*10月の星空(編集中) [#qaff40b8]
*10月の星空 [#qaff40b8]
(星図は10月15日午後8時頃の様子です)
#ref(Oct.jpg,nolink,10月の星空)
RIGHT:This chart was created with [[&ref(5月の星空/xplns.jpg,nolink,xplns);:http://www.astroarts.co.jp/products/xplns/index-j.html]].

~日中はまだ暑い日もありあますが,さわやかな空気がなんとも気持の良い季節になってきました.朝晩はかなり涼しくなってきましたが,快晴の夜も多くなりますので,今月も元気に(&color(red){風邪をひかないように注意!};)星を見にでかけましょう!
~今年もまた,日中は晴れているのに夕方になると曇るような天気の日が多く,秋に入っても不安定な天候が続いていますね.それだけに,久しぶりに晴れ上がった夜には吸い込まれそうになるほど美しい星空に出会えるかもしれません.10月にもなると夜はだいぶ寒くなるので,充分に暖かい服装で今月も元気に星を見にでかけましょう!

~&color(red){こと座};の&color(blue){ベガ};,&color(red){わし座};の&color(blue){アルタイル};,&color(red){はくちょう座};の&color(blue){デネブ};からなる&color(green){夏の大三角};が頭の真上に見えています.実は「&color(green){夏の大三角};」はこの時期に一番目立つようになるのです.そう,どちらかというと「&color(green){初秋の大三角};」だったんですね.真夏と違い,空気が澄んでいますので,&color(green){天の川};も見える日が多くなります.「&color(green){天の川};」といえば七夕のイメージがありますが,夏の&color(green){天の川};が一番良く見えるのは実は9月から10月にかけてなのです.
~&color(green){夏の大三角};の東側には&color(green){秋の星座};たちが上ってきています.真東の方向を良く見てみましょう.腕を伸ばして,ちょうど手のひらがすっぽり入るくらいの大きさの四角形を描く星を探してみてください(2等星なのでやや見つけにくいですが).これが天馬&color(red){ペガスス};((ギリシャ神話に登場するこの羽の生えた馬はギリシャ語で“Πηγασοζ”と綴り,「ペガソス」に近い発音になります.“Πηγασοζ”をラテン語風に綴ると“Pegasus”となり,これが星座の学名(学問上での名前)で「&color(red){ペガスス};」に近い発音です.さらに“Pegasus”を英語風に読むと「&color(red){ペガサス};」となり,日本ではこの動物の名前として「&color(red){ペガサス};」の方が一般的ですが,ここでは学名のラテン語風の発音を重視して「&color(red){ペガスス};」と呼ぶことにします.もともと西洋の言葉を日本語の発音にむりやりあてはめているわけですから,みなさんは発音しやすい名前で呼んでください.))の胴体の部分で,「&color(green){秋の四辺形};」と呼んだりします.&color(green){秋の四辺形};を見つけられたら,その近くを注意深く見てみましょう.&color(red){ペガスス};の首や顔,2本の前足を見つけられたでしょうか.天駆ける馬,&color(red){ペガスス};がかっこよく(といっても実は逆さまなのですが)空に駆け上がっていく姿を見ることができます.星好きにとって秋は「&color(teal){天高く天馬駆ける秋};」なのです.
~&color(green){夏の大三角};はいよいよ西に傾き始めました.かわって,東の空には&color(green){秋の星座};たちが上ってきています.北東の空を注意深く見てみましょう.ローマ時の「&color(green){W};」または「&color(green){M};」の形に並んだ星々が見つかりましたか?おなじみ&color(red){カシオペア座};,古代エチオピア王国の王妃の姿です.&color(red){カシオペア座};の南側には&color(red){カシオペア王妃};の娘&color(red){アンドロメダ姫};の緩やかな&color(green){カーブ};があります.この&color(green){カーブ};を上向きにたどっていくと,その先には天馬&color(red){ペガスス};((ギリシャ神話に登場するこの羽の生えた馬はギリシャ語で“Πηγασοζ”と綴り,「ペガソス」に近い発音になります.“Πηγασοζ”をラテン語風に綴ると“Pegasus”となり,これが星座の学名(学問上での名前)で「&color(red){ペガスス};」に近い発音です.さらに“Pegasus”を英語風に読むと「&color(red){ペガサス};」となり,日本ではこの動物の名前として「&color(red){ペガサス};」の方が一般的ですが,ここでは学名のラテン語風の発音を重視して「&color(red){ペガスス};」と呼ぶことにします.もともと西洋の言葉を日本語の発音にむりやりあてはめているわけですから,みなさんは発音しやすい名前で呼んでください.))の&color(green){四辺形};も見つかります.&color(red){アンドロメダ座};の&color(green){カーブ};と&color(red){ペガスス};の&color(green){四辺形};がつながっているところにある二等星,名前を「&color(blue){アルフェラッツ};」といいます.なにやらかっこいい名前ですが,実は「&color(blue){馬のへそ};」という意味です.まぁ&color(red){ペガスス};のへそにあたるわけですが,同時に&color(red){アンドロメダ姫};の頭でもあるわけで,美しいお姫様の頭が「&color(blue){馬のへそ};」だなんて,ちょっと可哀想ですね.

~&color(green){四辺形};が見つかったらその下を探してみましょう.明るい星が一つ見つかりましたか?星座としてはなじみがありませんが,「&color(red){みなみのうお座};」という星座の一等星「&color(blue){フォーマルハウト};(&color(blue){魚の口};という意味)」です.&color(green){秋の星座};の中には一等星が&color(blue){フォーマルハウト};だた一つだけで,秋は夜空もやっぱり寂しげです.澄み切ったちょっと寂しげな星空の下,虫の声を聞きながらゆっくりともの想いにふける,そんな「秋の夜長」の過ごしかたはいかがでしょうか?

RIGHT:Y-Nakagawa



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