2007年3月31日,特異小惑星 2006 VV2 が地球に最接近しました.この天体は直径約2kmと推定される小惑星で,2006年11月11日に18等で発見されていました.
写真は最接近の直前,3月31日午前2:02〜2:07(JST)に撮影したものです.このとき,この天体はおおぐま座の方向,地球から約347万kmの位置を移動中でした.地球に非常に近いところを移動している訳ですから,わずか5分の間に天球上をこれだけ動いて見えました.この写真は30秒露光のフレームを10コマ合成していますが,なんと30秒の露光中でも線になって写っていたのでびっくりです.