2017年6月の夜空

2017年天文現象、行事メモ

今月の一番星は何?

南の空高く、明るく金色に輝く木星(−2等)。

(日没は、茨城付近では、午後7時頃となります。)

夕空の見時

南の空高く、非常に明るい木星(−2等)が昇っていて、月末にかけて、日没時の高度を上げていき人々の目を引くことでしょう。木星の左下にはおとめ座のスピカ(1等)があり、暗くなるにつれて、白く慎ましやかに輝く姿が見えてきて、木星との良い対比になるでしょう。また、木星の離れて左上には金色のうしかい座の一等星アークトゥルス(0等)があり、いつものお株を木星に奪われています。夕空の空高く上がった北斗七星の柄の部分から伸ばす春の大曲線を、アークトゥルスからスピカでなくて、木星につないでしまいそうです。南の空が賑やかな夕空です。東の空には、今年の主役ともいえる土星(0等)が顔を出してきます。
3日(土)には、上弦後の明るい月と木星、スピカが、南の空で、斜めに並びます。4日(日)月が木星に接近、木星、月、スピカが三角形に並びます。28日(水)には、西の空で、上弦前の五日の月がレグルスに近づきます。

三日月と満月

半月(上弦)は1日(木)、三日月は26日(月)で、26日(月)〜30日(金)は、西空に三日月形の月が見られます。満月は9日(金)(Mead Moon, Strawberry Moon, Rose Moon, Thunder Moon、または、Full Strawberry Moon(別名:Rose Moon, Hot Moon)ストロベリー・ムーン(北東部のネイティブアメリカンに伝わるイチゴの収穫の時期の月の意味)です。また、今年最遠の満月(ミニマム・ムーン)です

今月の惑星

見やすい星座

 春の星座、うしかい座のアークトゥルスがおとめ座のスピカの近くにある木星と金色の明るさを競いますが、北東の空では夏の星座、こと座のベガが白く明るく輝いているでしょう。ベガは夏の大三角のはくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルを引き上げ、さそり座のアンタレスも顔を出して、星空は夏へと変わっていきます。

天文現象と関連行事

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2017-06-24 (土) 16:09:44