研>http://hal-astro-lab.com]]
-[[Stellarium(ステラリウム)>http://www.stellarium.org/ja/]]によるシミュレーション
-[[こよみの計算 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi]]
-[[朔・弦・望 - 国立天文台暦計算室>http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/cande/phenomena_p.cgi]]
-[[Farmers’ Almanac>https://www.farmersalmanac.com]]
-[[Old Farmers’ Almanac>https://www.almanac.com]]
-[[GLOBE at Night>http://www.globeatnight.org/]]
-[[GaN 日本語サポートページ>http://idatokyo.org/gan/]]
-[[Launch Schedule - Spaceflight Now>https://spaceflightnow.com/launch-schedule/]]
-[[Northrop Grumman>http://www.northropgrumman.com]]
-[[Cygnus NG-15>https://en.wikipedia.org/wiki/Cygnus_NG-15]]
-[[シグナス補給船>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%82%B9_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9)]]
-[[アンタレス230ロケット>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%B9_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)]]
-[[ソユーズ-2.1a>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BA2]]
-[[MS-16>https://en.wikipedia.org/wiki/Progress_MS-16]]


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