2006年度第1回例会の報告です。
今回は久しぶり(いやー、ほんと久しぶり)に晴れまして、いろいろ観望しました。例会の時にこんなに晴れるのは何日ぶりでしょうか?ほんと、例会に晴れるのは二割程度なのです。よるに快晴になるというのは最近は珍しいことなんですよね。
しかし、晴れたとはいっても、なにやらどよんとした天気、惑星はいいけど、星雲星団はだめかもだったんですが....。
まずは17.5cm屈折で、土星を見ます。どんよりした天気だったので期待したのですが、ドームをあけたばかりだったせいもあってか、あまりシンチレーションがよくありませんでした。前回の例会では、カッシニの空隙や土星に写る環の細い影がよく見えたんですけど、今回は、だめのようです。
空の状態を見ると、ちょっと、星雲は見るのは難しいだろうという透明度だったんですが、しし座がすごく高かったので、ちょっと、しし座のトリプレット、M65、M66なんか見えるかな?だめかなと思って、「しし」の後ろ足の膝上に17.5cm屈折を向けると、なんとクッキリ見えるではありませんか。さすが、コントラストがいい屈折!と思いながら、これは40cm反射主鏡では、すごいだろうと見てみると、やはり、M65、M66の形の違いがわかり、M66の方は渦巻いてる?という事がわかりました。ついでに、トリプレットの残りの一つ、ひょっとしてNGC3628がわかるかもと、昔、撮った写真で方向を確認して、そちらへ視野をずらすと、確かにかすかなぼうっとした棒があるかもしれない?いわれればあるかな?という感じで見えてきました。目を斜めにしたり動かしたりすると、暗黒鯛帯もわかるような気がします。いや、写真を見てから見てるので、そう見えてしまうだけかもしれませんが。他の会員の方も存在はわかったようですから、透明度は悪くなかったのかもしれません。
それでは、これは、というわけで、しし座のもう一つの三つ組、M95、M96、M105を探したのですが、ここは、「しし」のおなかの当たり、実は、あまり、目印の星の並びがなく、見つけることが出来なかったのでした。まだまだ修行が足りないことを思い知らされました。これでは、メシエマラソンは全然だめですね〜〜。
時間をだいぶ使い、行き詰まったころ、会員から、ソンブレロ星雲のリクエストがあったので、さっさとそちらに切り替えることにしました。こちらは、すぐ入ります。からす座の左上(北東)にふたつ並ぶ星(δ、η)からカーブに並ぶ星をたどっていくと、そこにM104ソンブレロ星雲があります。こちらは、高度が低いので、春は霞の中に入ってしまって、なかなかコントラストよく見えないのですが、なんと今日は、よく見えたのでした。真ん中が出っ張ってる感じと暗黒帯がよくわかりました。なんか春らしくない天候ですね。
観望に時間を食って、5分ほどしか時間がなかったのですが、会報に載せて頂いた話題を、会長の方から話して頂きました。時間もなく、ちょっと難しかったかな?
以上でした。
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