2017年8月の夜空

2017年天文現象、行事メモ

今月の一番星は何?

南西の空に、明るく金色に輝く木星(−2等)。

(日没は、茨城付近では、午後6時半前後となります。)

夕空の見時

南西の空の、非常に明るい木星(−2等)はだいぶ高度を下げ西南西になり、夕焼けの中に輝くようになるでしょう。うしかい座のアークトゥルス(0等)も上の方に見え、金色の星の共演となるでしょう。木星の左には、相変わらず慎ましく白く輝くおとめ座のスピカ(1等)があり、暗くなるにつれて、白く慎ましやかに輝く姿が見えてきます。南の空には土星(0等)が昇っており、東のほとんど真上の空には、夏の大三角形、こと座のベガ(0等)、わし座のアルタイル(1等)、はくちょう座のデネブ(1等)が昇っています。
25日(金)にはこの木星に四日の月が近づき、スピカ、木星、月が横に直線に並びます。30日(水)には上弦過ぎの月が土星に近づきます。

  • 8月25日(金)夕方の西の低空で、月(月齢3.7)が木星に接近、おとめ座のスピカ、木星、月が横に直線に並ぶ
  • 8月30日(水)夕方の南の空で、月(月齢8.7)が土星に接近(右下にさそり座のアンタレス)

三日月と満月

半月(上弦)は29日(火)、三日月は24日(木)で、24日(木)〜28日(月)は、西空に三日月形の月が見られます。満月は8日(火)(Corn Moon、Sturgeon Moon、Red Moon、Green Corn Moon、Grain Moon、または、Full Sturgeon Moon(別名:Full Red Moon, Green Corn Moon, Grain Moon)スタージェン・ムーン(ネイティブアメリカンに、五大湖やシャンプレーン湖のチョウザメ(Sturgeon)がよく取れると知られている時期の月の意味)です。

今月の惑星

  • 木星(−2等)は、夕方の南西の空に明るくまばゆく金色に輝き、人目をひくでしょう。 午後9時頃〜午後8時頃に沈みます。
  • 土星(0等)は、夕方の南の空に昇っていて、午前0時頃〜午後11時頃に沈みます。
  • 金星(−4等)は、午前2時頃〜午前2時半頃に東の空に昇ってきます。
  • 水星(1等〜3等)は、上旬に日没直後の高度が超低高度の15度で見やすいですが、中旬にはすぐに沈んでしまいます。
  • 火星(2等)は、太陽方向にあり、見辛いです。(7月28日(金)合)
  • 夕方の南西の夕焼け空に金色にまばゆく明るく輝く木星(−2等)が昇っていて人目をひくでしょう。

見やすい星座

 こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの夏の大三角形がほとんど真上に昇り、また、南の空には、さそり座が全身を現し、夏の星座真っ盛りです。今年は土星がさそり座にあって、一等星のアンタレスと並んでいます。今年の夏は土星の季節です。

今月の部分月食

8月8日(火)未明(8月7日(月)夜半過ぎ)、日本全国で、部分月食を見ることができます。
城里町では、半影月食開始:00:48.1(高度:34.6°)、月食開始:02:22.3(高度:24.9°)、食の最大:03:20.5(食分:0.251、高度:16.4°)、月食終了:04:18.8(高度:6.7°)、月の入り:05:00、半影月食終了:05:52.9
ですが、食が最大になる頃は、月が南西の空で非常に低く(高度:16.4°)、月食が終わる前には薄明が始まり、半影月食が終わる前に月が沈んでしまいます。夏休み中ですが、深夜深い時間から始まり、夜明けまでの現象で、さらに、高度が低く、南西方向が良く開けている必要があり、今回は見るのが難しい条件となりました。事前に南西が広けた場所を探しておいて、無理なく観望できるように計画を立てましょう。また、食分が低いので、双眼鏡で見た方が、より、わかりやすいでしょう。
なお、半影月食は、肉眼ではほとんどわかりません。肉眼では、(本影による)部分月食の開始から見るのでも十分でしょう。ただし、写真では、半影月食が良く写るので、写真撮影をしようという方は、早めの撮影をお勧めします。
参考:月食各地予報 - 国立天文台暦計算室

今月の流星群

8月12日(土)〜13日(日)に毎年よく流れる2.5大流星群のうちの一つ「ペルセウス座流星群」の極大となり、条件が良ければ、一時間あたり十数個の流星が見られる可能性がありますが、今年は、満月の三日後の大きな月が、午後9時半前には出てきてしまうため、暗い流星は明るさに負けてしまって、見えなくなってしまうため、条件が悪く、明るい流星でなければ見ることができません。となると、一時間に数個見えれば良い方でしょうか。特に、流星の数が増える朝方にかけて、月が高く昇ってしまうため、さらに条件が悪くなってしまいます。今年はあまり期待せずに、眺めることにしましょう。なお、12月14日に極大となるふたご座流星群は、月の条件が良いので、そちらに期待することにしましょう。 夏の流星観望で注意すべきことは

  • 虫刺され対策
    とにかく、蚊などの虫刺されが、大変です。対策をしないで、観望を始めると、あちこち刺されて大変なことになります。虫除けスプレーや、蚊取り線香などとにかく虫除け対策を十分に行いましょう。

一般的な流星観望の注意点としては

  • 楽に空を見上げらえる姿勢
    星を見る時に首を上に曲げ続けると首の痛みに繋がりますし落ち着いて見ることが出来ません、できれば、土から離れた高い位置に、楽に横になれるような場所を確保しましょう。

今年のペルセウス座流星群は月が悪条件ですが、流星を少しでもたくさん見ようという方は、以上2点に注意して、空全体をまんべんなく見るようにし、月が出てきてからは、なるべく月を視界に入れないようにして見ていると少し暗い流星も見ることができるかもしれません。

天文現象と関連行事

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

  • 今年の土星は、輪が最大に傾いているため、双眼鏡で見ると小さな楕円形に見えるかもしれません。ぜひ、挑戦してみてください。
  • 下弦となる15日頃から三日月となる24日頃まで、星雲星団、天の川の見頃となります。
  • 夏の大三角形の中からさそり座の尻尾と、いて座あたりまで、夏の天の川が流れています。天の川でも濃い部分ですので、ぜひ双眼鏡で川下りをしてみてください。思いの外、細かい星があって、びっくりされると思います。細かい星も、集まっているところもがあったり、珍しい並びがあったり、川下りをしながら、見つけてみましょう。はくちょう座の尻尾のデネブからくちばし、そこからわし座のアルタイルとこと座のベガの間を通って、いて座の南斗六星、さそり座の尻尾まで下っていきます。透明度の良い月のない暗い日に辿ってみてください。天の川が肉眼で見えなくても双眼鏡ではたくさんの星が見えてびっくりしますよ。

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2017-08-19 (土) 15:39:43 (90d)