2012年10月の夜空

今月の一番星は何

日没は午後5時半〜午後5時頃となります。

今月の一番星は、日没後夕焼けの西の低い空に明るく金色に輝くうしかい座のアークトゥルス(0等)か、ほとんど真上(天頂)に白く輝くこと座のベガ(0等)です。高度の低いアークトゥルスの方が、見つけやすいですが、西の空に雲があるときは真上のベガの方が見つかりやすいかもしれません。

夕空の見時

日が沈み、空が暗くなっていく西の空低く、金色に輝く、やけに明るい星が見つかります。これは、うしかい座のアークトゥルス(0等)です。そして、空の青みが消える頃、首が痛くなるくらい真上を見あげると、白く輝く明るい星が見つかります。こと座のベガ(0等)です。この色の対比がきれいです。こと座のベガは、夏の大三角形のひとつで、空が暗くなると、他の二つの星、はくちょう座のデネブ(1等)、わし座のアルタイル(1等)も真上で見つかるでしょう。なお、10月いっぱい、日没直後の西の超低空に水星(0等)がありますが、低すぎるので、見つけるのは難しいでしょう。

三日月はいつ?

三日月は18日(木)、半月(上弦)は22日(月)、17日〜21日は、西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

今月の惑星

夕空の南西の空に、赤い星、火星(1等)がありますが、午後7時前に沈んでしまいます。なお、左隣の同じような赤い色の星は、さそり座のアンタレス(1等)で、「アンタレス」の語源、「火星に対抗するもの」のとおり、ちょうど隣の火星と、色と明るさを競い合っています。午後8時ごろ北東の空に木星(−3等)が昇ってきます。金星(−4等)は明けの明星となり、未明の午前3時頃に東の空に昇ってきます。なお、10月いっぱい、日没直後の西の超低空に水星(0等)がありますが、低すぎるので、見つけるのは難しいでしょう。土星は太陽のそばにあり、見えません。

見やすい星座

日没後空が暗くなってくると、真上に夏の大三角形があり、東の空には秋の星座が昇っています。
午後8時頃、首が痛くなるくらい真上を見上げると、夏の大三角形があります。西の方に、こと座のベガ(0等)、北の方に、はくちょう座のデネブ(1等)、南のもう少し見やすい高度に、わし座のアルタイル(1等)です。南西の低い空にちょうど隣に来た火星(1等)と色と明るさを競っている、さそり座のアンタレス(1等)があります。

天文現象と関連行事

  • 10月 3日(水)未明の東の空で、レグルスに金星が大接近
  • 10月 4日(木)〜10日(水)世界宇宙週間(スプートニク打ち上げ記念)
  • 10月 6日(土)木星に月齢20の月が接近
  • 10月 7日(日)SpaceX Dragon 打ち上げ予定
  • 10月 8日(月)下弦
  • 10月13日(土)未明の東の空で金星に月齢27の月が接近
  • 10月15日(月)新月
  • 10月15日(月)〜21日(日)Astronomy Week
  • 10月18日(木)日没後の西の空低く、火星に月齢3の月が接近
  • 10月20日(土)Astronomy Day
  • 10月22日(月)上弦
  • 10月23日(火)ソユーズ(第33次ISS長期滞在要員)打ち上げ予定
  • 10月27日(土)十三夜
  • 10月30日(日)満月

ちなみに11月は、

  • 11月 7日(水)下弦
  • 11月11日(日)未明の東の空低く、金星に月齢27の月が接近
  • 11月12日(月)未明の東の空低く、スピカに月齢28の月が接近
  • 11月14日(水)新月、オーストリア北部で皆既日食
  • 11月17日(土)18:00〜22:00 ふれあいの里星空観望会
  • 11月16日(金)日没後の西の空低く、火星に月齢3の月が接近
  • 11月20日(火)上弦
  • 11月23日(金)12:45〜24日(土)12:00 天文愛好者ミーティング2012(JAAA2012)
  • 11月27日(火)夜明け前の東の空で、土星に金星が大接近
  • 11月28日(水)半影月食、満月

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

  •  8日(月)の下弦から17日(水)頃まで、星雲星団、天の川の見頃となります。
  • 10月も、天の川の見時です。ぜひ、双眼鏡で天の川くだりをしてみてください。さすがに、星が見えない日は無理ですが、星座の形がわかるくらいの星が出ていれば、肉眼で天の川が見えなくても、そのあたりを、双眼鏡で流してみてください。細かい星が、急にたくさん視野に入ってきて、感動することでしょう。また、北側のカシオペア座方向に流れ下ると、明るい星(3〜4等星)も増えてきて、違った趣になってきます。
  • 秋の星座といえば、カシオペア座がありますが、この星座と隣のペルセウス座の間に二重星団というふたつの星の集まりが隣り合わせになっている見所があります。ちょうど、双眼鏡でよくわかる対象ですので、探してみてください。たくさんの星がごちゃっと集まっているのが二つ隣り合っているのがわかるでしょうか。また、アンドロメダ座が昇ってきますが、ここにはアンドロメダ座銀河があります。写真で見るようなきれいではっきりしたものには見えません。何かぼーっとして、何かそこになるのかな?薄い雲かな?位の見え方ですが、これも双眼鏡で一番良くわかる対象です。秋の四辺形の一つの星からアンドロメダ座のカーブをたどって3つ目、さらに上(カシオペア座側)に暗い星を3つたどった星の右上の方にぼーっとしたものがあるかなという感じです。よく晴れた日に挑戦してみてください。

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:39 (1641d)