2011年3月の夜空

今月の一番星は何?

上旬は、日没と同時に、西の空低く、金色に輝く木星(−2等)ですが、中旬ぐらいから夕日に近くなりすぎて見づらくなり、代わって、南の空に白く輝く、おおいぬ座のシリウス(−1等)が一番星となるでしょう。

夕空の見時

木星に代わって南の空のシリウスが一等星となり、そこから冬の大三角形、グレートGと冬の星座がたどれます。
7日(月)に、まだ西の空低く残る木星に三日月が近づきます。 11日(金)には、夕方の南西の空で、まだ細い月齢7の月が「すばる」(プレアデス星団)と並びます。小さな双眼鏡で美しいかもしれません。

三日月はいつ?

三日月は7日(月)、半月(上弦)は13日(日)、その間は西空に三日月形の月が見られます。

今月の惑星

上旬は、日没後西の空低く、金色に輝く木星(−2等)が見えますが、すぐ沈んでしまい、中旬には、沈んだ太陽に近くなりすぎて、見づらくなります。
午後7時過ぎには、春の星座とともに、土星が昇ってきて、午前0時頃には南の空で0等で輝いています。そろそろシーズン到来です。
明け方の南東の空に金星(−4等)が明るくまぶしく輝いています。早起きをしたら見てみてください。
火星は、引き続き、見かけ上太陽に近く、見づらい状態が続きます。

見やすい星座

夕空には、おおいぬ座の一等星シリウスが一番星として輝き始め、冬の大三角形から、きらびやかな冬の星座をたどることができます。
シリウスの右上、左上にある明るい一等星を結ぶと大きな三角形「冬の大三角形」を作ることができ、左上の一等星ベテルギウスが三ツ星のベルトを持ち、長方形の星の並びのオリオン座の左肩にあることがわかります。この長方形のベテルギウスの対角にあるのが一等星のリゲルです。オリオン座の右に赤いおうし座の一等星アルデバラン、さらに高いところにひときわ明るく金色に輝くぎょしゃ座の一等星カペラがあります。冬の大三角形の右上をなす星はこいぬ座の一等星プロキオンですが、その上には斜めにふたつ仲良く並んだ星があり、下側の星が一等星ポルックスです。上側の2等星カストルとともにふたご座の星です。これらの冬の一等星をアルデバランからカペラ、ポルックス、プロキオン、シリウス、リゲル、ベテルギウスとたどると天上に大きな大文字のGの字ができ、グレートGと呼ぶこともあります。
東の空にはしし座が昇ってきて、春の星座の到来です。午後8時頃にはしし座が南東の空に駆け上がり、春の星座引き連れてきます。

見やすい(かも)天文現象

ちなみに4月は、

双眼鏡、小望遠鏡のある人は

※双眼鏡は、倍率6〜10倍で口径30〜50mmを推奨します。

天文宇宙関連行事

4月の主な行事


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Last-modified: 2014-12-27 (土) 13:33:38