2013年7月の夜空

今月の一番星は何?

日没は、茨城付近では、午後7時頃となります。

今月の一番星は、北西の超低空に戻ってきた金星(−4等)です。日没直後の夕焼けの中、非常に低いところにあるため、見つけづらいかもしれませんが、夕空のまだ明るい中に、ひとつポツンと輝く姿は、まさに一番星という風情です。西側が晴れて夕焼けが見えたら、ぜひ、みんなで挑戦してみてください。

夕空の見時

日没直後の西の超低空に残った金星(−4等)が、ほんの少し高度を上げ、ちょっと見やすくなりました。夕焼けの中の金星は、周りの明るさや色のグラデーションの変化のなかで、どんどん表情を変えていきます。この機会にぜひ、挑戦してみてください。日没直後の金星の高度は、実は、11月までほとんど変わりません。季節の移り変わりの中で、夕焼けと金星の作り出す景色がどう変わっていくか、半月かけて定点観察するのも、面白いかもしれません。
この金星に、11日(木)に月齢3.2の細い月が、22日(月)には一等星のレグルスが離角1度まで、近づきます。

三日月と満月

三日月は11日(水)、半月(上弦)は16日(火)、10日〜15日は、西空に三日月形の月が見られます。満月は23日(火)です。

今月の惑星

南西の空に土星(0等)が昇っています。土星もそろそろ見納めです。です 。金星(−4等)は、日没直後の西の低空にあり、ほとんど同じ高度を保ちます。下旬には、30日に西方最大離角となる水星(0等)が日の出直前の東の超低空に上ってきます。また、火星(1等)、木星(−2等)も、月末には日の出直前の東の超低空に顔を出し、8月からは、これら3惑星が互いに接近を繰り返すことになります。

見やすい星座

東南の空には、こと座のベガ(0.0等)、はくちょう座のデネブ(1.3等)、わし座のアルタイル(0.8等)の夏の大三角形が昇っています。また、さそり座も南東の空にすでに顔を出しています。夏の大三角形の二つの星、アルタイルとベガは七夕の星で、それぞれ、彦星と織姫星です。

天文現象と関連行事

ちなみに8月は、

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


トップ   編集 凍結解除 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:32