2012年5月の夜空

今月の一番星は何

日没は午後6時半過ぎとなります。

今月の一番星も、日没後夕焼けの西の低い空に明るく輝く宵の明星、金星(−4等)ですが、高度が低いので、西側が開けていないと見つかりにくいかも知れません。6月6日(水)には、太陽の前を通る金星太陽面通過となるため、どんどん高度を下げていきます。夕焼けが過ぎた後は、赤い火星(0等)が、一番目立つかもしれません。

夕空の見時

宵の明星、金星(−4等)は、夕方、日の入り後すぐ探してください。23日(水)には、月曜に日食を起こした月が早くも三日月となり、この金星と並びます。日の入り後すぐ、西の低い空での現象ですので、西の空が開けているところで、見てみてください。午後7時頃です。

三日月はいつ?

三日月は23日(水)、半月(上弦)は29日(火)、22日〜28日は、西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

今月の惑星

夕方、西の空低く宵の明星、金星(−4等)が輝きます。どんどん高度を上げていきますので、日没後すぐでないと見つからないかもしれません。火星(0等)は、夕方には南の空にあり、夜半頃に沈んでしまいます。また、夕方の南西の空には土星(0等)も輝いています。観望会では土星が見ごろでしょう。この機会に、ぜひ、本当に環っかのある土星を各地の観望会で楽しんでください。

見やすい星座

冬の星座は西の空に沈み始め、南の空に春の星座がいます。
春の星座の探し方は、ほとんど真上にあがっている北斗七星の柄(ひしゃくの形だとするとその持つところ)が少しカーブしているので、その曲がりに沿って、曲線を伸ばしていくと、春の星座の一等星を探すことができます、これを春の大曲線といいますと、普通、説明するのですが、今年は、春の星座に惑星がやってきているために、ちょっと、事情が違います。
北斗七星のひしゃくから延長した春の大曲線は、明るい金色の「うしかい座」の一等星アークトゥルスを経て、「おとめ座」の白い一等星スピカに行くはずですが、今年はもっと明るい金色の土星に先にたどり着いてしまうかも知れません。白いスピカのすぐ左上に土星があるのです。
また、アークトゥルス、スピカをつなぎ、右側に正三角形を作る位置に「しし座」の二等星デネボラがあるはずですが、(春の大三角形といいます。)惑星2つが目立ちすぎて、これらと明るさで負けないアークトゥルスとで作る二等辺三角形の方に目がいってしまい、もともとの大三角形がわかりづらくなっています。 できれば、今年の星空を再現した星図を使って、星座をたどってみてください。

天文現象と関連行事

ちなみに6月は、


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:43