2013年4月の夜空

今月の一番星は何?

日没は、茨城付近では、午後6時〜午後6時半頃となります。

今月の一番星は、日没後、南西の空に、明るい金色にかがやく輝く木星(−2等)です。

夕空の見時

夕方の南の空には、冬の星座が勢ぞろいしています。7つの一等星に加え、真上には非常にまばゆく輝く一番星の木星もあって、空の暗くなって行くのとともに、豪華な星空が姿を現してくるでしょう。

先月に西の空に姿を現した、パンスターズ彗星(C/2011 L4)は、暗くなっていき、日没後の西空では、さらに、高度も落ち、見づらくなりますが、夜明け前の北東の空では、どんどん高度を上げて見やすくなっていきます。ただし、肉眼では見ることができず、双眼鏡が必要となります。

三日月と満月

三日月は13日(土)、半月(上弦)は18日(木)、13日〜17日は、西空に三日月形の月が見られます。満月は26日(金)です。

今月の惑星

南西の空に木星(−2等)が昇っています。宵空で非常によく目立つ明るい星となります。午後8時頃には、土星(0等)が昇ってきます。真夜中に真南に来て、土星の見時となります 。火星(1等)と金星(−4等)、水星(0等)は、太陽に近くなりすぎて、見えません。

見やすい星座

夕方に南西に傾く冬の星座に代わり、春の星座が出てきます。午後8時の南の空には、クエスチョンマークを裏返しにみた星のならび、「ししの大がま」が目印のしし座が出ています 。これを「たてがみ」に見立て、右側を向いたライオンの姿が見えるでしょうか。クエスチョンマークの点の部分が1等星のレグルスです。また、北斗七星が天高くあり、柄の曲がりのなりにのばした曲線の先には非常に明るい金色のうしかい座の一等星(0.0等)アークトゥルス、さらに、伸ばしていくと、白くおしとやかに輝くおとめ座の一等星スピカ(1.0等)があります。うしかい座は、いびつな五角形の下にアークトゥルスがある形、おとめ座は、大きな小文字のyの形の星のならびです。なお、北斗七星の柄からスピカ(さらに、からす座まで)に続く曲線を春の大曲線と呼んでいます。

天文現象と関連行事

ちなみに5月は、

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


トップ   編集 凍結解除 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:37