*2014年5月の夜空 [#ob6d6883]
**今月の一番星は何? [#z9b348f0]
~日没は、茨城付近では、午後6時半頃〜午後7時頃となります。
~今月の一番星は、西の空に昇っている&color(red){木星};(−2等)です。

**夕空の見時 [#p18dfd7d]
~日没後、西の空に&color(red){木星};(−2等)が昇っています。~
~下旬、日没後の夕空の水星の観望に6年ぶりの好機となります。
- 1日(木)冬の星座のおうし座の顔の部分に当たるヒアデス星団を月齢2の月が通過します。細い月で、地球照もきれいです。
- 4日(日)西に一番星として輝いている木星に月齢5の月が近づきます。
-11日(日)南東の空に上っている火星に月齢12の月が近づきます。
-12日(月)南東の空に上っているスピカに月齢13の月が近づきます。
-14日(水)東の低空に昇っている土星に月齢15の満月直前の月が近づきます。
-&color(red){22日(木)〜24日(土)水星が6年ぶりに日没直後の高度が20度を超え、見つけやすくなります。};この機に是非、探してみて下さい。

**三日月と満月 [#mc9a677d]
~&color(red){三日月は1日(木)};、半月(上弦)は7日(水)1日〜6日は、西空に三日月形の月が見られます。&color(red){満月は15日(木)};です。

**今月の惑星 [#o5eabf87]
-下旬に、&color(red){水星};(0等)が日没直後の西の低空で6年ぶりの観望好機となります。
-&color(red){木星};(−2等)が、西の空に昇っていて、金色にまばゆく輝きます。
-&color(red){火星};(−1等)が、南東の空に昇っていて、赤く輝きます。
-&color(red){土星};(0等)が、東の空に昇っていて、金色に輝きます。
-午前3時には、&color(red){金星};(−4等)が昇ってきて東の低空にまばゆく輝きます。

**見やすい星座 [#gbb3b31d]
春の星座は、北の高いところにある北斗七星からたどります。北斗七星の「柄」の部分のカーブをそのまま延長した「春の大曲線」をたどるとまず、金色にまぶしく輝くおうし座の一等星アークトゥルスに、さらにつつましやかに輝くおとめ座のスピカにたどり着きます。今年は、スピカの上にもっと明るく赤く輝く火星(−1等)があることから、スピカの代わりに火星にたどり着いてしまうかも知れません。アークトゥルスとスピカを結び右側に正三角形を作る位置に2等星がありますが、デネボラといい、しし座のしっぽに当たります。ここから右向きの「しし」(ライオン)の形をたどることが出来ます。しし座の心臓に当たる明るい白い星はレグルスという一等星です。

**天文現象と関連行事 [#i7aa8f14]
-5月 1日(木)日没直後の西の低空で、三日月前の細い月(月齢2.2)がヒアデス星団の中を通過(地球照もきれい)
-5月 2日(金)三日月
-5月 4日(日)宵の西の空で、木星に月齢5の月が接近
-5月 5日(月)〜11日(日)Astronomy Week (by Astronomical League)
-5月10日(土)Astronomy day (by Astronomical League) 
-5月 7日(水)上弦
-5月11日(日)宵の南の空で火星に月齢12の月が接近
-5月11日(日)土星が衝
-5月12日(月)宵の南東の空でスピカに月齢13の月が接近
-5月14日(水)宵の南東の空で土星に月齢15の月が接近
-5月15日(木)満月
-5月19日(月)いて座ρ星(3.9等)の食(月齢19.5)00:43 明縁潜入 01:54暗縁出現(東京での時間)
-5月20日(火)やぎ座β星(3.1等)の食(月齢20.4)01:42 明縁潜入 01:48暗縁出現(東京での時間) (やぎ座β星は、3.2等と6.1等の二重星)
-5月21日(水)下弦
-5月22日(木)〜24日(土)水星が日没直後、高度20度を超え、日没後としては6年ぶりの好機
-5月22日(木)〜26日(月)RTMC Astrnomy Expo アメリカ カリフォルニア州 Big Bear City, Camp Oakes にて
-5月24日(土)〜25日(日)Starlight Festival アメリカ カリフォルニア州 Big Bear Villageにて
-5月25日(日)水星東方最大離角
-5月26日(月)日の出前の東の低空で、金星に月齢27の月が接近
-5月28日(水)ソユーズTMA-13M打上げ(40/41次長期滞在宇宙飛行士)
-5月29日(木)新月
-5月31日(月)三日月
-5月31日(月)〜6月 1日(日)日没直後の西の低空にて、見やすくなっている水星、木星を三日月が通り過ぎる。(ふたご座を通り過ぎるため、さらに右(北)にカペラ、左(南)にプロキオンがあり、にぎやか。)

~ちなみに6月は、
-6月 2日(月)〜 4日(水)[[全国プラネタリウム大会 姫路科学館(兵庫県姫路市)>http://planetarium.jp/article/93081756.html]]
-6月 6日(金)上弦
-6月 7日(土)宵の南西の空で火星に月齢10の月が接近(火星の右に月)
-6月 8日(日)関東地方梅雨入り平年
-6月 8日(日)宵の南西の空で火星とスピカの間に月齢11の月が入る
-6月10日(火)宵の南東の空で土星に月齢13の月が接近
-6月10日(火)Orbital2 シグナス補給機打上げ
-6月13日(金)満月
-6月20日(金)下弦
-6月21日(土)19:51 夏至
-6月21日(土)[[夏至ライトダウン>http://funtoshare.env.go.jp/coolearthday/]]
-6月25日(水)日の出直前の東北東の低空で金星に月齢28の月が接近(さらに下にヒアデス星団)
-6月27日(金)新月
-6月28日(土)〜29日(日)[[天文愛好者ミーティング2014(&第6回星空案内人の集い)>http://c-moon.s3.xrea.com/jaaa/conference.html]] 会場:大田原市ふれいあいの丘シャトー・エスポワール
-6月29日(日)三日月
-6月30日(月)〜7月 2日(水)日本公開天文台協会(JAPOS)第9回福島大会


**双眼鏡、小望遠鏡のある人は [#pc9f2665]
-下弦となる5月21日(水)頃から三日月となる5月31日(土)頃に星雲星団の見頃となります。
-南東の空に昇っている土星の好機です。この機会に小さな望遠鏡で覗いてみてください。ひょっとすると環が見えるかもしれません。
-双眼鏡で美しい散開星団、Mel(メロッテ)111、かに座のプレセペ(M44)をこの機会に是非ご覧下さい。

~※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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