*4月21日例会報告 [#k03a48ab] ~2006年度第1回例会の報告です。~ ~ 今回は久しぶり(いやー、ほんと久しぶり)に晴れまして、いろいろ観望しました。例会の時にこんなに晴れるのは何日ぶりでしょうか?ほんと、例会に晴れるのは二割程度なのです。よるに快晴になるというのは最近は珍しいことなんですよね。~ しかし、晴れたとはいっても、なにやらどよんとした天気、惑星はいいけど、星雲星団はだめかもだったんですが....。 **珍しく晴れたので、透明度は悪いけど、まずは観望 [#g2835355] ***土星はもう名残か? [#r8b9d280] ~ まずは17.5cm屈折で、土星を見ます。どんよりした天気だったので期待したのですが、ドームをあけたばかりだったせいもあってか、あまりシンチレーションがよくありませんでした。前回の例会では、カッシニの空隙や土星に写る環の細い影がよく見えたんですけど、今回は、だめのようです。 ***あまり期待しなかった星雲星団だったんですけど.......なんと! [#n510baf9] ~ 空の状態を見ると、ちょっと、星雲は見るのは難しいだろうという透明度だったんですが、しし座がすごく高かったので、ちょっと、しし座のトリプレット、M65、M66なんか見えるかな?だめかなと思って、「しし」の後ろ足の膝上に17.5cm屈折を向けると、なんとクッキリ見えるではありませんか。さすが、コントラストがいい屈折!と思いながら、これは40cm反射主鏡では、すごいだろうと見てみると、やはり、M65、M66の形の違いがわかり、M66の方は渦巻いてる?という事がわかりました。ついでに、トリプレットの残りの一つ、ひょっとしてNGC3628がわかるかもと、昔、撮った写真で方向を確認して、そちらへ視野をずらすと、確かにかすかなぼうっとした棒があるかもしれない?いわれればあるかな?という感じで見えてきました。目を斜めにしたり動かしたりすると、暗黒鯛もわかるような気がします。いや、写真を見てから見てるので、そう見えてしまうだけかもしれませんが。他の会員の方も存在はわかったようですから、透明度は悪くなかったのかもしれません。 ~ それでは、これは、というわけで、しし座のもう一つの三つ組、M95、M96、M105を探したのですが、ここは、「しし」のおなかの当たり、実は、あまり、目印の星の並びがなく、見つけることが出来なかったのでした。まだまだ修行が足りないことを思い知らされました。これでは、メシエマラソンは全然だめですね〜〜。 ~ 時間をだいぶ使い、行き詰まったころ、会員から、ソンブレロ星雲のリクエストがあったので、さっさとそちらに切り替えることにしました。こちらは、すぐ入ります。からす座の左上(北東)にふたつ並ぶ星(δ、η)からカーブに並ぶ星をたどっていくと、そこにM104ソンブレロ星雲があります。こちらは、高度が低いので、春は霞の中に入ってしまって、なかなかコントラストよく見えないのですが、なんと今日は、よく見えたのでした。真ん中が出っ張ってる感じと暗黒帯がよくわかりました。なんか春らしくない天候ですね。 ***&color(brown){今回見た天体のおさらい}; [#p4905aeb] -土星 〜 もう名残か?いやまだまだか?今回はシンチレーション悪し。17.5cmL+Nagler9mmにて観望 -M65、M66、NGC3628 〜 しし座の系外星雲。トリプレットと呼ばれ、三つ三角形に並んでいる。17.5cmL+Panoptic35mm、40cmR+Panoptic35mmにて観望 -M65、M96、M105 〜 導入失敗 -M104 〜 ソンブレロ星雲、暗黒帯がある。40cmL+Panoptic35mmにて観望 **講座はすばる望遠鏡の補償光学系の話 [#wa6b3942] ~ 観望に時間を食って、5分ほどしか時間がなかったのですが、会報に載せて頂いた話題を、会長の方から話して頂きました。時間もなく、ちょっと難しかったかな? -すばるの主鏡のゆがみの補正 -シンチレーションの補正 -比較星が無いときのレーザーでの星の作り方 -その他、レーザーの利用について ~ 以上でした。 RIGHT:(2006-04-22 (土) 11:25:49 --やかん記) ~何かありましたら、コメントをどうぞ。(それを参考にさらに書き換えていきます。) - 暗黒鯛→暗黒帯? -- [[きくりん]] &new{2006-04-22 (土) 13:13:21}; - 5月はじめのSW彗星観望に対するアドバイスを最後につけていただけるといいかも。 -- [[富士やま]] &new{2006-04-23 (日) 11:26:02}; #comment