2011年5月の夜空

今月の一番星は何?

今月の一番星は.....難しいです。こういうときこそ、みんなで一番星探しをしましょう!南西の空、非常に低くなったシリウス(−1等)か、北西の空に低いカペラ(0等)か、はたまた、東の空から昇ってくるアークトゥルス(0等)か、あるいは、南東の空に昇る土星(1等)か。西南西のプロキオン(0等)にも可能性があります。6月22日の夏至に向けて日脚が伸びていくので、日暮れも遅くなっていきますが、夕暮れに空を見る機会がありましたら、ぜひ、あちこち見て、一番星を探してみてください。

夕空の見時

東の空高くまばゆく金色に光る、うしかい座のアークトゥルス(0等)が美しく、北西の空には、金色のぎょしゃ座のカペラ(0等)がまだ、冬の名残で輝いています。南東の空には白い土星(0等)が見えています。
11日(木)には、土星に満月前の月が近づきます。

三日月はいつ?

三日月は6日(金)、半月(上弦)は11日(水)、その間は西空に三日月形の月が見られます。晴れたら見てみてください。

今月の惑星

日暮れには、南東の空に金色に輝く土星(0等)が見え始めます。土星の見ごろです。輪がある土星の姿をぜひ望遠鏡で確かめてください。昨年、ほとんど真横で、輪というより土星本体に刺さる串のような見え方でしたが、今年は、輪という感じがわかると思います。
11日(水)〜12日(木)日の出前、午前4時前ころ、東の空非常に低いところで金星木星が接近し、水星火星も近くにあって、4惑星が集合しています。非常に低いところで、太陽にも近いので、昇ってきて(午前3時半頃)、見つかったと思ったらあっという間に夜が明けて、見づらくなってしまうでしょう。この日以降、木星が高度を上げて離れていきますが、今月中は、惑星が集まっている様子が楽しめそうです。今月は、ぜひ早起きして、東の開けたところで、惑星の競演を見てください。非常に高度の低いところでの現象ですので、何も障害物がないところがよいのですが。

見やすい星座

星座はすっかり春になっています。

宵には、南の空に春の星座が昇っています。春の星座を探すには、まず、北の空、ほとんど真上に昇ってきている北斗七星からたどります。北斗七星の柄の部分は、ゆるくカーブしていますが、この曲がりなりに曲線を延ばしていくと非常に明るい金色の一等星アークトゥルスが見つかります。さらに曲線を延ばしていくと、少し暗めの白い一等星スピカにたどり着きます。アークトゥルスはうしかい座、スピカはおとめ座の一等星です。アークトゥルスとスピカを直線で結び、右側にもうひとつの星で三角形を作る位置に星を探すと、二等星が見つかります。しし座の尻尾にあたる星、デネボラです。デネボラの左側(西側)には、大きな裏像のはてなマーク(?)があり、「ししの大がま」といってしし座のたてがみと心臓にあたります。心臓の星の一等星はレグルスです。ししの大がまと尻尾の間に胴体があり、曲げた前足と伸ばした後ろ足が伸びていますが、たどれるでしょうか?また、この作った三角を春の大三角形、先ほどたどった長いカーブを春の大曲線と、天文好きの間では呼んでいます。うしかい座は、アークトゥルスとその上側のいびつに縦に伸ばされた五角形、おとめ座はスピカを含んでその上側にたどれる大きな小文字のyの字ですが、わかりますでしょうか?
と、ここまでは、毎年恒例の鉄板説明なのですが、今年は、この話が通用しませんので、ご注意ください。スピカの左上にもっと明るい土星があって、春の大曲線が、スピカにたどれず、土星にたどり着いてしまいます。本当の大曲線の星スピカは、その斜め下のもっと暗い一等星の方です。また、春の大三角形も、スピカとデネボラの間に土星が挟まって、三角形がよくわからなくなっています。得意顔で、「ここに春の大三角形が......」と説明すると、「三角形がない!」と、まごつくことになります。

見やすい(かも)天文現象

  •  1日(日)明け方の東の空低く、水星、金星、火星、木星、月齢29の月が大集合
  •  2日(月)明け方の東の空低く、月齢29の細い月が火星に接近
  •  3日(火)新月
  • 11日(水)上弦
  • 11日(水)〜12日(木)明け方の東の空低く、金星、木星が接近、水星、火星も近くにあり4惑星が集合
  • 14日(土)月齢11の月が土星に接近
  • 16日(月)明け方の東の空低く、木星と水星が接近
  • 17日(火)満月
  • 21日(土)明け方の東の空低く、火星と水星が接近
  • 23日(月)明け方の東の空低く、火星と金星が接近
  • 25日(水)下弦
  • 27日(金)明け方の東の空で、月齢24の月が天王星に接近
  • 29日(日)明け方の東の空低く、月齢26の月が木星に接近
  • 31日(火)明け方の東の空低く、月齢28の月が金星に接近、近くに火星、水星、少し離れて木星あり

ちなみに6月は、

  •  1日(水)明け方の東の空低く、水星に月齢29の月が接近
  •  2日(木)部分日食 日の出直後、東北以北
  •  2日(木)新月
  •  9日(木)上弦
  • 10日(金)おとめ座γ星に土星が接近
  • 11日(土)土星に月齢10の月が接近
  • 16日(木)月没帯食(関東以西、水戸では皆既直前に沈む)
  • 16日(木)満月
  • 22日(水) 2:16 夏至
  • 23日(木)下弦
  • 24日(金)未明の東の空で天王星に月齢22の月が接近
  • 26日(日)明け方の東の空低く、木星に月齢25の月が接近
  • 29日(水)明け方の東の空低く、火星に月齢28の月が接近
  • 30日(木)明け方の東の空低く、金星に月齢29の月が接近

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

  • 前月から引き続き、4日(火)の新月を挟んで、6日(金)頃まで星雲星団、天の川の見頃となります。
  • 6日(金)の三日月〜17日(火)の満月まで月がきれいです。
  • ふたご座のポルックスとしし座のリゲルの間を双眼鏡でたどると、細かい星の集まりが見つかります。プレセペと呼ばれる散開星団です。かに座の真ん中にあたります。
    春の大三角の下の角(スピカ側)を上に折り返した位置にりょうけん座の二等星のコル・カロリがみつかります。(コル・カロリ、アルクトゥルス、スピカ、デネボラの4つで春のダイヤモンドという人もいます。)このコル・カロリとデネボラの間を双眼鏡で見ると、非常に美しい星の集まりが見つかります。双眼鏡の視野いっぱいに明るい星が散らばっています。双眼鏡での一番の見所とも言ってもいい場所ですが、ここが、美しい髪を象徴する「かみのけ座」そのものです。かみのけ座散開星団ともいいます。1915年にフィリベール・ジャック・メロッテによって作られた星雲星団のカタログ「メロッテカタログ」の111番目に見られるので、メロッテ111(Mel.111)と呼ぶこともあります。

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。

天文宇宙関連行事

  •  2日(月)〜 8日(木)Astronomy Week (by Astronomical League)
  •  7日(土)Astronomy day (by Astronomical League)
  •  7日(土)International Sidewalk Astronomy Night 2011 - 世界一斉まちかど観望会の夕べ
  •  8日(日)以降 スペースシャトルSTS-134(エンデバー)打ち上げ

    6月の主な行事

  •  1日(水)〜 3日(金)全国プラネタリウム大会・琵琶湖2011
  •  7日(月)古川宇宙飛行士を乗せたソユーズ(TMA-02M)、国際宇宙ステーションに向けて打ち上げ(第28/29次長期滞在)
  •  8日(火)関東地方梅雨入り平年
  • 16日(木)「皆既月食」を世界中で見よう? Eclipses without Borders
  • 20日(月)〜22日(水)日本公開天文台協会(JAPOS)第6回姫路大会 (会場:姫路科学館、宿泊:星の子館)
  • 22日(水)100万人のキャンドルナイト、夏至ライトダウン(ブラックイルミネーション)
  • 22日(水)Seasons Without Borders
  • 25日(土)〜26日(日)天文同好会サミット2011 (会場:東京未来大学)
  • 28日(火)スペースシャトルSTS-135(アトランティス)打ち上げ(スペースシャトル最終打ち上げ)
  •  7月 7日(木)七夕ライトダウン(クールアースデイ)

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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:39 (1574d)