2015年3月の夜空†
2015年天文現象、行事メモ
今月の一番星は何?†
西の空の金星(-4等)です。
(日没は、茨城付近では、午後5時半頃〜午後6時頃となります。)
夕空の見時†
先月、夕空で接近した金星と火星ですが、火星がだいぶ低くなりながらも、まだ夕空にあります。22日(日)には、この金星と火星の間に細い三日月が入りにぎやかとなります。
また、夕方の東側には、非常に明るい木星が昇って来ており、宵空から夜半にかけて、非常に明るい星として注目を集めるでしょう。
三日月と満月†
三日月は22日(日)、半月(上弦)は27日(金)で、22日(日)〜26日(木)は、西空に三日月形の月が見られます。満月は 6日(金)です。
今月の惑星†
- 金星(−4等)が、宵の明星として夕方の西空に非常にまばゆく輝き、午後8時頃には沈んでしまいます。
- 火星(1等)が、夕方の西空に昇っていて、午後7時過ぎには沈んでしまいます。
- 木星(−3等)は、夕方の東の空に昇っていて、宵空にまばゆく金色に輝いています。午前4時前には沈んでしまいます。
- 土星(1等)は、夜半に南東の空に昇ってきます。
- 水星(0等)は、上旬に日の出直前の南東の超低空に見えますが、以降は太陽方向となり見づらくなります。
見やすい星座†
夜空をにぎわした冬の星座は西に傾き、東から春の星座が昇ってきます。まばゆく輝く木星のあたりを境に西が冬の星座、東が春の星座です。北斗七星も高度を高め、春の大曲線が描けるようになれば、春の星座も、見つかってくるでしょう。
天文現象と関連行事†
ちなみに4月は、
双眼鏡、小望遠鏡のある人は†
- 下弦となる14日頃から三日月となる22日頃に星雲星団の見頃となります。
- すばる(プレアデス星団)、オリオン座大星雲もそろそろ見納めでしょうか。
- 春の双眼鏡の対象は、かに座のプレセペとかみのけ座(Mel.111)です。是非、探してみてください。
※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。