2021年1月の夜空

2021年天文現象、行事メモ
※月齢は21時の値(こよみの計算 - 国立天文台暦計算室にて計算、未明の現象は前日の月齢とする)

今月の一番星は何?

  • 1月1日〜5日頃 南西の超低空の木星か、南東の空高く火星
  • 1月6日頃〜1月10日頃 南東の空高く火星
  • 1月10日頃〜1月16日頃 南東の空高く火星か、北東の空のカペラ
  • 1月16日頃〜1月28日頃 南東の空高く火星か、北東の空のカペラか南西の超低空の水星
  • 1月28日頃〜1月末頃 北東の空のカペラか、南東の超低空のシリウス

(茨城付近では、日没は午後4時半ごろ、日暮れは午後5時ごろとなります。)

※参考:こよみの計算 - 国立天文台暦計算室(日の出入り・南中時、薄明・薄暮) 計算地点:ふれあいの里天文台

※夜明・日暮の時刻は太陽の中心高度が-7°21′40″となる時刻 参考:こよみ用語解説 太陽や月などの運動 - 国立天文台暦計算室

月日(曜日)夜明日の出日の入日暮
1月 1日(金)06:1406:4816:3617:10
2月 1日(月)06:0606:3817:0617:39

夕空(日暮れの頃)の見時

南の空天高くには、火星が昇っていて、目をひくでしょう。21日(木)には、この火星に上弦の月が接近します。
昨年12月21日に離角6分台の超大接近した木星と土星は、高度が非常に低くなり、日没直後の極超低空に見えていますが、見づらくなって行きます。11日(月)〜14日(木)は、この木星と土星に水星が近づき、細い月も絡んで、賑やかですが、低空すぎて、見づらいでしょう。

  • 1月 6日(水)頃、日没直後の極超低空に、水星が見え始める
  • 1月11日(月)日没直後の南西の極超低空で、接近中の木星と土星に水星が接近
  • 1月12日(火)日没直後の南西の極超低空で、接近中の木星と土星に水星が近い
  • 1月14日(木)日没直後の南西の極超低空で、接近中の木星と土星、水星に細い月(月齢1.3)が接近
  • 1月21日(木)南の空高く天頂付近で、火星に月(月齢8.3)が接近
  • 1月24日(日)水星、東方最大離角
  • 1月24日(日)東の空高く、おうし座のアルデバランに月(月齢11.3)が接近
  • 1月27日(水)東の空で、ふたご座のポルックスに月(月齢14.3)が近づく

三日月

半月(上弦)は、1月21日(木)06:02、三日月は 1月15日(金)で、1月14日(木)〜20日(水)は、西空に三日月形の月が見られます。

満月

  • 29日(金)04:16
    • アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
      • Snow Moon, Hunger Moon, Bony Moon, Storm Moon(スノー・ムーン、ハンガー・ムーン、ボニー・ムーン、ストーム・ムーン)
    • 現行アメリカ農暦(Farmers’ AlmanacOld Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
      • 1月 Full Wolf Moon(別名:Old Moon, Moon After Yule, Full Snow Moon) ウォルフ・ムーン〜狼の群れがひもじそうに遠吠えする頃の月

今月の惑星

  • 木星(−2等)は、日没時には、南西の超低空に昇っていますが、月半ばには、高度が低すぎて、見えづらくなります。午後6時半頃〜午後5時半頃、南西の空で沈みます。
  • 土星(1等)は、日没時には、南西の超低空に昇っていますが、月半ばには、高度が低すぎて、見えづらくなります。午後6時半頃〜午後5時半頃、南西の空で沈みます。
  • 火星(−1等〜0等)は、日没時には、南の空高く昇っています。午前1時頃〜午前0時半頃、西の空に沈みます。
  • 金星(−4等)は、日の出前の南東の空に見えます。午前5時半頃〜午前6時頃、南東の空に昇ってきます。
  • 水星(−1等)は、 6日(水)頃から日没直後の南西の極超低空に見え始め、高度を上げて、24日(日)に東方最大離角となって、日没直後の高度が15度39分(-0.6等)となり、高度を下げて、2月 2日(火)頃まで見えています。

夕空の南の天高くには火星が輝き、目を引くでしょう。日没直後の南西の極超低空では、大接近を終え、間で非常に近い位置にある木星と土星を登ってきた水星が追い越し、細い月も絡んで賑やかになりますが、高度が低すぎて見辛いでしょう、朝方の空では、金星が明けの明星として明るく輝きますが高度が低く、それもどんどん下げていき、月の終わりには、見づらくなってしまうでしょう。

見やすい星座

※宵の空(20時ごろの星空)での見え方です。

 南から南東にかけて、冬の星座が昇り、賑やかです。南西の空に輝く火星も冬の一等星に押されて、あまり目立たないかもしれません。冬の星座には7つの一等星があり、大文字のGの形とか、ダイヤモンド型だとか、いろいろ言い方はありますが、オリオン座のベテルギウスを真ん中辺に含んで、おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス、オリオン座のリゲルが六角形の形に並んでいます。今年はこれらの右(西)に火星が加わり、さらに賑やかになっています。

今月の流星群

  • 1月 3日(日)23時半 しぶんぎ座流星群極大 月齢:20 月齢条件悪、極大条件良

     ペルセウス座流星群、ふたご座流星群の二大流星群と並び、極大が合えば、たくさん流れる、しぶんぎ座流星群、今年は極大の条件は良いのですが、月齢20の満月後の月が午後9時前には昇ってきて、月の条件は良くありません。月をなるべく見ないように建物などで隠しながら探すと、見られるかもしれません。

    ※参考:国際流星機構 2021 Meteor shower calendar (PDF) 3page

 冬の流星観望は、とにかく寒さとの戦いです。冬の夜は思いの外、冷え込みます。特に体を動かさないため、どんどん体が冷えてしまいます。風が吹くとさらに体感温度が下がります。防寒具はもちろん、防風の生地やカイロなど、必要以上と思われる防寒対策で臨みましょう。
流星を見るコツは、とにかく、たくさんの空が見える空の開けたところで、できれば横になって、なるべく空全体を見るように顔を動かせば、運が良ければ、見つけることができるでしょう。ただし寒いので、体が直接地面や建物に触れないよう敷物やいす、寝台など工夫しましょう。また、立ったまま首を真上に向け続けると、首を痛めることがありますので、十分注意してください。

天文現象と関連行事

  • 1月 3日(日)23時半 しぶんぎ座流星群極大 月齢:20 月齢条件悪、極大条件良
  • 1月 4日(月)〜13日(水)GLOBE at Night (対象:北半球 オリオン座、南半球 オリオン座 こいぬ座)日本語サポートページ 日本語Webアプリ(スマホでも使えます。) スマートフォン用アプリ
  • 1月 4日(月)〜1月17日(日)デジカメ星空診断 powered by 星空公団
  • 1月 6日(水)18:37 下弦
  • 1月 6日(水)頃、日没直後の極超低空に、水星が見え始める
  • 1月11日(月)日没直後の南西の極超低空で、接近中の木星と土星に水星が接近
  • 1月12日(火)日没直後の南西の極超低空で、接近中の木星と土星に水星が近い
  • 1月13日(水)14:00 新月
  • 1月14日(木)日没直後の南西の極超低空で、接近中の木星と土星、水星に細い月(月齢1.3)が接近
  • 1月15日(金)三日月
  • 1月21日(木)06:02 上弦
  • 1月21日(木)南の空高く天頂付近で、火星に月(月齢8.3)が接近
  • 1月24日(日)水星、東方最大離角
  • 1月24日(日)東の空高く、おうし座のアルデバランに月(月齢11.3)が接近
  • 1月27日(水)東の空で、ふたご座のポルックスに月(月齢14.3)が近づく
  • 1月29日(金)04:16 満月
    • アメリカの民間伝承による満月の名前(旧メイン州農暦によるブルームーン計算法)
      • Snow Moon, Hunger Moon, Bony Moon, Storm Moon(スノー・ムーン、ハンガー・ムーン、ボニー・ムーン、ストーム・ムーン)
    • 現行アメリカ農暦(Farmers’ AlmanacOld Farmers’ Almanac 現在発行版)による満月の名前
      • 1月 Full Wolf Moon(別名:Old Moon, Moon After Yule, Full Snow Moon) ウォルフ・ムーン〜狼の群れがひもじそうに遠吠えする頃の月

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

  • 下弦〜三日月となる、1月 6日(水)頃〜1月15日(金)頃は、星雲星団、天の川の見頃となります。
  • 南東の低空のとも座から冬の大三角形の真ん中を通り、天頂のペルセウス座を通り、北西のカシオペヤ座、北西の低空のはくちょう座に流れていく天の川、特に冬の大三角形の中は、星の集まり、散開星団がいくつもあります。ぜひ双眼鏡で川下りをして、探してみてください。写真で有名なバラ星雲の中心にある3つずつ2つ並ぶ星の並びや、散開星団M50などの他にもいろいろ見つかるかもしれません。
  • おおいぬ座のシリウスの斜め右下に散開星団M41があります。小さくまとまった星の並びですが、双眼鏡でも何か星じゃなくぼーっとしている感じがわかりますので、探してみてください。
  • ペルセウス座の中心付近の散開星団、天の川の細かい星の中に浮かぶ宝石の輝きは天頂付近で見辛いですが、見ごろです。是非、双眼鏡で覗いてみてください。
  • アンドロメダ座銀河もまだ見頃です。ぜひ、探してみてください。
  • カシオペヤ座とペルセウス座の間の、二つの散開星団が仲良くならぶ、二重星団、hχもまだ見頃です。ぜひ、挑戦してみてください。
  • ぎょしゃ座の散開星団、M36、M37、M38は双眼鏡では、細かい埃のような見え方ですが、好機ですので、是非、覗いてみてください。
  • ふたご座の足元の散開星団、M35は、双眼鏡で細かい星の集まりであることがわかります。確認してみてください。

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。

出典、参考


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Last-modified: 2020-12-31 (木) 22:32:52 (25d)