2015年11月の夜空

2015年天文現象、行事メモ

今月の一番星は何?

西の空高くほとんど真上に白く輝く、こと座のベガ(0等)です。
ベガを見つけて、首がいたくなるくらい真上を見上げ、さらに体を反らせると、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルが見えてきて、天頂に大きな三角形、夏の大三角形ができているのが分かるでしょう。(首や背中を痛めないよう十分注意してください。)

(日没は、茨城付近では、午後5時前頃〜午後4時半頃となります。)

夕空の見時

日が暮れて、夕焼けが終わるころ、西の空高く夏の大三角形が見つかります。夕空の巨大な三角形は良く目だつでしょう。
26日(木)には、夕方の東の超低空で、満月から、おうし座のアルデバラン(1等)が出てくる星食の出現のみが見られます。月の出前に満月に隠されたアルデバランが月の出の1時間後に満月から出てきます。東の超低空、高度10度ほどの高さでの現象なので、東に何もない場所を探して見てください。また、月の明るい縁からの出現なので、出現した瞬間は分かり辛いかもしれません。気がついたら、星が出ていたというかんじです。また、望遠鏡か双眼鏡を使った方が、出現の瞬間を見やすいでしょう。

三日月と満月

三日月は14日(土)、半月(上弦)は19日(木)で、14日(土)〜18日(水)は、西空に三日月形の月が見られます。満月は26日(木)です。

今月の惑星

明け方の見時

9月下旬から金星(−4等)が明けの明星となって東の空にまわり、木星(−2等)、火星(2等)が加わって、明け方の東の空で、互いに接近を繰り返し、見頃となっています。12月ごろまで、明け方の空は賑やかですので、早起きしたら、ぜひ眺めて見てください。特に、 4日(水)には金星と火星が離角約1度に近づき、その右上には木星があります。また、7日(土)、 8日(日)には、集合しているこれらの惑星に細い月が近づき、よい眺めとなります。

見やすい星座

 北の空高くW字のひっくり返った形、M字の開いた形に星が並んでいます。カシオペヤ座です。カシオペヤ座の右側(東側)には、ペルセウス座、左側(西側)には、夏の星座、はくちょう座があります。さらに上、天頂を越えた南側には秋の四辺形、ペガスス座があります。

天文現象と関連行事

ちなみに12月は、

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2015-11-01 (日) 23:00:28