2013年9月の夜空

今月の一番星は何?

日没は、茨城付近では、午後6時頃から午後5時頃となります。

今月の一番星も、北西の超低空の金星(−4等)です。日没直後の夕焼けの中、非常に低いところにあるため、見つけづらいかもしれませんが、夕空のまだ明るい中に、ひとつポツンと輝く姿は、まさに一番星という風情です。西側が晴れて夕焼けが見えたら、ぜひ、みんなで挑戦してみてください。空が澄んで夕焼けがきれいになってくる季節です。日没直後の色の変化と共に楽しんでみて下さい。

夕空の見時

日没直後の西の超低空に金星(−4等)があります。夕焼けの中の金星は、周りの明るさや色のグラデーションの変化のなかで、どんどん表情を変えていきます。この機会にぜひ、挑戦してみてください。日没直後の金星の高度は、11月までほとんど変わりません。季節の移り変わりの中で、夕焼けと金星の作り出す景色がどう変わっていくか、半年かけて定点観察するのも、面白いかもしれません。
6日(金)には、この金星がスピカに近づきます。この左上には土星が輝きます。また、8日(月)には、土星、金星、スピカ、三日月(月齢3.0)が一直線に並び、9日には、土星、金星の間に月齢4.0の月が割り込みます。夕空の現象ですので、帰り道からでも見てみてください。 また、18日(水)には、金星が土星に接近しますが、14日(土)から23日(月、祝)にかけて、金星が下から土星を追い抜いて行く様子がわかります。

三日月と満月

三日月は8日(日)、半月(上弦)は13日(金)8日〜12日は、西空に三日月形の月が見られます。満月は19日(木)で、中秋の名月となります。

今月の惑星

西の空低く土星(0等)が昇っていますが、暗くなる頃には沈んでしまいます。金星(−4等)は、日没直後の西の低空にあり、ほとんど同じ高度を保ちます。近くにある土星との絡みが月の半ばすぎまで楽しめます。木星(−2等)が、夜半過ぎには昇ってきて、未明の東の空にまばゆく輝きます。本格的な観測時期の到来です。また、3時頃には、火星(1等)が昇ってきて、明け方の東の空に輝きます。1日(日)には、木星に月齢25.6の月が接近して、木星の右下に月、左下に火星、2日(月)には、火星に月齢26.6の月が接近して、火星の右に月、右上に木星、28日(土)には、木星に月齢23.0の月が接近して並び、左下に火星という並びとなります。

見やすい星座

午後8時頃には、夏の大三角形と天の川がが真上に輝き、午後10時頃には、西に傾きはじめますが、天候の安定と共に、宵空に天の川を見るには最適な時期となりました。月明かりのない、月が下弦となる8月28日(水)頃から三日月となる9月8日(日)頃、次に下弦となる9月27日(金)頃から三日月となる10月7日(月)頃に、よく晴れて透明度が良く、周りにほとんど明かりのない真っ暗な場所で挑戦してみて下さい。なかなかそういうところが近くにないという方は、郊外の公開天文台の観望会に行くのも手です。 夜半には、秋の星座が東の空に上りはじめます。

天文現象と関連行事

ちなみに10月は、

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:39