2011年8月の夜空

今月の一番星は何?

今月の一番星は、南西の空高く金色に輝くアークトゥルス(0等)です。東の空ほとんど真上に白いベガ(0等)も同じくらいの明るさですが、真上過ぎるのと色が白くて、夕空でまだ明るさの残る空に溶けて、見つけづらいかもしれません。夕焼けが終わり、空が暗くなりはじめると、ベガの明るさが急に目立ってきます。ベガは七夕のおりひめ星ですが、ひこ星アルタイル(1等)が南東の空低いところにあり、北東には、はくちょう座のデネブ(1等)があります。

夕空の見時

南西の空高くまばゆく金色に光る、うしかい座のアークトゥルス(0等)が美しく、真上には、白色のこと座のベガ(0等)が、光っています。そこから下、南の方に、わし座のアルタイル(1等)、北の方には、はくちょう座のデネブ(1等)が見つかります。この3つの星で夏の大三角形です。南東の空には金色の土星(0等)が見え沈んでいきます。

三日月はいつ?

三日月は2日(火)、半月(上弦)は6日(土)、その間は西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

今月の惑星

日暮れには、南東の空に金色に輝く土星(0等)が見え始めますが、午後8時半頃には沈んでしまいます。そろそろ土星も見納めでしょうか。
午後10時半には、東から木星(−2等)が昇ってきます。いよいよ木星観測の好機です。

見やすい星座

夕方の東の空から夏の星座が昇ってきます。

夕方には春の名残のうしかい座アークトゥルスが西の空に高くまばゆいですが、夜空が暗くなると、こと座のベガがそれに負けじと空の真上で白く明るく輝きだします。こと座のベガから北東に、はくちょう座のデネブ(1等)、南東にわし座のアルタイル(1等)があります。この3つの明るい星が、直角三角形を作っています。夏の大三角形です。ベガとアルタイルは、七夕の星です。ベガが「おりひめ星」、アルタイルが「ひこ星」です。この二つの星の間を、天の川が流れています。デネブは天の川の中にあります。午後10時ごろには、天の川が真上に来ます。天の川の見時です。月の無い夜(1日〜6日、26日〜9月3日)、空の非常に暗いところに行く機会があり、運良く晴れたら、ぜひ挑戦してみてください。

天文現象と関連行事

ちなみに9月は、

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:37