2014年6月の夜空

今月の一番星は何?

日没は、茨城付近では、午後7時頃となります。

今月の一番星は、西の空にだいぶ低くなった木星(−2等)ですが、下旬には沈んでしまいます。その後は、南の空高く昇っている火星か、ほとんど真上のアークトゥルスか、北東のベガかどれが最初に見えるか、探してみましょう。

夕空の見時

日没後、西の低空に木星(−2等)が昇っています。

夕空に東から土星、火星、木星の3つの惑星を同じ空にいっぺんに見ることができます。
この惑星の間を月が通り過ぎ、次々と接近していきいます。

  • 5月31日(土)〜6月 1日(日)日没直後の西の低空にて、見やすくなっている水星、木星を三日月が通り過ぎていきます。ふたご座を通り過ぎるため、さらに右(北)にカペラ、左(南)にプロキオンがあり、にぎやかです。
  •  7日(土)南西の空で火星に月齢10の月が接近します。(火星の右に月)
  •  8日(日)宵の南西の空で火星とスピカの間に月齢11の月が入る
  • 10日(火)宵の南東の空で土星に月齢13の月が接近

三日月と満月

三日月は前月5月31日(月)、半月(上弦)は6日(金)、31日〜6日は、西空に三日月形の月が見られます。満月は13日(金)です。

今月の惑星

  • 木星(−2等)が、西の空低く昇っていますがすぐ沈みます。
  • 火星(0等)が、南の空に昇っていて、赤く輝きます。
  • 土星(1等)が、南東の空に昇っていて、金色に輝きます。
  • 午前3時には、金星(−4等)が昇ってきて東の低空にまばゆく輝きます。

見やすい星座

南東の空にはさそり座が昇って、アンタレスが赤く輝き、北西の空にこと座のベガが昇って、まばゆく白く輝きます。北東から東の低空には、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルが現れ、夏の大三角形が昇ってきます。いよいよ夏の星座の到来です。

天文現象と関連行事

  • 5月31日(土)〜6月 1日(日)日没直後の西の低空にて、見やすくなっている水星、木星を三日月が通り過ぎる。(ふたご座を通り過ぎるため、さらに右(北)にカペラ、左(南)にプロキオンがあり、にぎやか。)
  • 6月 2日(月)〜 4日(水)全国プラネタリウム大会 姫路科学館(兵庫県姫路市)
  • 6月 6日(金)上弦
  • 6月 7日(土)宵の南西の空で火星に月齢10の月が接近(火星の右に月)
  • 6月 8日(日)関東地方梅雨入り平年
  • 6月 8日(日)宵の南西の空で火星とスピカの間に月齢11の月が入る
  • 6月10日(火)宵の南東の空で土星に月齢13の月が接近
  • 6月10日(火)Orbital2 シグナス補給機打上げ
  • 6月13日(金)満月
  • 6月20日(金)下弦
  • 6月21日(土)19:51 夏至
  • 6月21日(土)夏至ライトダウン
  • 6月25日(水)日の出直前の東北東の低空で金星に月齢28の月が接近(さらに下にヒアデス星団)
  • 6月27日(金)新月
  • 6月28日(土)〜29日(日)天文愛好者ミーティング2014(&第6回星空案内人の集い) 会場:大田原市ふれいあいの丘シャトー・エスポワール
  • 6月29日(日)三日月
  • 6月30日(月)〜7月 2日(水)日本公開天文台協会(JAPOS)第9回福島大会

ちなみに7月は、

  • 7月 5日(土)上弦
  • 7月 6日(日)宵の南東の空でスピカ、火星に月齢9の月が接近(さらに右に土星、そしてアンタレス)
  • 7月 6日(日)小惑星ベスタと準惑星ケレスが10分まで接近(火星の北)
  • 7月 7日(月)七夕 月齢10
  • 7月 7日(月)七夕ライトダウン(クールアースデイ)
  • 7月 8日(火)宵の南の空で土星に月齢11の月が接近
  • 7月12日(土)満月
  • 7月14日(月)宵の南西の空でスピカに火星が接近
  • 7月15日(火)日の出直前の東の超低空で、金星と水星が接近(13日(日)水星西方最大離角)
  • 7月19日(土)下弦
  • 7月19日(土)〜9月23日(日・祝)SPACE EXPO 宇宙博 2014
  • 7月20日(日)関東地方梅雨明け平年
  • 7月22日(火)未明の東の空で、ヒアデス星団を月齢25の月が通る(日の出直前には、金星、水星が左下に昇ってくる)
  • 7月25日(土)日の出直前の東北東の超低空で金星に月齢28の月が接近(左下に水星)
  • 7月27日(日)新月
  • 7月29日(火)三日月

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

  • 下弦となる6月20日(金)頃から三日月となる6月29日(日)頃に星雲星団の見頃となります。
  • 双眼鏡での腕試しで、ちょっと探し辛い対象ですが、周りに街灯などのない真っ暗な場所に行ける機会があったら、(そして、よく晴れたら)挑戦してみてほしいのが、ヘラクレス座の球状星団M13です。口径は40mm〜50mm、倍率は8倍以下で性能のいい双眼鏡を持っている人は、是非挑戦してください。北半球で明るく最も大きな球状星団です。
    3等星のヘラクレス座ζ(ゼータ)星とヘラクレス座η(イータ)星を結ぶ線上、1:2でη星よりのところにあり、双眼鏡の視野内にやじろべえの支点にM13、おもり部分に二つの星(7等星)という特徴的な星の並び(つぶれた三角形の各頂点)もあるので、見つけやすいはずです。M13自体は、なにか綿ホコリのようなボーっとした淡い、しかし、何かがありそうだという見え方です。
    M13は、球状星団の入門編です。これで、球状星団の探し方、見え方に慣れたら、夏の天の川の特に南の方、さそり座といて座の間にまたがる領域にいくつか球状星団がありますので、自分が使って慣れている星図を使って探してみてください。
    こうして、淡い天体(星雲星団)を探せるようになると、望遠鏡を使っての星雲星団の導入ができるようになります。というのは、望遠鏡に付いているファインダー、つまり、天体を導入するための小さな望遠鏡が、双眼鏡と同様かもっと口径の小さなものであり、双眼鏡での見え方、導入の仕方に近いからです。(双眼鏡と同スペックの単眼鏡をファインダーとして付け替えている人もいます。)
    小型望遠鏡を買っても月や惑星、輝星で止まっている人は、ぜひ、M13で星雲星団を双眼鏡で見ることから星雲星団の導入の練習を始めてください。双眼鏡で楽に導入できるようになれば、望遠鏡のファインダーでも導入が出来るようになるはずです。そうすれば、自分の望遠鏡で星雲星団を見ることができるようになるでしょう。
  • 南東の空に昇っている土星の好機です。この機会に小さな望遠鏡で覗いてみてください。ひょっとすると環が見えるかもしれません。

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:31 (1723d)