2017年11月の夜空

2017年天文現象、行事メモ

今月の一番星は何?

西の空の非常に高い真上付近に白く輝く、こと座のベガ(0等)。

(日没は、茨城付近では、午後5時前ごろ〜午後4時半ごろとなります。)

夕空の見時

真上、西寄りに、こと座のベガ(0等)、はくちょう座のデネブ(1等)、わし座のアルタイル(1等)の夏の大三角形が輝いています。南西の低空には土星(0等)が昇っていますが、下旬には高度を下げ、上ってくる水星とともにすぐに沈みそうです。

20日(月)、21日(火)には、日の入り直後の西の超低空で、やっと姿を表した水星とその近くの土星に細い月が接近します。日が沈んですぐの明るい空で、非常に高度が低い現象なので、見るには、西に障害物が何もない場所で、透明度がよい日である必要があります。

三日月と満月

半月(上弦)は27日(月)、三日月は20日(土)で、20日(土)〜26日(日)は、西空に三日月形の月が見られます。満月は4日(土)(Beaver Moon, Frosty Moon、または、Full Beaver Moon(別名:Frosty Moon, Frost Moon)ビーバー・ムーン(冬に使う毛皮を取るため、ビーバーを捕るわなを仕掛けるの月の意味))です。

今月の惑星

見やすい星座

 ほとんど真上に秋の四辺形、ペガスス座が昇り、南の空には、秋の南のひとつ星、秋の星座でひとつだけの一等星、みなみのうお座のフォーマルハウトがさびしく輝き、その周りの、右(西)側にみずがめ座、左(東)側にくじら座がいます。北の空高く、W字形のカシオペヤ座が昇り、右(東)側にペルセウス座、ペルセウス座とペガスス座の間にアンドロメダ座があります。

夜明け前の見時

11月は日の出前の東の低空に金星、木星、火星がそろい、近くにおとめ座の一等星スピカもあって、これらに細い月が近づき、にぎやかです。さらに、13日(月)には、木星と金星が約30分まで大接近します。日の出直前の明るい空で、東の超低空なので、難しいですが、東に何も障害物のないところで探してみてください。

天文現象と関連行事

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径40〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2017-11-25 (土) 15:49:48