2014年3月の夜空

今月の一番星は何?

日没は、茨城付近では、午後5時半頃〜午後6時頃となります。

今月の一番星は、北東の空高く昇っている木星(−3等)です。ほとんど真上に明るく輝く星を見つけて、驚くかもしれません。あまりに高度が高いので、かえって、見つけづらいかもしれません。そういう意味では、高度の低い、南に輝くおおいぬ座のシリウス(−1等)の方が先に見つかるかも知れません。薄暮が暮れていくとともにそのまわりの冬の星座の一等星が美しく輝きだします。

夕空の見時

日没後、東の空高く、木星(−3等)が昇っています。
また、南の空には、おおいぬ座のシリウス(−1等)が明るく、薄暮の終わりとともに冬の星座が見え始めます。木星、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスが作る、今年限定の巨大な「北十字」も姿を現してくるでしょう。

三日月と満月

三日月は3日(月)、半月(上弦)は8日(土)2日〜7日は、西空に三日月形の月が見られます。満月は17日(月)です。

今月の惑星

見やすい星座

日没後には既に、空高く輝く木星と7つの一等星を持つ冬の星座が全天で輝いています。
今年は、ふたご座に夜の明星ともいわれる明るい木星があることから、木星−おおいぬ座のシリウスを縦軸、こいぬ座のプロキオン−オリオン座のベテルギウスを横軸とする大きな十字を形作っています。今年だけの巨大北十字、その縦軸は、本家の南十時と同様に南を指しています。 宵には春の星座が見え始めます。北斗七星の「柄」の部分のカーブをそのまま延長した「春の大曲線」を目印に、春の星座をたどっていくことができます。自分にあった星図を見つけて、春の星座探しに挑戦してみてください。ただし、春の大曲線は、北斗七星の柄〜金色にまばゆく輝く、うしかい座のアートゥルス〜白く控え見に輝く、おとめ座のスピカ〜ひしゃげた四辺形のからす座とたどれますが、今年は、スピカのすぐ隣に赤く輝く火星(−1等)があることから、スピカの代わりに火星にたどり着いてしまいます。今年は、そんな珍しい年です。

天文現象と関連行事

ちなみに4月は、

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:41